これは熊本県南阿蘇村。
地獄温泉として現地ではよく知られていた温泉で、地震で大きな被害を受けていました。周辺の道路も通行困難な状況となっていて、休業中。
しかし、その地震から、どのように立ち直っていくのかという模索を続けている中で、今度は先週末の土石流でごらんのような状態になっているということです(画像は許可を得て掲載しています)。
下記のようにこの説明には書かれていました。
「こんな写真は上げたくなかったのですが・・・
とても残念なお知らせです。
復興に向けて少しずつ進んでいましたが、先日来南阿蘇を襲った集中豪雨で地獄温泉も土石流を避けることはできなかったみたいです。地獄への道が閉ざされた状態で実際見に行くことはできなかったのですが、昨日役場の方が水の施設の確認で歩いて登って写真を撮ってきていただきました。夜峯山からの土砂が泉源を覆いつくし勢いそのままに竹の間を飲み込み別館から本館、そして新湯のほうまで飲み込んでしまいました。
正直、ものすごくショックでした。
スタート地点(ちょっとマイナスかな)に戻ってしまいました。」
今回、この写真を敢えてブログに掲載しておくのは、実は参議院選挙前から永田町界隈で、熊本地震が話題にものぼらなくなっていることをかなり聞いていて、ずっと複雑な感覚を思っていたことがあります。
実質的に被害があるにもかかわらず、地震発生から数ヶ月も経過しないうちに「無かったこと」のような感覚になっている国政関係者の言説がかなり引っかかっていたからです。
この参議院選挙になってから、発生した土石流で、最初の地震よりも遥かに大きな被害がここにはおきていることになります。
そうした被害とどう向き合うのかということについて、政治家の役割が大きい部分でもあります。
この宿の方は、このように思っていらっしゃるそうです。
「どうしても東北の大震災と比較されてしまいがちですが被災地はそれぞれ特有の問題を抱えていると思います。その土地の事情にあった支援が必要と考えています。熊本そして特に南阿蘇は地震と水害によって復旧復興に時間がかかると思います。長い支援が必要になると思います。」
=================================================
重要情報や根幹的なテクストはメールマガジンでのみ毎週金曜夜配信。
木下黄太メルマガ購読申込先⇒http://www.hoshanobogyo.com/
【 被曝回避移住者が好んだオランダで労働許可が激変、「イギリスEU離脱」にも共通するヨーロッパの背景事情 】
【 「白血病発覚から4ヶ月で30代ママ友が亡くなり、これで原発事故後に急死したママ友は二人目」東京・品川 】
==================================================
横浜の放射能ゴミ小学校保管問題で、「放射性廃棄物全国拡散阻止!3・26政府交渉ネット」から、参議院候補者への公開質問がなされました。
さらに、明日6/29の午前10時にを横浜市へ要望書を提出し、午後2時から神奈川県庁の記者クラブで、会見も設定されているようです。
ネットなどでの中継も設定予定ですので、ご確認ください。
-------------------------------------------------------------------------------------------------
報道関係者各位さまへ
横浜市指定廃棄物保管問題-記者会見―追加情報のお知らせ
先に、放射性廃棄物全国拡散阻止!3・26政府交渉ネット(注釈1)では、参議院神奈川選挙区(改選定数4名)の主な候補者(注2)の皆さんに、横浜市の指定廃棄物保管」問題で公開質問状を提出しました。
この件で下記のように6月29日午後に記者会見を行うことをお伝えしていましたが、横浜市では、さっそく放射線対策本部(局長クラスの会議)を同日11時15分より行うことが決まりました。
記者会見は、予定通りに行いますが、同日10時に横浜市に要望書(別途)を提出し、記者会見には、廃棄物問題の専門家、横浜市の「学校・保育園の放射能対策 横浜の会」の市民、市議会議員も参加いただき、次の案件をご報告いたします。
△アンケート結果の公表
△要望書を提出した横浜市民の意見
△当日の放射線対策本部の協議内容への見解
記 指定廃棄物等学校保管問題記者会見
日時:6月29日14時~15時
場所:神奈川県庁記者クラブ
主催:放射性廃棄物全国拡散阻止!3・26政府交渉ネット
