州のHPより画像引用。
M6.2のイタリア中部地震被害は局地的ですが、そのエリアには甚大な被害をもたらしている状態です。
現在、およそ250人近い死者が確認されていて、更に増える可能性があります。
イタリア中部のリエティ県や アスコリ・ピチェーノ県 などが被災地で、特にリエティ県にあるアマトリーチェは街の大半の建造物が崩壊したと伝えられています。建造物が耐震設計をされた建物ではないことが被害を拡大している要因と考えられます。
このアマトリーチェという街は人口2600人。アマトリチャーナというパスタで知られている小さな街で、このパスタに関連するイベントを週末に控えていたことで、観光客も多くいて、今回の地震被害が増えている可能性があります。
下記はそのイベントポスター画像。
なお、アマトリチャーナは、豚肉を塩漬けで熟成したものと玉ねぎを具にしていて、唐辛子を加えたトマトソースによるパスタです。最近は、日本のイタリア料理店でもあたりまえのパスタメニューになっています。
このイタリア中部地震に関しては、イタリア国内では、電話回線などを通じて、特定の番号にダイヤルすることで募金をおこなうシステムなどは機能しています。
どうやら、国外からの募金を受け付けるものは数少ないようですし、自治体のアマトリーチェやリエティ県のホームページからは、そうした直接的な寄付窓口に関する情報がありません。
この中で、東日本大震災の時に、イタリアから日本への窓口となった、イタリア赤十字が、Paypalを使って国際的に一般市民からの募金を受け付けていることがわかりました。
ペイパルのアカウントがあれば(これはなくても作るのはそんなに難しくはありませんが、そのアカウントに紐づけるクレジットカードは必要、https://www.paypal.com/jp/webapps/mpp/how-to-signup-personal を参照してください。)
<情報訂正:ペイパルを経由するだけで、ペイパルアカウントによる日本からの寄付はできません。ペイパル上で新たにクレジットカード情報を入力しての寄付になります。この為、ペイパルアカウントは取得する必要はありません。>
10ユーロ単位(現在は1180円相当)ですが、イタリア赤十字に対してこの地震関連で寄付が可能です。
日本で支援団体などが寄付を集め始めていますが、やはり現地の地震対応をおこなっているところに直接寄付する方が確実性は高いと思われます。
寄付先は下記のリンクとなります。
なお、同時期にミャンマーでも、M6.8の地震が起きていて、仏教遺跡で知られるバガンで200近い数の遺跡に被害が発生し、3人が亡くなっています。
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