「世界が平和になりますように。 beautiful Japan!!!!!!」と犯行後、おそらく出頭前に植松聖容疑者はツイッターに投稿していたとみられます。上記写真とともに。正装していることから考えても、ある種の犯行声明として、投稿した可能性はきわめて高いと思われます。
そして、2月には議長公邸に、「障害者を安楽死させるべき」という内容の手紙を持参していました。
その手紙には、事件当該施設をはじめ具体施設名も列挙されていて、施設を襲う可能性についても言及されていたようです。
そして、措置入院がなされたということも報じられています。
こうなってくると、話は二つ想定されます。
ひとつはこの人間の責任能力があると、裁判で判断されるのかどうかということです。
これは、微妙で厄介なことになる可能性があると思います。
そして、二つめは、本人から犯行可能性がかなり具体的に示唆されていたにも関わらず、神奈川県警は何をしていたのかということになります。
大麻の陽性反応も出ていたこと。ツイッターにもマリファナは危険ではないとする背景画像が使われていたこと。
こうした点も踏まえると、この植松容疑者の危険性は相当な状態です。
こうしたいつかはやるだろうという状態であることを、警察は事前に分っていながら、今回の凶行が防げなかったという構造がはっきりとわかります。
攻撃ターゲットが明確なのに、それすら警察は守れなかったという話です。
また、施設は神奈川県が設置したものですから、こうした自治体が防御策をとっていなかったという話にもなります。
きちんと弱者である障害者を守るために、必要なことはできていなかった疑いは否めません。
有体に言うと、金をかけていないのではないかと疑います。
7/23には「同時刻にドイツで銃乱射。 玩具なら楽しいのに。 No gun,Yes toy」というツイートも容疑者はおこなっています。ある意味で殺戮行為に関して、ミュンヘンから伝播がなされている状態です。非常に危惧が強まります。
今回のことは、世界でテロ的殺戮行為が連日発生している中で、大量殺戮に留まらず、本質的に違う水準になる犯罪を、日本・関東で行われたということです。
弱者である障害者を短時間に多数殺害するということで。
ここまで、決定的に障害者のみを、しかも多数殺害する事件は、世界的にも極めて稀です(ナチス・ヒットラーのようなものはあります)。
そうした障害者のような弱者のみを狙うことは、ふつうの犯罪性向がある人間が、特に志向するパターンは多くありません(大量殺戮者がおこなう動機は恵まれた人間への恨みや自分が所属するもしくは所属した学校や企業などへの恨みが多い)。
これは、「人間の悪」という意味で、日本・関東でおきた殺戮事件が、世界的に際立ったという存在であるということになります。
オウム事件のような化学兵器サリンを使った殺戮で際立ち、放射能拡散の隠蔽でも世界に際立つ存在となり、きょうはこうした短時間の大量殺戮を弱者である障害者に行う悪質さで際立つ存在となったのが、日本の本質であるということです。
これは異常かもしれませんが、この異常が植松容疑者本人に留まらず、更なる伝播をすることを僕は本当に恐れています。
放射能国家では、この恐怖は強まると思います。
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