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【「なぜ私は岡山に移住し、開業したのか。」三田医師&木下の京都クロストーク 】
【 母子避難後、夫がくも膜下で倒れ、30代のいとこは原発事故の3月に突然死 】
滋賀県知事選挙のことをこんなに書くつもりは、もともとありませんでした。
しかし、登場してくる人物が次々と不可思議な反応をしてきます。反応があるから、それを伝えない訳にはなりません。この反応も情報ですし、公益性が高い。僕にはそんな感覚でしかありません。如何にドロドロな状況でも。
今度は、現在の滋賀県知事である嘉田知事から僕宛に伝言がありました。選挙期間中で、 嘉田知事自身が三日月候補と二人三脚の選挙運動の真っ最中。候補本人でないとはいえ、身動きが土曜夜までは取れないはず。僕のブログを読んだ上で、伝言がありました。本人と直接話していませんが、関係者から伝言されました。
伝言なので、一言一句同じではないですが、おおむねこのような話を僕宛に伝えてこられたということです。
嘉田氏本人より。
《あのメモの内容は事実と考えている。やはり懇談会があり、複数の社の記者からメモの内容は事実だと確認している。もちろん、三日月陣営からメモを流出させたことはない。自分自身は、親が自民党だし、実は後継者は、政策的に一致すれば自民党でも構わないと考えていたが、あのメモを見て、自民党とは組まない決断をしたぐらいだ。小鑓氏は、あれだけのことを言っておきながら、今になったら、口頭では「自分も嘉田と同じ卒原発だ」などと言っていて完全に「二重人格」だ。木下さんによろしく伝えてほしい。》
嘉田氏が言っているからだけで、内容が真実とは僕は思いません。選挙戦の真っ只中ですから。「よろしく」と言われても、よろしくしている感覚はありません。本人が県民を裏切って、出馬しなかった人ですから。ただし三日月陣営側の現職知事として、「メモの内容は事実」と伝えているのだと思います。少なくとも三日月陣営サイドで、偽文書を作ったということはないということを言いたいのだと思います。
これは、こやり候補がきのう僕に伝えてきた「詳しく見てませんが、悪意で書いているのでしょう。五月頃に先方の陣営がまいていると聞いています。」への反論と思います。
「悪意で書いている」という表現はかなり広い幅で解することも可能ですが、三日月陣営側が虚偽のことを捏造していると取れなくもありません。このことに関しての反論であると思います。
そして三日月陣営から流出させていないということなのですが、これは僕にはわかりません。わからないというのは、真実である可能性が高い記者メモであるならば、最初の流出元は書いた記者本人、もしくはその記者メモを共有できる同じマスコミの会社の組織内しか考えられません。記者メモならば、最初の流出元までは三日月陣営であるはずもありません。
しかし、流出した文書が記者メモならば、もたらされる先は、三日月陣営などが真っ先に考えられるため、選挙は関与者も多いため、三日月陣営側から拡散させていないと断定することは、相当に困難な気がします(そう話す地元記者もいます)。しかし、それ以外の可能性も当然にありえます。
最も興味深いのは、嘉田知事自身が『あのメモを見て、自民党とは組まない決断をしたぐらいだ。小鑓氏は、あれだけのことを言っておきながら、今になったら、口頭では「自分も嘉田と同じ卒原発だ」などと言っていて完全に「二重人格」だ。』 とまで言われていることです。
嘉田知事が原発政策での合意があれば自民と組んでもよいという感覚があるというのは、彼女に関して、厳しい感覚でチェックしていたつもりの僕には、実はよく理解できる話です(僕はこういう感覚はよいとは思いませんが)。自民後継知事が現実化する可能性が大きかったかどうかはともかくとして。嘉田知事本人は、早くからあのメモを入手して読まれていて、そのメモに関しての事実かどうかの確認を一定程度されたと思います。この場合、知事選担当の記者たち複数に確認するのは、現職知事は最も容易です。その作業をしたということだと思います。この気持ちは分ります。文書にはこう書かれていましたから、
【原発に反対する嘉田知事が「滋賀の恥だ」と思ったから。中央から見ていて、中央では原発のことを反対する嘉田知事を誰もよく思っていないよ。自分はエネルギー政策をずっとやっていたから、それに未来の党で卒原発なんて言ってね、よくまぁここまで滋賀をめちゃくちゃにして、今もいけしゃあしゃあと知事をやってられるな、と。あの顔つき自体も気にくわないし、原発のことよく知ってるなら良いけど、あんまり知らないのに文句ばっかり言ってるでしょ。】
