ぴよこ日和

いらっしゃいませ。
きたむーです。
お芝居、ライブ、お笑い大好きです。

あいあい傘

2007年04月27日 | 観た
さて、昨日観た2本目は東京セレソンデラックスの「あいあい傘」です。

         

申し訳ないですが、初めての東京セレソンデラックスです。
てか、チケット取る前まで、そんな劇団がある事も知りませんでした。
いやー、東京にはまだまだ色んな劇団があるもんだなぁ・・・。
TOMMY、歌舞伎教室のチケットを取って、
「さて、他にもなんかやってないか?」と都合の合う公演を探していて見つけたもので、
特に思い入れもなく、期待もなく、とりあえず観てみっか。と思って観に行った芝居でした。
しかしこれが!
大変によろしかったのですよ。

パンフレットを繁々見れば、この主役の人、どっかで見た。どこで・・・?
あ!「タイガー&ドラゴン」に出てた怖い顔の人だ!
宅間孝行さんか・・・。
そんでもって作・演出をやっているのはサタケミキオさん(実は宅間氏と同一人物らしい)は「花より男子」とかの脚本を書いてる人なんだってさ。
へー、観た事ないけど、タイトルは知ってるよ。
なるほど、アウェイの大阪でも客席を一杯に出来る位の人気のある劇団だったのでした。

芝居の内容は、人情たっぷりであったかな気持ちになるものでした。
ラスト近くでは、鼻をスンスン言わせてるお客さんも多かったし、私もジーンときましたね。
舞台美術もかなり良かった。
神社の境内の雰囲気が良く出てました。

この劇団を観る為だけに東京まで行く事はないと思いますが、機会があったらまた絶対観たい!
芸劇のアンケート【公演して欲しい劇団】の所に「東京セレソンデラックス」って書こうっと。

終演後は役者の皆さんが客出しをしてました。
出演している役者さんとお客さんの距離が、グッと近くなる客出しはいいものですね。
役者さんもお客さんも、みんなが笑顔だったのが印象的でした。
どうぞ大阪近郊の方は、観に行ってみて下さい。
5月6日まで心斎橋のそごう劇場でやってますよー。
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第十五回南座歌舞伎鑑賞教室

2007年04月27日 | 観た
私の初の南座詣では、昨日行った「歌舞伎鑑賞教室」となりました。


様々な場所で行なわれている歌舞伎鑑賞教室ですが、ここ京都南座で行なわれている「歌舞伎鑑賞教室」は、今年で15回目。
つまり15年間ずっとこの教室を開催しているそうです。
すごいですねぇ。

まずは桂九雀さんの解説「南座と歌舞伎」から。
落語家さんだけあって、九雀さんの解説は滑らかでわかりやすい。
もちろん笑い所もいっぱいあって、会場は沸きに沸きました。
回り舞台の解説では、大道具の裏側まで見せて頂きました。
表は派手な奥座敷に見えていても、裏側は質素なものです。
ガッカリする位あっさりな造りなんですよね。結局は箱馬と平台の組み合わせです。
早換えの為には簡素な造りじゃないとダメなのです。
他にもせりの解説や、木を打つタイミングの解説など、楽しみながら勉強になりました。

休憩の後は、片岡進之介丈、上村吉弥丈、上村純弥丈による「京人形」です。
京人形は以前、時蔵さんのを観た事があるのですが、
その人形が余りにもきれいで、それから私は時蔵さんのファンになったと言う、
いわく(大したいわくではない)付きの作品です。

有名な彫物師の左甚五郎は、ある傾城に心を奪われ、ついにその傾城そっくりな京人形を彫り上げます。
人形を見ながら酒でも飲もうと、女房に酒の準備をさせ飲んでいると、不思議な事に人形が踊り始めます。
魂を込めて作った人形に心が宿ったと言うので喜ぶ甚五郎ですが、いかんせん男の甚五郎が作った人形。
仕草が男らしくていけません。
そこで、以前傾城の落とした手鏡を人形の懐に入れる事を思いついた甚五郎。
早速試してみると、途端に人形の動きはしとやかな女性のものになります。

男っぽい動きだった人形が、手鏡を入れると途端にしとやかになり、
手鏡を落とすと、また男っぽい動きになると言う、動きの変化が大変面白い舞踊劇です。
京人形の吉弥丈も大変きれいで、見ごたえありました。

機会があったらまた絶対に行きたい催しでした。
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