nabe語録-スペシャルティコーヒー専門ショップ サーカスコーヒー

京都北山にオープンしたスペシャルティコーヒーショップ「サーカスコーヒー」の熱い日常をご案内します!

エチオピアゲシャビレッジ農園に行った気になるブログ

2018年05月25日 20時13分16秒 | コーヒー産地情報
今朝のサーカス家のコーヒーは
神戸三宮の樽珈屋さんのキューバです。

私の
コーヒー師匠の内の一人です。






カリブ海の風景が思い浮かびます。
さすがです!



一昨日、

エチオピアの

ゲシャビレッジ農園のオーナーさんに

色々と最新のゲシャビレッジのことを

お伺いしてきました。



この農園は、2011年から

アメリカ人のアダムさんと

エチオピア人のレイチェル夫人が

立ち上げられた農園です。
とっても新しい農園です。



この人が

この人。



場所は、
エチオピアでも南スーダンの国境に近い場所で

農園開拓前は、

深い森林地帯だったそうです。



エチオピアでは、

土地の個人保有が認められていないそうで

何十年という単位で国から借りるということになるそうです。

当時は、道路も通っていないような場所で

農園の初めの仕事は道を作ることだったそうです。



標高は1900mから2000mほどで

471ヘクタールで約東京ドーム100個分ぐらいあるそうです。
(わかったようなわかりにくい例えですいません。とにかくデカい)



アダムさんは、エチオピアで農園を始める前に

グァテマラ、コスタリカなどコーヒー技術の先進国で

高品質コーヒーを作る勉強をされてきたそうです。


エチオピアは、コーヒーの原産国でもあるので

コーヒーの木が自生し、

エチオピアのコーヒーの多くは

わかりやすく言うと

家の庭で生えているコーヒーの実を摘んで

農協のようなところに持って行ったりして

精製していくので

なかなか最終的なところまで

生産履歴が追えないところでもあります。


その中でも、

エリア分けされた区画で、品種も決めて、

一括した管理をしながら

栽培精製までされているところが

他のエチオピアコーヒーと違うところです。

新規の農園だからできることです。


農園の区画割りです。



その中で

一番人の多い収穫期では

900人ほどが働いていて

いつもは150人ほどが

常勤しているということでした。



私のちょっとした疑問点でしたが

「ゲシャ種は、収穫量も低く病気にも弱い」

っというイメージで質問してみたのですが

この農園では、まず「木が若い」ということと

もともと自生していた「原産国」であることということで

環境適性があり、

そんなに収穫量が極端に低いことはないそうです。


そして
昨年は収穫が始まって2年目で

今年は3年目になるそうで、

今のところ毎年収穫量は倍増しているそうです。


農園の立ち上げから

農園が徐々に成長して

有名農園になっていかれているところから

サーカスコーヒーでの販売だと、

まったく大した規模ではないですが

ちょっとでも関わらせて頂き、

直接お話を聞くことができることは

なかなか無い機会ですし、

私はとっても幸運だと思っています。


そして、そんなコーヒーを飲むことができて

同じ時代に生きているって

私はもちろん、

サーカスコーヒーでこのコーヒーと出会ってくださった皆様も

とってもラッキーだと思います。



日本にいる、私たちに今年のコーヒー生豆が届くのが

今年の9月頃になるということでした。

お値段的には、

かなりのお値段になるとは思いますが

すこしでも沢山の方に飲んで

感じて皆様にも関わっていってもらいたいと

思っていますので

それまで、楽しみにお待ちくださいね。




余談ですが、
農園の写真とはHPとかすごく素敵だと思って
それはなぜかと聞いてみたら
このご夫妻は、カメラマンでもあるということで
なんかとっても納得しました。


もちろんお仕事もしてきましたよ。

エチオピアゲシャビレッジ農園のアダムさん!

