先日久し振りに映画を観ました、どれにしようかと迷いましたが
「 涙そうそう 」を観ました
この映画・・正に涙あふれる・・映画でした
兄と妹の物語で沖縄が舞台です、兄を妻夫木聡さん・妹を長沢まさみさんが
演じています
兄・洋太郎の母と、妹・カオルの父が結婚して、二人は幼い頃兄妹となったのです
そしていつしか、父は母と二人の子供を残し、家を出て行きました
懸命に働く母は病に倒れ、幼い子供二人を残して、この世を去ってしまいます
( このあたりから、もう涙が出て・・出て・・ハンカチをづっと握り締めてました )
幼い二人は寂しくとも、優しいおばあちゃんの家で仲良く暮らします
兄は妹を「カオル」 妹は兄を「ニィニ」と呼びあっていつも一緒でした
ニィニ ( お兄ちゃん ) は母が亡くなる時、母と約束した
「 どんなことがあっても、カオルを守ってあげるのよ 」という言葉を
胸に大人に成って島を出て働きます
そして高校合格したカオルは、島を出てニィニと一緒に暮らすように成りました
ニィニは自分の夢は捨ててまでも、可愛い妹の大学進学を望み懸命に働きます
そして何時しか二人は、兄弟愛だけではない深い人間愛を、感じるようになりました
そんな頃、カオルは大好きなニィニの側を離れて一人で生活し
大学に通うことに決めたのです、
町の人達の温かい心に触れながら、懸命に働くニィニ・・・
そして嵐の日、妹を助けに駆けつけたニィニはそこで倒れてしまいます
そして・・ニイニは、大切なカオルを残して母のもとへ・・・
島で葬儀の日、おばあちゃんはカオルに言います
「カオル、我慢せんでもいいよ~、泣いていいよ~・・人にはね・・
長い命と短い命がなるんよ~、ニィニはね25年の短い命だったんよ~・・」と・・・
ニィニのお別れの後で、カオルにニィニからの宅急便が届きます
それはカオルの成人式のために、ニィニが妹に贈った振袖の贈り物でした
兄の手紙を読み、着物を抱いて泣き崩れる妹・・・
・・・と・・・こんな切なく・優しく・涙あふれる素晴らしい映画でした
私涙が出て・・出て・・止まりませんでした
ホールを出た後もしばらく、赤い目が消えませんでした
この映画、沖縄の美しい海と素朴な風景、そして人々の温かさも素敵でした。
( 絵・・沖縄の海とハイビスカス・・さつき画 )