ホールボディカウンター増設の記事を数千字書き、アップしました。30分後の今、何かのバクがおきて、タイトル以外、すべて消えていることが、判明しました。講演が終わって松戸から未明に戻り、この時間の少し前まで書いたものです。かなりショック。この数ヶ月では、はじめてのこと。さすがに寝ないともたないので、一度寝てから、再度書きます。ごめんなさい。
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コピーをとっていただいていたから、バックアップもらいました。再編集して投稿します。
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最近ではなつかしいフレーズをつかいます。直ちに、内部被曝をはかるための道具であるホールボディカウンターを増やすために、国が予算措置を講じるべきではないかと思っています。特殊な機械であるため、基本的には原子力施設や放射線関係に詳しい病院などにしか設置されておらず、正確にはわかっていませんが、全国で百台程度の台数しかないと思います。これを使って、内部被曝の状態を知りたいという依頼が、殺到しています。福島の二本松市長が、内部被曝をホールボディカウンターで計測して、ひどい結果なら避難もといいはじめています。こういう事態になってくるとホールボディカウンターの増設が急務である事は間違いありません。車で動くタイプと、部屋に固定しているものとありますが、とにかく台数が少なく、設置は直ちに必要なのです。これしか内部被曝を計るものはありませんから。
実はこのことは、ブログやフェイスブックで何人かの方から、いっそ私たちで買う事は出来ないのかと言う提案までいただきました。、値段が最低数千万円はすると思いますし、大きな医療器具なので、難しいとは思います。ただし、こういう要望がどうして強いのかと言うと、内部被曝の状況は、答えがよくわからないと言う声ばかりで、何としてでも内部被曝を知るためには、ホールボディカウンターしかないという答えにいきついているようです。もちろん、これで全ての核種を割り出す事はできませんが、少しでも知りたいと言う人々の思いは強まっています。これが、現在日本中のほとんど機関、病院で個人的にうけつけてくれるところが、ほとんどないと聞いています。可搬型ならともかく、西の地方で固定されておかれているものは、利用できそうな感じがしますが、それもほとんど何か理由をつけて、断られる事が多いと聞いています。こうした状況を放置できません。より多くの人の内部被曝を計るため、ホールボディカウンターを倍増して、百台くらいさらに設置できないものでしょうか。放射性物質がこれだけ広いエリアに大量に降下した国で生きていくには、必要なものと思います。
首都圏では、最もホットスポットになった松戸の講演会では、おきた事態の深刻さを認識したお母さんが、子どもの通う保育園にどこまで折衝するのかと言う話をされながら、突然泣き出されたり、後の質問でも「四月の下旬ごろから、おかしいと気がついて、こんな線量になっていることがわかり後悔している」というお母さんがいたり、国や自治体がいちはやく手を打たなかったみかえりに、実は大変な状況となっている現実が切々と語られます。なぜ、福島から遠い、このエリアがこうなったのかという問いに対して答えがないまま、考え続けているお母さんたちばかりです。こうした、エリアこそ、ホールボディカウンターは必要です。
松戸の講演会も、百人ほどの皆さんが集まりました。こういうかたちのイベントが成立している事を僕は嬉しく思いますし、何かあっても、徹底的に闘うしか他に道は無し、と思っています。
福島第一原発について東京・渋谷でも「福島第一原発を考えます」という講演会をおこないます。ブログ上では十人限定です。先着順の受付となります。よろしくお願いします。
【渋谷第1回講演】
日時:2011年5月31日火曜日
時間:20:00~22:00
(19:30より受付開始します)
場所:レンタルスペースCUE702
渋谷区渋谷1-17-1 TOC第2ビル 7F 702号
会費:500円(会場費など)
参加希望者はメールの上、当日会場におこしください。フェイスブックのグループの方は、フェイスブックのイベントで申し込んでください。参加希望者が多い場合は、会場定員が今回は限界があり、お断りはする場合があります。
qqqppip@yahoo.co.jp
福島でも6/2(木)に講演会をおこないます。
「ジャーナリスト木下黄太さんと福島の現在を語ろう!」
現在の福島には、真実を伝えられないまま選択を迫られている人々が溢れ、一人一人の意見の違いもあり、まともに話し合いもできていません。そこで今回、様々な事件に対して深く掘り下げて報道活動を行っている、闘うジャーナリスト木下黄太さんをお迎えして、ジャーナリストの目線から見た福島の現状をお話し頂き、ご来場した皆様とトークセッションをし、この後の選択肢の幅を広げて行きましょう。
●日時6月2日(木)
●人数先着100名様まで
●開場時間pm18:00
●開始時間pm18:30~pm20:30(終了予定)
●会場福島テルサ/あぶくまの間(024)521-1500
福島市上町4-25
http://www.f-shinkoukousha.or.jp/terrsa/index.html
●参加費用お一人様300円(会場費として)
主催 梅田 luna.1999.ume.k@gmail.com
(お問い合わせは、上記のメールアドレスまでご連絡下さい。フェイスブックのグループメンバーはそちらでお申し込み下さい。)
