こんにちは日本共産党の渡辺みつるです

日々の活動を書き込みしています。
ご意見や要望などをお寄せください!
お待ちしています。

議会運営委員会の視察報告!

2010年11月05日 22時08分16秒 | インポート

 昨日から1泊2日の日程で議会運営委員会の視察で宮城県・石巻市議会と仙台空港のある宮城県・名取市議会の“議会改革”を含めた議会運営を学んで来ました。これまでの議会(委員会なども含め)視察は通常、2泊3日で行っていましたが、今回初めて日程を短縮し、議会自ら費用削減を試みました。費用削減だけが良いということではありません。目的があれば当然、距離的な問題も含め2泊3日も必要だと思います。ただ今回の視察で、1泊で2市を視察するハードな体験でしたが、正直疲れました。

 昨日視察した石巻市(人口約165.000人)には驚きました。駅前が市役所なんです。苫小牧では、旧丸井デパートかエガオのようなイメージです。もともと、老朽化していた庁舎を建設する予定で土地を確保。そこに駅前にあったデパートの撤退話。なんと持参金付?(2億円)で内装費に約30億円を投資し市役所に変身したそうです。ユニークなのは、1階はスーパー(賃貸)、2階以上が庁舎で議会は元映画館を活用していました。どこでも駅前商店街の活性化が問題になっていますが、市と市民の判断と条件がマツチしたのでしょう。議員定数は34人ですが、毎議会の質問数は26人前後です。質問は1問1答方式を採用。既に、北海道の栗山町を視察し、議会基本条例・議員政治倫理条例を今年4月に議決し、議会だよりは全世帯に配布していました。

 今日は午前中に名取市(人口72.150人)を視察。市域内に仙台空港があり、利便性などで人口が増えている活気のある街。ちなみに、宮城県内で“住みたい街NO1”(全国でも25位)と説明されました。珍しい?と言うか、私としては初めての体験ですが、視察に議会運営委員長が最後まで応対・説明してくれました。

 ここでも、議会だよりは全世帯に配布していましたが、市民の約7割が読んでいる(市民アンケート調査より)とのこと。2年前から議会改革の一貫として議員手作りの報告会を取り組んでいました。市民の反応に対し、議会運営委員長さんから「とにかく失敗を恐れず、実行し改善するという気持ちで取り組んでいる」との説明。傍聴者も増えているそうです。

 両市を視察して新たな発見は、議長は“会派に属さない”という点。そして、質問は1問1答方式。理事者との事前レクチェアはない、とのことでした。

 今回の視察を参考に、議会だよりの発行、質問形式、議会基本条例など議会改革を具現化する必要性を学びました。