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強い台風10号は本日昼頃から福島第一原発にも接近、中心付近の最大風速35メートル、東北に初上陸濃厚。

2016-08-30 06:25:25 | 福島第一原発と放射能

                     画像は気象庁HPより引用

台風の勢力はやや落ちましたが、それでも965ヘクトパスカルで、中心付近の最大風速は35メートル、瞬間的には50メートルの風をもたらす可能性があります。強い台風です。

進路は予想より更に東寄りになっていて、東北初上陸の可能性はかなり強くなっています。

南日本などで強い風雨で襲ってくる台風が、東北にその勢いではじめて襲ってくるということです。

関東では経験値はあるレベルかと思いますが、東北では経験したことのない風雨となる可能性があるということです。

東日本大震災後にこうした自然の猛威にさらされることは、やはり思わぬ被害をもたらす可能性は否定できませんから、沿岸部などを中心に最大限の警戒は必要です。

そして、その中でも最大限に緊張感が漂うのは、当然ながら福島第一原発です。

強風はその周囲の放射性物質を拡散させる可能性は極めて高いと思います。

とにかく、近隣では通常以上に警戒が必要ですし、そうした拡散が数十キロはあるだろうというリスクを忘れないでください。

以前に南相馬市の稲がセシウムに高濃度汚染された事案で、原発のガレキ処理に基づく放射性物質の拡散ではないかとする報道がなされました。

当局側の調査では、原因不明で終わっていたはずです。

しかし、ある種の作業によってさえ、ちょっとした風に乗れば20キロ程度は放射性物質は拡散する可能性は否定できないということは考えておかねばなりません。

今回は、原発周辺で高濃度汚染地で、最悪は風速35メートルほどの強風が襲うリスクは否定できない状況なのです。

それが、大きな台風として、遠隔地まで放射性物質を運ぶ可能性も否定はできないのです。

やはり台風進路にあたり、原発から数十キロ圏は、警戒は相当にすべきと思います。

また、台風はかなり巻き上げて移動しますから、その進路にあたる地域の方も、台風が放射性物質を巻き上げたまま移動している可能性を、忘れずに対応するしかないと思います。

屋外には極力出ないことは、台風の時には常識ですが、今回は更に徹底すべきということです。

台風は朝の段階では関東に近く、福島など東北太平洋沿岸は、昼頃から近づいている状態です。

経験に基づく一般論的なことですが、台風の風は、通常はテレビなどが伝えているよりも、先に強くなることが多いです。

こうした感覚で、早め早めの備えの対応をすることが、肝要と僕は思います。

『2016年 真夏の大放談(3)』【「極端な条件設定して、強引に立論を何段階も積み重ねれば、無理も通せる」福島県民健康調査議事録から垣間見えてきた話 】

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