心の中のBYJと共に!

ようこそ!老年期まっしぐらのハルの韓国旅行時々国内旅行の記録です。最近は旅には出ても、報告アップが滞りがちですが…

ソウル城郭を歩くー仁王山

2023-12-04 | 2023秋の韓国旅行

旅の7日目の10月24日、天気も晴れ!絶好の野外活動日です。‘18年2月に頓挫した仁王山城郭を、今度こそ歩こうと思っていました。昨夜のうちにネットで実際に登った人が書いたブログを検索してみたら、地下鉄三号線の母岳チェ(ムアクチェ)駅から出発するコースを歩いた人の感想に、登りの傾斜度が凄くキツかったとありました。きついところは降るに限ると、以前北岳山コースを歩いた時に学習済みなので、迷うことなく付岩洞(プアンドン)側から歩くことにしました。

 

付岩洞(プアンドン)までは地下鉄とバスを乗り継いで、彰義門の近くのバス停で降りました。尹東柱文学館前という停留所だったかと思います。

停留所の先に案内板がありました。

「ソウル漢陽都城巡城道(ソウルハニャントソンスンソンキル)」

彰義門、 ここから右へ行く北岳山コースは、‘16年5月に歩いています。今回は左側、仁王山コースです。

 

彰義門キルをバスを降りた反対側に渡ると、城郭下の歩道脇に標識があります。

ここにある階段を上がって右手に城壁、左手に詩人の丘を見ながら仁王山城郭歩きいよいよスタートです。無事頂上まで辿り着けるでしょうか!?

 

少し進むと詩人の丘に記念碑がありました。多分あの詩だろうなと近づいてみると

 

確かに尹東柱詩人のあの『序詩(ソシ)』でした。

 

서시

죽는 날까지 하늘을 우러러
한 점 부끄럼이 없기를,
잎새에 이는 바람에도
나는 괴로워했다.
별을 노래하는 마음으로
모든 죽어 가는 것을 사랑해야지
그리고 나한테 주어진 길을
걸어가야겠다.

오늘 밤에도 별이 바람에 스치운다.

 

序詩

命絶える日まで空を仰ぎ
一点の恥辱(はじ)なきことを、
葉あいにそよぐ風にも
わたしは心痛んだ。
星をうたう心で
全ての死に行くものを愛さなけれ

そしてわたしに与えられた道を
歩みゆかねば。

今宵も星が風に吹き晒される。

 

 

 

 

城壁沿いに戻ると、何と城壁の上にカチがいました!

 

まるで道案内をしてくれるかの如く少し先の段の上に降り立ちチョンチョンと上っていくではないですか!

 

カチはソウルでよく見かける鳥ですが、これから私的には少ししんどいことに挑戦しようとしている時に、良い前兆と言われるカチがタイミングよく現れてくれたので、驚かせない様ソッと付いて行きました。時間にすれば数秒程に過ぎなかったでしょうが、気分はルンルン!気づいてみれば足元に敷き詰めてある麻縄の様な物も膝に優しく感じるし、城郭歩きを楽しむ市民への配慮が感じられるこうしたちょっとしたことに感動です。

 

そこそこ登ったかなと思う頃、後ろを振り返れば北岳山、麓には青瓦台(大統領府)が一望のもとに!

 

更に少し進んだ所では、ソウル中心街や、遠く霞んではいますがNソウルタワーも見えて、飽きることがないです。

 

更に行くと、とうとう仁王山の頂上(多分)が前方に見えてきました。

 

別なルート(付岩洞からキチャバウィコースか?!)

とも合流して

 

この先右側樹々に隠れた方が頂上です。

 

頂上近くから北岳山、青瓦台を望む

 

 

頂上の標識のところで写真を撮っている人たちがいたので私もお願いして登頂記念写真です^^

 

実はこの↑平面に数名が乗れそうな岩があるので、そこが正真正銘の仁王山頂上となるわけで、その上に一人登って写すこだわりの人も結構いました。で、私もミーハーよろしく正真正銘頂上に登った口です。短い腕を伸ばして自撮りを頑張ってみたものの良い写真は撮れなかったので掲載は遠慮しておきます^^;

登頂記念写真も撮れたので後は野となれ山となれひたすら慎重に降りていくだけです。

 

 

足元は階段のない岩場の部分もあり、本格登山気分も若干ですが味わうことができます。ただひたすら急な階段を登り続けた北岳山コースより、こちらの方が断然楽しいです。

 

この標識の所で城郭の外側にでました。

 

ここで仁王山城郭歩きを終了。

三号線の母岳チェ駅にでも出て、地下鉄で五号線マポ駅まで行き駅前会館でお昼をを食べられたらと考えながらあるいていたのですが、、、

駅を示す表示が見当たらないので、人の流れについて行きました。行けども行けどもずっと遊歩道が続き〜〜、結局仁王山の麓をグルっと歩き、城郭歩きを開始した付岩洞の入り口、彰義門に戻っていました。予定よりかなり歩くことになってしまいましたが、着いた彰義門前には、鶏熱社という唐揚げチキンのおいしいお店があるんです。一人チメクで登頂成功のお祝いをしたことは言うまでもありませんね^^

 

 

追記

(言い訳: 私は見掛け倒しで呑兵衛でも大食漢でもないのでビールもチキンも半分程度の消費です。勿体無かったけどビールは残し、チキンは包装して貰って持ち帰りました。)