(連絡 Gishin@abelia.ocn.ne.jp )
2016年6月28日
注1:放射性廃棄物全国拡散阻止!3・26政府交渉ネッは、以下のような活動を続ける市民団体です。
福島原発事故で放射性物質&有害化学物質に汚染された瓦礫など災害廃棄物が、全国各地に広域処理されるにあたって、北海道から沖縄の住民市民が反対の声を挙げ、環境省との直接の交渉を求めました。環境省との交渉は、2012年3月26日に、参議院会館で全国から約200名の参加のもとに行われ、その後、交渉を求めた2000の個人・市民団体とともに、ネットワーク化し、各地での取り組みの情報を共有化してきました。
災害廃棄物の広域化では、その後も滋賀県での汚染チップの不法投棄や福島県鮫川村での指定廃棄物の実証実験、指定廃棄物の関東各県での中間貯蔵問題や現在福島県下で行われている指定廃棄物の焼却問題にかかわってきてきました。 また、今年に入り8000㏃以下の放射能除染土をリサイクルするという環境省の政策にも環境省や関係各省庁と対話交渉を、行っている団体です。
(注2)主な候補者。浅賀由香氏(共産)、真山勇一氏(民進)、三浦信祐氏(公明)、三原じゅんこ氏(自民党)、丹羽大氏(お維)、金子洋一氏(民進)、森英夫氏(社民)、清水太一氏(日こ)、中西健治氏(無所属/自推薦)。
--------------------------------------------------------------------------------
公開質問状
神奈川県参議院選挙区候補者様各位
放射性物質拡散阻止!326ネットワーク
皆様、参議院選挙の最中ですが、ご案内のように6月21日の神奈川新聞で報道されたように、学校施設内に高濃度放射能汚染物である指定廃棄物が、福島第1原発事故以降今日まで保管されていることが明らかになりました。
この件では、当該学校の保護者から「安全だと思って子どもを通学させている学校に、こんなものが……。」という抗議の声が上がっています。
この指定廃棄物は、小学校の建物の屋上に降った雨水を集水し、トイレの水に再利用するための施設の貯水槽にたまった汚泥に、放射性物質を含む雨が濃縮し、1㎏あたり8000ベクレルを超えていたため、指定廃棄物として指定されたものです。
2012年1月に施行された「放射性物質汚染対処特措法」では、8000ベクレルを超える放射能汚染廃棄物は、国・環境省が処理処分することになっていますが、横浜市では最も放射能の影響を受けやすい小中学校17校で、合計3トンこの保管が続けられてきました。
保護者達の抗議の声を受けて、横浜市の放射線対策本部会議で、学校外での保管を検討し始めたことが明らかになっていますが、本来環境省が処理処分することが約束されているため、国会議員によるチェックが必要不可欠な事案ともいえます。
そこで各候補者の皆さんに以下のご質問を行い、お答え結果については、私たちのHP(ホームページ)などで発表してゆきたいと考えます。
原子炉等規制法で、原子力発電施設や医療施設などでの放射性物質の取り扱いの基準は、1kg当たり100ベクレルと定められ、その基準を超えたものは、ドラム缶等に入れて、数百年の保管が義務付けられていることをご存知でしたか?
YES
NO
その他
指定廃棄物とは、この基準の80倍の8000ベクレルを超える汚染廃棄物であることをご存知でしたか?
YES
NO
その他
指定廃棄物は、管理・処分は国・環境省が行うことになっていることをご存知でしたか?
YES
NO
その他
指定廃棄物が、今日まで学校施設内に保管されていることに対してあなたのご意見をお聞かせください。
子供たちが育つ場所に、放射能汚染物を保管すること自体間違っている。
放射能の影響は、心配するほどのものではない。
その他
具体的な対処方法について
直ちに校外に搬出すべき
条件が整うまで、現状の保管は続ける。
その他:
この問題に対してあなたは、具体的などのような取り組みをおこないますか?
所属党派の議員や自分自身で環境省に働きかけ、解決をはかりたい。
環境省と横浜市の相互努力を待ちたい。
その他
この問題が神奈川新聞で報道された後、あなたがとられた対応とその記事を見てのご意見。(数百字以内)
以上 参議院選挙の最中ですが、皆さん方に本日付(6月26日)でお送りいたします。
6月27日(火)17時までに下記にメールでお答えください。
以上よろしくお願いいたします。