命というのは、具体的なコトでもある筈なのですが、その曖昧さも含んだ言葉でもあるためなのか、蔑ろにされる場合が多いモノと僕は感じています。
お盆の時期に、「ヒロシマ」「ナガサキ」そして終戦という名の「敗戦」について語られる言葉を見ているだけでも、命は、権力を握っている人々にとって本当にどうでもよい存在にすぎないこと。そして、多くの民衆自らも、命についてのそうした状態を唯唯諾諾と受け入れているという歴史が確認できます。
「放射能戦時下」であり、更に核兵器等による具体的戦争リスクが増している、現在の日本でも似たような光景が展開しつつある状態とも、改めて思います。
実は最近聞いた、あるマスコミ内での体調異変者続出の話は、僕にはそうしたことと重なって考えられる話でした。
詳しくはメルマガなどでも書く予定ですが、みかけのコストを削減する命題を達成するためには、汚染がより酷い場所に移転させること等、当たり前のこととして「戦時下」には為されるという事がわかる話です。
そうした場に移ると、往々にして中途半端に古い建物であるケースに遭遇します。そういう建物でよくあるのが、空調システムや換気に問題があること。
これは、環境に一定量以上の人工核種(セシウム等)が存在する「放射能戦時下」なエリアでは、致命傷になりかねない話です。
空調による排除どころか、ビル内で核種の循環に過剰に寄与することもあり得ますから。
しかし、みかけのコストを削減する命題の前には、そうしたリスクは微塵も考慮されず、その命は結果的に蔑ろにされている状態という事です。
勿論、その事が、実はコスト削減メリットを大きく上回るマイナスが生じることも、旧日本軍と何も変わらないのですが。。。
こうした命を蔑ろにする、「戦時体制」において、一人一人がどのように生き延びるのかが、皆さんにとって至上命題になると思います。
そうした思考を捉えなおす場としての札幌講演を開催することになります。
避難者による詐欺事案まで報道されている札幌では考えることは多いと僕は思います。
【 8/19(土)午後 木下黄太講演会IN札幌】
今の日本が置かれている現状、放射能と被曝に関する問題点を話し、内容を踏まえて皆さんと対話しておきたいと思います。
開場13:00 13:30〜15:30 札幌市中央区中心部で開催。
場所など詳細は下記申込サイトで確認ください。
申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/478537/
=========================================
最新の174号「木下黄太メールマガジン」
【 厳しい戦いを続ける民進党を率先して離党する細野代議士について、改めて確認しておくべきこと 】
【 水爆実験被害報道番組の「フクシマの未来予想図」サブタイトル外しで歓喜する低劣ネット住民、不感症日本 】
次号は8/14に配信予定(お盆で配信日変更、通常は月4回金曜配信)
申込&問合せ⇒http://www.hoshanobogyo.com