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【東京オリンピック招致問題】「一番のハードルは福島第一原発の汚染水だった」と馳文科大臣が言明。

2016-05-25 22:47:17 | 福島第一原発と放射能

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東京オリンピックで、コンサルなどに支払っている金が適切なのかという問題から、おきている質疑と思います。

いわゆる裏金疑惑。

参議院の行政監視委員会で、山本太郎議員の質問に対して、馳文部科学大臣がこういう話を述べています。

コンサルなどが、オリンピック招致に関して票読みをしたところ、分析の結果として出た話が

「最大は(福島第一原発の)汚染水の問題」と馳大臣は答弁しています。

馳大臣はさらに次のような趣旨の話をしています。

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これは、どうしても見出し的な意味で他国から大丈夫かとされるので、政府も対応しないとならない。

これが当時の流れで、コンサルなどの分析も踏まえて対応を協議。

これは「福島の問題」で200キロ離れている東京は関係ないとする対応か、直視して政府全体で解決していくという対応か。しかし、招致委員会は、正面から話すのは得策でない。

結局、安倍総理はご本人の決断でああした発言をされた。

一番のハードルは汚染水問題だった。

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この発言で、世界的に福島第一原発汚染水問題が、東京オリンピック決定には最大ハードルだったことは間違いありませんし、日本政府や招致委員会もそう認識していたことも間違いないでしょう。

裏返して言うと、このハードルをクリアしないと、東京五輪は実現しなかったことも間違いありません。

だから、ここからが大切な話になりますが、では東京五輪招致で相当額のお金が動いたのは問題と他国メディアが報じている内容が事実であるならば、今回の馳大臣発言は何が重要なのかということです。

東京にオリンピックを持ってくるために、最大のハードルとなっている福島第一原発汚染水問題のことを踏まえて、多額のお金が使われたということに、この発言を踏まえれば、論理的にはなるということです。

まずは、支出の合法性とか違法性の話ではありません。

五輪を招致するためのお金という曖昧な支出イメージで誤魔化されてはなりません。

五輪を招致するために最大のハードルとなっている福島第一原発汚染水問題があり、その状況を打開するための働きかけのために、支出がされたということに、論理的にはなるしかありません。

これは、おそらくは本末転倒な話と思います。

そして、こうしたお金が実はどのように使われたのかを、第三者が明らかにすれば、その支出が本質的に更に問われるしかない状態のような気がしています。

こんなレベルの東京五輪を本当に開催してよいのかと、日本人は自問自答するべきです。

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