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静岡県中部でも、震災前は不検出だった放射性浮遊塵が、0.014mBq/立方メートルは検出されるという現実。

2015-12-30 23:59:56 | 福島第一原発と放射能

ことしも残すところ後、少しになりました。僕はきょう一日、年の瀬で、いろんな対応があって、時間が全く取れませんでした。

そうした中で、静岡県が発表した内容で、気になることがありましたので、確認しておきます。

御前崎の浜岡原発周辺での放射能の状況が、県が発表したそうです。

線量は、変化がないから大丈夫というのが、基本スタンスのようですが、それでも注目するべき情報がありました。

そもそも、土壌汚染的には、御前崎あたりは、ちょうど境目の辺りです。東伊豆には顕著な汚染があり、伊豆半島の西側は汚染程度が落ちいていて、更に御前崎あたりから西は一段と落ち込む状況と、大雑把には思います。

そこで、非常に微量ですが、震災前に検出されなかった放射性の浮遊塵が微量検出されています。

0.014mBq/立方メートル。

確かに少ないですが、健康被害となりうる汚染が少ないと考えられる静岡県中部でも、こうした汚染されたものが大気中にあるという環境になっているということです。

 

健康に本当に大きな影響が出ないと、どうして言い切れるのか、僕には皆目理解不能です。

よろしいですか、これまでなかったものが、存在して空気の中にある。計測は出来ています。

当然にその空気を人間は吸いますから、毎日毎日、微量の放射性塵が、この地域の人々の呼吸器内に入ることは間違いありません。

それが何十年も継続した場合にも、本当に問題がないと言い切れるのは、神だけと僕には思えます。

こうしたことを、どうして自治体が断言できるのかさっぱりわかりません。

また、柑橘類の汚染は、震災前の三倍近い汚染も計測されているようです。

静岡中部でこういう状態ですから、東京などは、更にその10倍から100倍以上になってもなんらおかしくはありません。

僕にも貴女にもあたりまえのことなのですが、同じようなデータを見ても、騙される人は多く居そうなのが、本当に嫌な感じがします。

 

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