嘉田氏本人について、ここまで書かれていますから。これが真実かどうかは気になるでしょう。当人は腹が立つだろうと思います。ある意味被害者的感覚の当事者として。そして、本当に、こやり候補がここまで話しているのか、記者たちに確認をしたら、「懇談談会があり、複数の社の記者からメモの内容は事実だと確認している」ということだと。
僕の確認でも地元記者が「あの文書は記者メモだ」「〇〇新聞の××記者のメモ」ということでした。
嘉田氏が僕に伝えている内容と、僕が確認できている内容は、相当に重なっています。
なお、こやり候補に対して、文書の上記引用部分と次の部分をあわせて伝え(こやり候補本人が読まれていないと言うので)、「この原発に関する記述も政策集と異なる気がしたので、気になったのです。」というメッセージを僕から送っておきました。
【「自民党も原発再稼働は反対です。脱原発です」って言えって指示されてるんだけど、そんな信念に反することは言えないじゃん。あの人は、結構軽く色々言うよね。原発なくてやっていけるならいいけど、やっていけないんだから。】
これについて、本日未明に、こやり候補からまたご返答がありました。
「くだらない話には関心ありません。少なくとも、政府内では真剣にエネルギーのことを考えていました。」
「おつかれさまです。真剣に官僚としてエネルギーのことを考えていらしたことを、疑っているはずなど勿論ありません。くだらない話でなく、原発に関しての考えが、ホームページ上で表明されている政策と、この内容が大きな違いがあるから、確認していることです。」僕はこのように返しました。
「何度も回答する必要ありませんね。」
こやり候補からの返信はこれで終わっています。
お2人とも、知事選挙戦の終盤真っ只中で、候補本人と、候補と同じく活動している現職知事の立場ですから、このような確認ができることは、異例だと思います。
僕がこうした話を、投票日まで三日間くらいしかない中で、伝え続けているのは、今回の知事選挙が日本の原発政策、再稼動の根幹に関わる選挙で、この結果如何で、いろんな変化も想定されるからです。
その根幹的内容について、候補者が、本音で何を考えているのか、それがどうなのかということが大切だからです。
こうした話は「藪の中」になりがちですが、そうした「藪の中」をどう踏み越えていくのかということは、お一人お一人の心の中で決めるしかありません。この「藪の中」で語られる、様々な言説を、貴女がどう考えて、足を踏み出すのか。そこに、次の先行きがあるのですから。
いずれにしても、滋賀県知事選挙は7/13(日)が投票日。選挙権をお持ちの方は、必ず投票していただくことだけを、僕はお願いしたいと思います。積極的選択肢が不在でも、貴女にとって、「より悪くない」選択をして下さい。
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2年ぶりの広島講演は、台風襲来後の今週末土曜日開催。
【7/12(土) 木下黄太 講演 IN 広島 2014 】
13:00~15:00 (開場12:30)
開催場所 ユーストピア中央(中央勤労青少年ホーム)4階ホール
広島市中区八丁堀3ー2 市電「八丁堀」下車 徒歩5分
申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/185220/
もしくは、kk_hiroshima0712@yahoo.co.jpにメールするか、090-1778-7521(ヤマムラ)まで電話下さい。
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午前と夜、2回開催。2回とも、福岡市立中央市民センター(福岡市中央区赤坂2丁目5-8)での開催です。地下鉄赤坂駅2番出口より徒歩5分。
50人【午前の部】開場9:15・開演9:45
申込&詳細⇒木下黄太・福岡ミーティング『福岡から発信できること』午前の部
70人【夜の部】開場18:15・開演18:45
申込&詳細⇒木下黄太・福岡ミーティング『福岡から発信できること』夜の部
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