こんにちは日本共産党の渡辺みつるです

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現地説明会のあり方が問われる!

2009年04月20日 20時11分15秒 | インポート

 今日の午前中、航空自衛隊千歳基地内で行った「米軍戦闘機の訓練移転(日米共同訓練)」の現地説明会に参加してきました。「こんな説明会なら、来なければ良かった・・・」、「あの答弁(北海道防衛局)では、質問に答えていない」など苫小牧への帰路のバスのなかで参加した議員から不満の声が出されていました。(同感です)

現地説明会は午前10時半から米軍(クリストファー・フルーム少佐)にImg_05191 よるブリーフィング(説明)が行われ、これに対し30分程度の質疑があって、私は①岩国基地にはFA18Dホーネット戦闘攻撃機(複座)12機(6ヶ月ローテーション)、FA18Aホーネット戦闘攻撃機(単座)12機(6ヶ月ローテーション)、さらにFA18Cホーネット戦闘攻撃機(単座)12機(常駐部隊)と3種類のタイブがあるが、今回は何故FA18Dが飛来しての訓練なのかその理由②米軍の外出に関して説明しているが、「外泊」の考え方の2点を質問。回答は①については「かみ合っていない」答弁で、質問の意味が理解されていないように思いましたが、一人1回の質問なので再度聞くことが出来ませんでした(消化不良)②については、夜間の外泊計画はあるが「外泊はしない」と言及。「米軍に定められた基準に従って規律を維持したい」との説明でしたが、基準が守られるのなら事件・事故は起きない、と率直に思いました。その後、北海道防衛局の訓練内容の説明がありましたが、既に報道されている範囲。質疑に入りましたが、「11時30分までに」と何度も繰り返し、私は2分前に挙手しましたが、無視されて質疑は終了するという傲慢な民主主義のルールもない説明会に納得出来ませんでした。こんな運営を今後も進めるのなら、「現地説明会」の意味が薄れます。危険なのは「こんな運営に、意味がない」と参加しなくなることが起きれば、相手側の術中にハマってしまうことです。

「現地説明会」は今回で3回目ですが、改善が求められます。例えば、事前に質問を提出し、回答(文書で)は当日に配布し、さらに再質問を行う方式。質疑時間をもっと十分とるように強く要請しなければなりません。

「沖縄の負担軽減」についても、「資料を持ち合わせていない」と逃げる回答では、訓練移転のそもそも論が問われます。

説明会の終了後、テレビ局から取材を求められました。「今日の説明会をどのように受け止めますか?」との問いに、「質問と答弁がかみ合わず、誰もが納得していない。『沖縄の負担軽減』と言える資料も出せず、論点を国内の米軍基地の負担軽減に切り替えている・・・」とインタビューに答えました。

帰宅後、地元新聞に「訓練期間中に岩倉市長がドップセールスで上京」との見出しを見て、この時期にトップセールスなどで上京する意義の説明責任を果たしていない中で、「危機管理意識の欠如」が問われる問題と感じたのは私だけでしょうか。


高齢者就労対策の充実を!

2009年04月19日 17時22分09秒 | インポート

 新年度を迎えた4月になるとPTA、町内会、各種団体の総会が一斉に行われ、自宅には総会案内が送られてきます。昨夜は町内会、そして今日は特定非営利活動法人(NPO)の定期総会に参加。(添付写真)来賓として挨拶をさせて頂きました。Img_05151

来週には(私が会長を務める)団体の総会、PTA活動などもあり、結構忙しい月です。

暦を見ると今日から4月第4週に入り、明日からは千歳基地では3回目となる米軍機の訓練移転が始まります。私は、明日の現地説明会(千歳基地内)に参加します。過去、現地説明会が2回行われていますが「設定時間が限られている」なかで、北海道防衛局の説明時間が長く、質疑になると「質問は一人一問」と注文がつき、「簡潔にお願いします」というもの。参加した議員などからは、いつもブーイングの出る説明会です。私は与えられた質問権利を行使するために、「慣熟飛行」などについて質問していますが、回答はかみ合いません。当然、突っ込むと「防衛上の問題」とか「手元に資料を持ち合わせていない」などと逃げの戦法です。でも、聞く機会に聞かなければ後で後悔しますし、「誰もが気軽に参加出来る現地説明会ではない」だけに、明日もしっかり質問するために勉強しています。

