ぴよこ日和

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きたむーです。
お芝居、ライブ、お笑い大好きです。

坂田藤十郎襲名披露 七月大歌舞伎 夜の部

2006年07月06日 | 観た
メタルマクベスを観に来た大阪。
大阪と言えば松竹座。
ココは歌舞伎だけじゃなくて、松竹新喜劇とか来月には関ジャニ∞とかも公演したりします。

今月は坂田藤十郎襲名披露の公演があっていたので観劇する事に。


今年の2月に博多座でも行われた坂田藤十郎襲名披露ですが、演目も変わっているので損はありません。
てか、観なきゃ損だよ。



昼から観ていたメタルマクベスが長すぎて、夜の部の最初の10分ほど見逃してしまいましたが、問題ありません。
まずは・・・

「一條大蔵譚~桧垣・奥殿~」
愛嬌溢れるバカ殿、一條大蔵長成に片岡仁左衛門丈。
バカ殿のふりはしていても、本当は源氏再興のためのお芝居。
最後はしっかりと決めるんですが、素敵な役者さんがやるとビシーッと決まるんですよね。
バカ殿振りが愛らしかっただけに、本当の姿を現した時のギャップがすごかったです。






「京鹿子娘道成寺~道行より鐘入まで」
藤十郎丈の独断場でした。
白拍子の花子が登場すると、会場中から溜め息が・・・。
藤色の地に桜の花が咲き乱れている着物を着た藤十郎丈は、もはや夢のよう。
踊りの途中で引抜があったりして、衣裳も色とりどりに変わっていきました。
本当に美しかったです。
途中、藤十郎丈一人の口上もあって、大変華やかな舞台でした。



「新皿屋舗月雨暈~魚屋宗五郎~」
世話物のいいお話です。
酒乱の気がある宗五郎は、酒に酔っていない時は実直な働き者。
その為、自分でお酒を断っていたのですが、
妹が奉公しに上がったお殿様のお屋敷で切り殺されたと聞き、
悲しみを紛らわす為にお酒に手が出てしまいます。
その勢いで殿様の屋敷に乗り込んで、言いたい事を言ってしまう宗五郎ですが、酔いが醒めると大慌て。
しかし殿様は妹の死に対して詫びを入れ、妹の死の原因になった者を成敗すると約束してくれます。
それを聞いた宗五郎はやっと胸の支えが晴れると言うお話です。

宗五郎に尾上菊五郎丈。
妹の死に対しての悲しみ、酒への酔い方、殿様への怒り。
実力のある役者さんがやると、客として観ている自分もどんどん物語に入り込んでしまって、どのシーンでも胸を打たれました。
宗五郎の妻おはまの中村時蔵丈も大好きな役者さんです。
お二人が観れてラッキーでした。

この日は新幹線と劇場の椅子に座りっぱなしの一日でした。
さすがにお尻が痛かったなぁ。
坂田藤十郎襲名披露昼の部は、次の日に観る事に・・・。
さて、どんなお芝居があったのでしょうか。お楽しみに~。

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