木下氏の発信、わかりやすく、論理的、人間身あり、すごく楽しみにしています。
でも人間ですから、日によって色々体調あり、
機械みたいにされては、この長丁場無理と思います。やはり、お体が一番大切なので・・
今日のような一言でも発信あれば
十分ですので、
私達の為にもお体大切にして欲しいと思っています。
いつも拝見しております。
このところ、毎日お忙しい日々が続いているようですね。
ご自愛くださいませ。
ところで、ホールボディカウンター関連で、二本松市の市長の動画を見ました。(既にでていたらすみません)感動しました。何か応援できることはないかと考えています。
http://www.youtube.com/watch?v=s9e8rslKFhc
また、本日の茨城新聞にも載っていましたが、震災以降鹿嶋市では西の野菜を給食に使っているようです。
(下記記事は読売ONLINEより)
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茨城県鹿嶋市教育委員会が、福島第一原子力発電所事故による放射線の影響を不安視する声を受けて、学校給食に県産食材の使用を見送っていることが28日、分かった。
県内の農畜産関係者らは「風評被害を助長する」として、市教委の対応を疑問視している。
市教委の担当課によると、県産食材の使用を取りやめているのは、市内17小中学校のうち市学校給食センターで調理している16校の給食。肉、野菜、魚など給食に使う食材の大半を関西や四国地方などから仕入れているという。学校給食が再開された4月中旬以降、保護者から給食の安全性について不安の声が相次ぎ、市教委は県産食材の使用を見合わせる措置を取った。
市教委はホームページでも、学校給食の食材について「摂取制限や出荷制限が出されている食材は使用していない」「当面は、西日本産を中心に食材を発注」「牛乳は福島産や茨城産原乳は使用していない」などとうたっている。
(2011年5月29日03時05分 読売新聞)
本来であれば、国が主導してそういった方々への疎開の援助や疎開指示等を行うのが筋なのですが、既に国として機能していない以上、それを期待するだけ野暮かもしれません。
であれば、全国民が全都道府県で検査できるように、ホールボディカウンターを置くべきではないかと考えます。
そしてなおかつ、福島以外で検査を受けたいという希望があった場合でも、それを妨害しない、もしくは折角の機材を埃に埋めてしまわないよう、市民病院や総合病院であればすぐに検査できるような体制を整えるよう、厚生労働省や文部科学省には注意してもらいたいところです。
果たして実現するのかどうか、難しいと思うのですが・・・。地道に訴え続けて行く以外にはないでしょう。
でも、この闘いは長期戦ですから、お体に気をつけてくださいね。未明に帰られて、それから記事を書かれたりでは、お体持ちませんよ。私たちの大切な情報提供者ですから、お体は気をつけてくださいね。
ホールボディカウンターをやっと準備してくださるようですね。良かったです。外部被曝だけでは片手落ちでしたものね。外部、内部の総被曝量で考えなければ本当の自分の被曝状態はつかめないですし、後々の被曝被害立証としても成り立たなくなりますからね。
NHKのスペシャル「終りなき人体汚染」の中で、チェルノブイリ事故後、日の丸がついたホールボディカウンター巡回車で、村々を回って内部被曝量の測定を村民にしているシーンが出ていました。
今から15年も前の共産圏の事故でさえ、それが出来ていたのに、なぜ?この、近代日本でそれをしないのか?と不思議に思っていました。でも、やっと腰を上げたのですね。良かったです。でも遅いですよね。
後々の補償を勝ち取る為に、全員それを受けていた方が好いですね。カルテとして記録をとって置く、大切な自衛手段だと思います。
また、ホールボディカウンターで被曝量をきちんと測定するとともに、疎開ができる体制もきちんと整えていかないといけないと思います。
災害史学者の北原糸子・立命館大学教授によると
>現在、被災地外への「集団避難」の動きが出ているが、関東大震災(1923年)でも、東京から50万人以上が故郷などに一時避難した。
>人々の移動を後押ししたのは、1か月間実施された鉄道や船の運賃無料化だった。これが被災地の混乱防止に大きな効果をあげたと言われる。
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/feature/kansai1300290944523_02/news/20110329-OYT8T00682.htm
だそうです。
関東大震災でこれだけのことができたのですから、今回も思い切ったことが必要ではないかと思います。なんだか、菅首相・枝野氏のやっていることは的はずれのこそくなことことに思えます。これだけの大災害なのですから、きのうの木下さんがブログで紹介されていた小沢氏がインタビューで言っていたくらいのことをしないといけないと思います。
ドイツの原発事情↑
これではIAEAの調査は、東電にお墨付きを与える予定になってるかも
事故調査委員会も筋書きが決まっているようだし
以下引用「測定法はホールボディカウンター。測定人数は248人(日本から来た旅行者及びドイツへの帰国者)。福島の南150キロを訪ねたカップルのうち、男性からは0.7ミリシーベルト、女性からは0.4ミリシーベルトの放射線核種の線量が測定された」
二本松市は計測を要請していて、機械はあるのに、なんらかの圧力がかかって、県の医療機関から無視されているそうですね。
日本で検査できないなら、可能な人が渡航して検査し、値を公表するという手もあるかもしれません。