さて、話を冒頭に書いた特定非営利活動法人(NPO)の定期総会に戻しますが、理事長さんの議案説明のなかでの一説を紹介します。NPO担当の道職員から電話があり「何か手違いでも・・・」と思ったところ、「会員名簿を見ると最長81歳など70歳以上の方々の名前が登録されていますが、働いている実態があるのですか」と質問されたそうです。理事長さんは「登録している高齢者の方々はそれぞれ長年の(技術を生かした)経験で意欲をもって頑張っている」と回答すると驚き、逆に褒められました、と説明されていたのが印象的でした。

「年金だけでは生活が出来ない。高齢者であっても働く人々が大事にされる」こうした高齢者の就労支援事業を目的にNPO法人が設立しました。事業内容は、他にもホームレス対策など福祉対策事業、環境保全事業、文化事業など正直、「お金」にならない「逆に出費になる」事業を積極的に取り組んでいます。ですから、総会には生き生きした参加者の顔がありました。

高齢者の就労支援事業を国、自治体が積極的に打ち出すことも「経済対策」・「雇用対策」につながり、生きた景気対策になると私は感じました。


機が熟す!

2009年04月18日 17時43分50秒 | インポート

 今日(土曜日)は閉庁日でしたが、ニュージ-ランド・ネーピア市訪問団(10人)の来苫の歓迎式を議場(市庁舎11階)で行い、市長ら理事者、傍聴席には市民が参加。私たち議員30人も全員出席しました。ネーピア市とは1980年に姉妹都市の盟約を結び、5年ごとの相互訪問交流を行っています。ネーピア市へ訪問使節団として参加した「コール・ヴォイジャーズ苫小牧男声合唱団」が「野バラ」など英語で3曲を披露。すばらしい歌声に感動しました。明日の夜の姉妹都市交流会(苫小牧ニュージ-ランド協会主催)に参加します。

Img_05081  午後から後援会員宅で佐藤昭子さんと一緒に「お茶懇」に参加。(添付写真)「定額給付金の手続きを行ったが、あれで景気が良くなると思わない」、「今日の新聞に麻生さんの支持率が報道されているが、私たち年金生活者には何ら恩恵を受けるものはない。後の借金払いに消費税増税ではたまらない」など「バラマキ経済対策」に批判の声が続きます。「『エコ』と言えば聞こえが良いが、この年で自家用車は買わないし、家の建て替えもない。息子たちも先行き不透明で不安がっている。早く選挙をして自・公政権を変えてほしい」と質問が途切れません。佐藤さんからは9区管内を訪問したなかで、ある保守系の幹部が「自民党も駄目だか、民主も(西松建設献金問題で)駄目だネ。もともと兄弟だからやることは同じ。共産党さんに頑張ってほしい」と言われたエピソードを紹介。前回よりも党派を超えた期待の声が強い、との報告に参加していた人たちの顔も。その話を聞いていた参加者から、「我が家にポスターを貼っていたら、お宅は共産党さんかい?と言っていた人が、最近は『頑張ってネ』と声をかけてくれる」と党への期待の広がりを紹介してくれました。

佐藤さんの話に法事(住職の法話)での一説が紹介。「ヤシの実が稔るまでに100年かかる。昔、インドの国王が視察に出かけた先で、畑でヤシの種をまいていた老人を見て、『何と無駄なことをしているのか』と笑った。その老人は、『いま飲んでImg_05141 いるヤシの実は100年前に誰かが種をまいたものです』と言い返した。人生には無駄なものはない、との教え。(私の)今の頑張りは、必ず実を結と信じています」との訴えは説得力がありました。

帰路、新苫小牧川(啓北-桜木)を見ると、一足早い「鯉のぼり」が飾られました。(添付写真)元気な「鯉のぼり」を見て、外国特派員協会で講演した志位委員長の「日本共産党の『元気』の源は何か」(4/10発行1冊100円パンフ)を読み返しました。


問われる危機管理意識!

