疲れているか?それとも年齢的なものなのか?ちょっとした“物忘れ”が多くなりつつあります。電話をかけるとき相手先の番号を調べるために携帯電話を見ながらかけると、そのまま机に置き離しにして、後で(携帯電話用)ベルトケースを触って置き忘れに気がつくことがあります。まだ何処に置いたのか気づくだけ大丈夫と自問自答しています。
そんな話を訪問先で話したら、「(私たちにしてみたら)そんなことは日常的なこと」と叱咤激励されました。今日の午後のこと。久々に○○町に用事があって後援会員宅を訪ねたところ、「どうしたの?あがってコーヒーでも飲んで行きなさい・・・」と応接室に案内されました。扉を開けるとにぎやかな笑い声。何と6人の先客がいたのです。「あら、どこかで見たことがあると思ったら渡辺さんじゃないの!」とみなさんに歓迎されました。「いつも、こうして私を心配して集まってくれるの。何か楽しい話でも聞かせてくれるのかい・・・」と温かいコーヒーを差し出てくれました。集まっている方々の平均年齢は70歳前後。お茶ではなくコーヒーを飲んでの談話には正直驚きました。「お砂糖はいくつ?」と聞かれ、とつさに「(性格が)控え目なので?糖分も控えているんです」とごく普通の返答をしたつもりでしたが、一斉に笑い声。「座布団何枚ほしいの?」と逆襲されました。さらに私の顔を見るなり、「そういえば、ちょっと見ないうちにスマートになったネ。ダイエットしているの?」と冷やかされました。
ちょうど“おやつ”の時間帯だったのか、各自が持ち寄った袋から次々にテーブルの上に食べ物が並びました。さすがに、年齢相応の物ばかり。“パン”に“つけもの”。最後には昔なつかしい“ウエハース”が出てきました。「つけものとコーヒーも以外と合いますネ?」と言ったら、「この漬物はどこにでも売っていない貴重なもの。きゅうりの味噌漬け・・・」と珍しいものを食べさせて頂きました。
「こんなに集まっているんだから何か政治の話はないの。テレビ(国会中継)を見ていても、何も面白くない。また、介護保険料が上がる話が出ているけど、何で年寄りばかりいじめるのか・・・」と共通の声でした。「この歳でまさか“政権”が変わるとは思わなかったが、良く考えたらあの方々、昔は同じ党の人たちだものネ。名前を変えただけ。渡辺さんのところだけは党名を変えないで頑張っているが、もっと頑張ってほしい。判る人は判っているから・・・」と激励されました。気がつくと、顔だけ出したつもりが、30分間もお邪魔して楽しい”コーヒー懇”の場となりました。