川内原発のパブコメは、あと締め切りまで3時間です。本日8月15日の24時締め切りです。
夏休みの宿題状態だった僕は、さっき出しましたが、あちらの文書はページ数だけ多くて、中身が入っていない内容でした。大概、こうした公的な文書は内容がないときほど、水増しが増えます。その典型です。
書く前に一時間かけて、もう一度、きちんと読み続けて失望するばかり。
官僚の文書でも、言いたいことが明確にあるものとないものに分かれますが、あきらかに後者的なものです。
本当に言いたいこと、やろうとすることがない感覚の文章です。
これを数百ページ読めと一般国民にいうこと自体、狂った仕業と思いますが。。。それでも提出するしかないです。
僕は読み続けて、形式、見かけだけ整えたでっちあげ文書と感じました。
この文書を読み通すと、原子力規制委員会の田中俊一委員長が「基準の適合性は見ていますが、安全だとは私は言わない。これは何回も答えてきていること。」と言い続けていたことの意味も僕にはよく分ります。
そりゃ、こんな文書で、本当に大丈夫と確信できていたら、頭がお目出度い感覚の文書です。もし、再稼動して、田中氏が存命中に事故が起きた場合(確率は高いと思います)に、「実はあのときの発言でもわかるように内心は危惧していた」と言い訳する為のエクスキューズでしかありません。
先ほど、平智之前議員とも、電話で話しましたが、この文書にフェイルセーフという概念が徹底して欠落していると考えられているようです。水蒸気爆発がおこらない仮説的シナリオにのみ基づいているのもありえないと言われていました。さらに平氏は、竜巻などで考慮されている衝撃加重を、地震動に関しての衝撃加重として考察が不十分と指摘しました。
まあ、僕と似た見立てで、全編にわたって、でっちあげ感覚が濃厚な作文ということでした。
また、文書に記載されていないことですが、僕は福島第一原発事故で、最低限の機能維持を出来たのは、免震棟があったこと が大きいと考えます。川内原発には現在、免震棟は存在しません。現実にハイリスクな事態が起きた場合(こういう事態は常に「想定外」な事象としておきます。どのような想定を積み重ねても、実は100パーセントの排除はありません)、ハイリスク事態に対応するこの施設存在がないにもかかわらず、再稼動を決断するのは、完全におかしいと感じています。
皆さんには、書くのが大変なパブコメですが、安倍政権や政治家や政党への悪口、個人的情報などを本文中に記載せず(規定で撥ねられます)、落ち着いた文で、これを読んでも、再稼動は容認すべきではないと書いてください。あの文書に細かく拘って書くのは労力の無駄なので、短時間で出来ることまで書いて、注意を守って提出してください。
本日24時迄! 川内原発審査書案のパブリックコメントは必ず提出しましょう。⇒http://www.nsr.go.jp/public_comment/bosyu140716.html
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横須賀で初開催!
【9/6日(土) 木下黄太 講演 IN 横須賀】
場所:横須賀文化会館 中ホール
http://www.yokosuka-bunka.info/culture/bunka_about.html
18時半受付/19時~ 21時半。
※座席が必要なお子様は、大人と同一料金が必要です。
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まったく基礎の講座を名古屋開催!
【9/7(日)『放射能汚染対策、基礎の基礎』 木下黄太講演 IN名古屋】
福島第一原発事故から三年が経過した2014年の夏、改めて「放射能防御の基礎中の基礎」について、放射能防御プロジェクト立ち上げ人として最前線で活躍する木下黄太が語ります。
13:30開場 14:00開演
名古屋市女性会館 視聴覚室 (イーブルなごや 中区大井町7-25 地下鉄「東別院」1番出口徒歩3分 )
申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/191843/
問い合わせ nagoyanonuke@gmail.com
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