4月28日(土)
3年目となったNext Generation’s Theaterも、今年で最後になる。
今年は「文豪の作品を原作とする」というテーマを与えられたNGT。
それぞれ、どんな作品を選んだかも見どころの一つだろう。
「のこされ劇場≡」が選んだのは田山花袋の「蒲団」。
若い弟子に恋をした男の、女々しい恋心を描いた作品だ。
これを『「蒲団」という作品を脚本化して上演しようとする劇団の話』に変えての上演だった。
印象は、劇団という場が持つ、恋愛とか上昇志向とか嫉妬とかそういうのが、グルグル渦巻いてるって感じ。
決して面白くない訳じゃないのに、眠気が襲ってくるのはなぜなんだ。
しかも「実話か?」と思わされる部分があって、なんだか嫌悪を覚える。
そういう劇団のグチャグチャした部分は、こっそりと包んで隠しておけよって思っちゃった。
あれを出してくるのが市原君の自信なのかなぁ?
ともかく、芸劇がお膳立てしてくれていたNGTも今年限り。
今後、他の2劇団も含め、のこ≡がどうなっていくのかには、大きな興味が湧く所だ。