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教育行政のゆがみ!

2012年06月27日 20時58分00秒 | インポート

 6月号の広報とまこまいの表紙に美味しそうに給食を食べている子どもが写っていました。(偶然ですが知人の子どもさんでした)

 その学校給食に関わって6月議会の一般質問で取り上げましたので、内容を書き込みたいと思います。

 4月から新しい“第1学校給食共同調理場”がオープンしたことで、受け入れる学校の状況を調べて見ました。市内小・中学校39学校(山なみ分校を含め)のなかで28学校(10.106食分)に“第1学校給食共同調理場”から配送されています。ある3階建ての中学校を調査すると、配膳室にある「給食用専用エレベーター」を使用しないで、先生や生徒が1階に配送された給食を手分けして運んでいる実態が判りました。その理由は、食器が増えて(私が議会でとりあげ改善したことで)以前使用していたコンテナが少し大きくなったことが要因のようです。何故、事前に学校現場を調査し、コンテナ問題を検討しなかったのか?と誰もが疑問に感じることです。学校現場では、以前と違う作業が増えたことで、午後の授業にも影響が出るため、先生たちが大変な苦労をしています。(第2学校給食共同調理場からの配送は問題なし。“第1学校給食共同調理場”でもエレベーターがないところは問題なし)

 “第1学校給食共同調理場”から配送している学校で、配膳室なども含めエレベーターが設置しているのは7校ありますが、同様な混乱が起きていると推測します。

 私は、市教委に対し、「何故、給食専用エレベーターが使用出来ないコンテナを導入したのかその理由と、配膳員の増員や、配送時間と回収時間の改善」を提案しました。同時に、「これから建設予定の“拓進小”は新しい給食用コンテナ対応のエレベーターを設置するのか」と伺ったところ、実態とかけ離れた教育長、学校教育部長の答弁に驚きました。

市教委としては、午後の授業に影響しない対策のひとつとして、「配送・回収時間の変更を各学校に会わせて2学期から改善する」と約束しましたが、「エレベーターの設置目的はあくまでも児童・生徒など障がい者対応であって、給食用で設置していない。この考え方で“拓進小”の建設では最初から旧式コンテナ対応(13人用)のエレベーターを設置する」との答弁です。

私は、教育長と学校教育部長に対し、「貴方たちは、給食時間に対応している学校現場に足を運んで実態を見ているのですか?」と思わず大きな声で質問してしまいました。「給食は教育の一環・・・」と言いながら、現場に混乱を作るのは問題と思います。配膳員さんの配置基準を調べると小学校の場合、7~19学級は一人、20~39学級は二人。そして40学級以上は3人となっていますが、“拓勇小”は41学級で二人の配置(3人必要ですネ)。ここにも、配膳員さんの負担があります。見えないところで、教育行政に検討・改善すべきところがたくさんあることが明らかになりました。