2009年04月17日 16時34分16秒 | インポート

 新聞報道を見た市民から「どうして、何度も『危機管理意識の欠落』が起きるのか。いくら組織機構の見直しで『危機管理室』をつくっても意味がないのでは・・・」と行政に対する厳しい批判の電話が寄せられました。

私は以前から議会質問で「PCB」の保管問題、「アスベスト」対策、「ミートホープ」事件に関わって、「『縦割り』行政によって事例を担当部局まかせで解決する手法が問題解決を遅らせている。事例をもっと横断的に共通課題として捉え、再発防止策として、教訓を生かした危機管理が必要では」と提案したことがあります。でも市民の声があるように、残念ながらその提案は生かされていません。その後も第2給食センターの石綿(アスベスト)飛散、さらに不発弾に似た不審物での対応について、市長など理事者への報告がされていない事実が明らかになりました。過日の総合開発特別委員会(米軍戦闘機千歳基地での訓練移転)では「危機管理室」の担当職員は同席していませんでした。万が一、米兵のよる事件、米軍機の事故が起きたら「危機管理室」は機能するのか、と議論になった矢先でした。私は、「人によって部署(役職名も含む)をつくるような人事は意味はなさない」と思います。その必要性と理論があって組織機構が出来上がるもの。ネーミングもその一例です。市役所に行くと、新設した「案内板」を見なければ、どこにどんな部・課があるのか判りません。失礼な言い方ですが職員にも浸透されていない?と思います。「これでは、市民サービスの向上ではなく、むしろ市民サービスの低下。何をやる(案内板など)にも税金が使われている」と厳しい目で見ている市民がいることを理事者は認識する必要があります。

今日、午後1番(12時45分)に米軍戦闘機訓練移転に関わImg_05071 って①訓練移転の撤回②事故・事件に対する万全の対策と米兵の外出を自粛し、外泊の禁止③騒音被害から市民生活を守るため市街地上空の飛行はさせない④「沖縄の負担軽減」と言える具体的な資料の公表など、5項目を岩倉博文市長に要請しました。(添付写真)岩倉市長のほか、佐々木昭彦総合政策部長、本波裕樹環境衛生部長ら5人が応対しました。

私は、宮崎県新田原(にゅうたばる)基地での訓練移転での情報公開について言及し、基地に関わる新富町では訓練移転(3/2327)の10日前に米兵の外泊問題が九州防衛局から報告を受けている、と指摘。「各基地での情報収集・公開に違いがあるのはおかしい」と北海道防衛局の対応を批判し改善を求めました。市長は「各基地での様々な経緯もあり、(軍事に関わる)情報収集には温度差がある」と理解を求められましたが、市民の「安全・安心」を担保するのであれば、訓練移転の中止が一番の解決策である、と強く申し入れました。


明日、訓練移転で市長に申し入れ!

2009年04月16日 21時14分17秒 | インポート

 この時期になると、いつタイヤ交換しょうと悩むことがありますが、昨日と今日2台の乗用車のタイヤ交換を行いました。いつもお願いしている専門店に行くと「渡辺さん、夏タイヤ1本パンクしています」と言われ驚きました。確かに、「釘が刺さった」状態でしたが、もし自分で交換していたら知らないままに運転していた、と思い背筋が寒くなりました。さすが、専門店ならではの「安全性のチェック」がされていて安心です。さらに、「このタイヤの内側を見てください。色がついて『劣化』している状況が判りますネ。今年1年間は大丈夫だと思いますが、高速道路を走るのなら注意が必要」と言われました。

例えが違うかもしれませんが、年1回、病院で胃カメラを含め定期検診(生活習慣病健診など)を受けています。後日送付される検査結果に「異常なし」、「要検査」、「要治療」などのコメントが書かれていますが、私の自家用車の「夏タイヤ」は「要検査」との判断なのでしょう。万が一のことを考えると「交換」が一番の治療法ですが、費用のことを考えると即断できませんでした。後で、「交換」しますのでよろしく・・・、とお願いしましたがタイヤの状況を知ったら不安になりました。

日頃、行政も議会でも「安心・安全」と言う言葉を使いますが、「安全・安心」の担保は何よりも未然に事故・事件を防止すること。20日から4日間にわたって3回目の米軍戦闘機の千歳基地での訓練移転が行われます。「安全・安心」を言うのであれば「訓練移転」を中止することが一番です。明日、午後1番(12:45分から)に市長と会って「訓練移転に関わる申し入れ」を行います。

マスコミ報道には、千歳基地での米軍戦闘機訓練移転に「薄れる関心」と書いていましたが、私がよく使う「慣熟訓練」を示唆していると思います。何回も繰り返すことで、「仕方がない!」とか「事故・事件が起きていないから!」など慣らされて「危機管理意識」も含め薄れていく、このことが「訓練移転」の目的の達成だ、と私は考えます。反対の立場を維持することが、平和で安心・安全なまちづくりにつながります。