こんにちは日本共産党の渡辺みつるです

日々の活動を書き込みしています。
ご意見や要望などをお寄せください!
お待ちしています。

就学援助と生活保護行政に異議あり!パート1

2012年06月22日 20時03分25秒 | インポート

 昨日は“夏至”というのに台風の影響もあり、朝目覚めると外は雨模様。さすがに朝ウォークは中止しました。

 6月定例議会の一般質問も2日目に入り、今日だけでも7人の議員が登壇。色々な角度から各議員の質疑を聞いて勉強になりますが、黙って座って聞いていると時々“睡魔”が襲ってきます。特に午後の時間帯は集中力が切れるだけに厳しいものがあります。そんななかで、大変なのは議長と補佐する議会事務局の方々、そして答弁する市長をはじめ理事者のみなさんです。常に、ケーブルTVカメラと(ライブで)ネット中継されているだけに、睡魔とのたたかいは大変です。“睡魔”対策として、昼食を食べないようにしている部長さんもいると伺っています。

議会では、一般質問と同時並行で副議長辞任に伴う新しい副議長選任のために断続的(昼食休憩、午後5時から)と会派代表者会議を開いています。誰が後任となるかは現段階では判りませんが、市議会はじまっての任期途中での出来事だけに議会運営上支障のないように、会期中に後任の副議長選出が急がれています。

 さて、今日から一般質問でとりあげた項目を書き込みます。今日は、教育行政と生活保護行政に関わる問題を紹介します。

 市内の児童・生徒数は14.406人(H22.5.1)いますが、就学援助数は2.500人(17.4%)と微増です。厳しい経済状況が反映し、生活保護世帯が増加しています。

今回、小学校5年生と中学校2年生が対象となる「宿泊研修」についてとりあげました。

市教委が各学校経由で保護者向けに配布している「就学援助についてのお知らせ」には学校給食費や修学旅行など8項目が、掲載されていますが、何故か「宿泊研修費」が記載されていないことを発見しました。何故、そのことに疑問を持ったか?就学援助を受けている保護者と生活保護を受けている保護者から相談を受けて事態の深刻さを発見しました。

ある中学校が611日付けで保護者向けに出した「宿泊研修のお知らせ及び費用収入のお願い」の連絡文書には、就学援助を受けている保護者を含め2週間後の625日という納入期日が明記。その欄外に、「就学援助を受けられているご家庭も費用納入をお願いしますが、12月中旬に交通費・施設見学料のみ限度内で支給されます」と追記されていました。そもそも、準用保護世帯に該当する保護者に僅か2週間で「宿泊研修費」の納入をさせることは、まさしく教育的配慮が欠けている実態があります。そのことは、答弁で教育長、学校教育部長も認め改善を約束しました。

問題は、就学援助を受けられる項目に、“宿泊研修費”が書かれていないことです。まさに、矛盾する文章が保護者に出されていたのです。

しかも、生活支援課から頂いた過去5年間の資料では「宿泊研修」にかかる教育扶助は、生活保護法第8条と厚生労働省社会・援護局長通知に明記している「校外活動参加費」の特別基準に該当するのに、その対象者が607人(5年間で)中、受給件数は僅か20人、率にすると3.3%という実態に驚きました。ほとんどの生活保護受給者の保護者が知らないで負担していたことが明らかになりました。

私は、この問題は市教委がしっかり保護者への説明責任と情報開示Img_5920 をしていないこと。さらに市教委は、その専門的知識を持つ生活支援課との情報の共有が出来ていない結果であるが明らかになりました。(質問のなかで怒ってしまいました!!)

明日は別の問題を書き込みますが、法を遵守すべき行政のやるべき仕事ではありません。直ちに、保護者に対し改善の連絡文書を提出することを約束しましたが、こんなことをしているのは、苫小牧市だけですかネ。