2018年05月24日 22時17分14秒 | サステイナブルコーヒー
今朝のサーカス家のコーヒーは
神戸元町のグリーンさんのグリーンズブレンドです。

しっかりしながらも余韻の楽しめる味わいです。









昨日は、神戸三ノ宮まで、コーヒー生産者のお話と

カッピングに行ってきました。
久々の都会でソワソワしてしまいました(笑)

せっかくなので
コーヒー店にごあいさつに行ってきました。
また明日にでも。


とても勉強になりました。

前年度から取り扱っていますエチオピアのゲシャビレッジ農園のアダムさんと

お会いすることができました。



これから世界16都市をまわられるそうです。
ミーハーなのでツーショットいただきました(笑)
メモ用紙まで写ってしまっています・・・

改めて、実際にお会いすることの大切さを実感しました。

コーヒー販売店としては、
中々コーヒー生産者と出会う機会がない皆様に
少しでも、実際に会ったように
感じていただけるように
お伝えしていきたいと思います。

と言いながら
今日はここまでですいません!


必見!コーヒーチェリーのパラパラ写真!

2018年05月23日 20時49分36秒 | サステイナブルコーヒー
今朝のサーカス家のコーヒーは
インドネシア マンデリン リントン タノバッタクです。

力強いしっかりとした味わいです。





さてさて、
アメフトの一件は色々とご意見お持ちでしょうが
日大の彼には、ほんと頑張ってほしいです。

ドラマみたいなことでいうと
彼が関学に転校して
日大と戦ってもらいたいと思います。

さてさて

「コーヒーチェリー」とよく言われますが

なかなか説明が難しいです。

特にわかりにくいところだと思うのが

「パーチメント」といわれる

果肉と種子の間にある厚皮の部分です。

日本に運ばれてくるときには

このパーチメントを取り除かれた状態です。

ですので、

なかなか実際のパーチメントのついた状態の

コーヒーを見ることができません。

このパーチメントの表面に

ミューシレージという粘液質が付着しています。

この「粘液質」というのも

なかなか実際に見て触ってみないとわかりにくいです。

その粘液質の部分を水に浸けて取り除くことが

水洗式といわれています。

私も実際のパーチメントを見るまで

なかなかイメージがつきませんでした。

コーヒーチェリーがどうなってるか

以前私がインドネシアの産地にいったときに

撮影した写真で

できるだけわかりやすくしているつもりですので

是非見てみて下さいね。



コーヒーの花です。


このようにコーヒーの実をつけます


1個取ってみます。


実際はこのように果肉の部分はあまり多くないです。
プリっと出します。




基本的には2個の種子が入っています。


ちょっと黄色っぽいですよね。
表面が先ほど書いていた「粘液質」がついています。
わかりやすくいうとちょっとヌルヌルしています。


パーチメントをめくるとグリーンぽい種子がでてきました。



パラパラ写真風にアップしてみました(笑)

こんなみずみずしい種子が

あんな茶色の液体になるとは驚きですね。

書物だけの勉強では

このあたりがイメージが付きにくかったので

産地にいったら

この写真は絶対取って来ようと思って

早朝農園を散歩したときに

ゴソゴソひとりで撮ってきました(笑)

数年前にいったときの写真でしたが

ようやく役立ったような気がします。

コーヒーマニアの人にも教えてあげて下さいね(笑)


また、

6月3日京都東急ハンズさんでワークショップを行います。

だいぶ席が埋まって来てます。

特別に先日のエンジョイコーヒータイムで提供して好評でした

エチオピアナチュラルの浅煎りと深煎りを

期間限定で販売していただきます。

こちらもぜひお楽しみくださいね。



https://happy-event.tokyu-hands.co.jp/event.php?event_id=9669&store_id=27&sec=172651kcaaemjlfemkih5bv9dh28iio5&area2=kyoto






ところで「モカ」ってなんですのん?

2018年05月22日 21時10分33秒 | サステイナブルコーヒー

今朝のサーカス家のコーヒーは
エチオピア モカ イルガチェフェ フルウォッシュです。




中煎りぐらいに焙煎していて
まろやかな味わいです。



「モカ」ってなんのことですが?

