今朝は早朝ウォークも定例朝宣も止めて、航空自衛隊千歳基地(2空団)に行ってきました。今日から事実上4回目となる在日米軍再編に伴う訓練移転(日米共同訓練)がはじまりました。今回ははじめて体験する“タイプⅡ”です。今回の訓練には、沖縄・嘉手納基地所属空軍第18航空団で、参加規模は米軍F15戦闘機が12機程度で人員は約190名。航空自衛隊は千歳基地所属第2航空団からF15戦闘機が8機程度、さらに三沢基地所属の第3航空団からF2戦闘機が6機程度参加する戦闘機戦闘訓練です。期間は今日から11/19(土日を除く)までの10日間。
これまで訓練移転の開始日には米軍と北海道防衛局が関係自治体・報道機関などに現地説明会を開くルールがあり、私も含め説明会に参加する議員は午前8時20分に市役所に集合。市営バスを貸切って参加してきました。
現地説明会と言っても十分な説明ではありません。「とにかく時間がないので・・・」と質疑時間は僅か30分間程度。午前10時から米軍からエド・グーリック報道部長と通訳も含め 嘉手納基地所属のヒガ報道官(女性)によるブリーフィンク(概略説明)が行われました。時間制限は30分間です。説明に20分間を使用して嘉手納基地の説明です。私は昨年嘉手納基地を視察していますが、その時と同じ説明でした。質疑で私は「今回、嘉手納基地から12機飛来するが、その間嘉手納基地では外来機の訓練が行われないのか?」と質問。この質問の意図は、嘉手納基地の訓練移転=“沖縄の負担軽減”になると強調しているから・・・。それに対し「今回予定の12機のうち今日は6機飛来し、残りは支援機として飛来する。嘉手納基地での外来機の訓練は行わないが給油等で外来機の飛来は想定される」と初めて明らかにしました。
その後、北海道防衛局(古川企画部長)から配布資料に基づく説明が20分程度あり、残り時間(10分程度)の質疑。私もさらに1点「外出などについて事前に関係自治体に報告するのか?」と質問しました。これに対し「(外泊・外出)翌日確認する。事前に関係自治体には連絡はしない。外出時には通訳を同伴し、道防衛局は巡回してトラブル防止に努める」と事件・事故を不安視する質疑に対し誠意ある回答を示しません。
今回も現地説明会に参加して感じたことは、単なるアリバイづくりの説明会であり、もつと質疑時間を十分とることが必要です。知らず知らずに“慣熟”されていくことに危機意識を持ちました。
明日は訓練移転に反対する苫小牧実行委員会でデジタル騒音測定器で騒音調査を行います。