っと質問を受けました。

沢山の方が疑問にお持ちだと思います。

コーヒーの種類の名前として

「ブラジル」とか「コロンビア」とか

国の名前がついているので

なんとなく

その国で栽培されたコーヒーなんだと思われると思います。


その中で普通に使われていて突然「モカ」って!


そんな国があるのか

はたまた、そんな焙煎方法があるのか・・・



実は紅海に面したイエメンの港町の名前から来ています。



モカが歴史に登場したのは1世紀ごろで活気のある港だったそうです。

コーヒーは1628年に初めて取引されてから

世界中にコーヒーを送り出す港として栄えていきました。

コーヒー(アラビカ種)の原産地であり生産地である

エチオピア、イエメン周辺で栽培されたコーヒーが

モカ港に集められて輸出されていったので

今でも

このエチオピア産、イエメン産のコーヒーを

総称して「モカ」と呼ばれています。


ちなみに
昔歌にもなった「モカマタリ」という銘柄は

「特定銘柄」と呼ばれて、

イエメン産のアラビカコーヒー豆だけに

この「モカマタリ」という名前が付けられています。

日本では「モカマタリ」という銘柄がとても人気があったので

昔はここではちっと書きにくい色々な大人の事情もあったようです。

お聞きになりたい方がいたら、店頭で直接お聞きください(笑)

モカ港自体は、スエズ運河ができたことで衰退し
今では役割を終えたということです。


大変難しいと思いますが、一度は行ってみたいです。


イエメンは現在社会情勢がかなり不安定で

安定したコーヒー栽培が出来ない状態であると聞いています。

コーヒーは社会情勢の影響を強く受けやすいことがよくわかります。




あまりにも「知ってるでしょう?」的な感じで

「モカ」って書かれているので

今更聞きにくいこともあると思います。

いかにも「知っています」的な感じでされていた方も

こっそり、これ読んでお近くの方に教えてあげてくださいね。



愛知岡崎「コジマトペ」ご一行様ご来店!

2018年05月21日 22時04分05秒 | サーカスコーヒー取扱い店舗
今朝のサーカス家のコーヒーは

「東ティモール コカマウ農協 スクリーン17」です。

しっかりとした味わいがありながら

バランスの取れた飲みやすい癖のない味わいです。







昨日は、

愛知県岡崎のカフェ

「コジマトペ」御一行様が

お店に来てくださいました。

コジマトペさんとは、

サーカスコーヒーのオープン当初からの

お付き合いです。

コジマトペさんのお店のオープンは、2014年です。

オープン当初のブログでお伺いしていた時ご紹介していました。

https://blog.goo.ne.jp/nabeyoshi55/e/ebd2e78cf9655ff59addfa7d886be155

4年前懐かしいです。

今でも時々お休みを利用して

お店に来てくださいます。

オープンされて

お子さんが1人、2人とご出産されて

2人目さんもテケテケあ歩いており、

短いようで、短くないような、、、

色々とありましたね。


オーナーさんの

ちょっとマニアックなところが

とっても魅力的ですし

オーナー奥様は

とてもキュートでいつもニコニコ、

夫を見守っておられる感じが

とても素敵です。



住所/岡崎市大平町瓦屋前54-18
電話/0564-24-5200
定休日/火曜日+月1回月曜日
営業時間/8:30~17:30(ラストオーダー16:30)
モーニング/8:30~11:00
ランチ/11:00~14:30
駐車場完備


オープン当初の写真ですいません。

個人のお店って

どうしたってそのオーナーさんの人柄が出て

その店のカラーができると思います。

とっても素敵なカラーのお店です。

お近くの方、そうでない方も
是非、一度そのカラーを感じに行ってくださいね。



コーヒーの卸も何軒かさせて頂いていますが

長くお付き合いさせていただいていると

身内になっていく感覚がとても嬉しいです。

なかなかお伺いできませんが

メールや納品書でのメッセージのやり取りで

とっても身近に感じられます。

卸先さんそれぞれに

色々な変化があり、

共に年を重ねていけることは

とっても幸せを感じられます。

ありがとうございます!

また、卸先さんもご紹介していきますね。