次号のメルマガで僕の給食についての思いもさらに書きます。
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日本は雨量が多いから、放射性物質が大きく動くと言われていました。
表面近くには留まらないと。
だから、放射性物質があっても大丈夫と。
「雨で、洗い流してくれるから、大丈夫。」こんなことを口走った、僕が直接知っている知り合いのマスコミ人の話を聞いて、僕は頭が痛くなりました。馬鹿にもほどがあります。
しかし、その後の土壌調査の状態を見ていると、たしかに表層上にあった放射性物質は風や雨で移動している様子はありますが(その敷地内の中くらいで)、地中に深くまで浸透して、出てくる数値に変化がある雰囲気はありませんでした。
最近では、日本でも表層にセシウムは留まっているという雑誌記事が出ているみたいです。
ウクライナ農業放射線研究所のヴァレリー・カスパロフ所長と話した事を思い出しました。
彼については、僕の次の記事で言及しています。
今回のウクライナでのメインテーマは、汚染による影響をフラットに考えること。本日パリ・ミーティング。
明らかに体制よりの見解を示す彼が言っていた話です。
「セシウムの動向を見る限り、表面のセシウムは風や雨という物理的移動で、一定程度動くが、地中に入ったものは、あまり動いていない。五センチくらいで留まっている事が多い。」
彼が来日した時にも、これを踏まえて発言をしていて、おそらく日本のツイッターなどでは、間違って発言を伝えられています。本人は費用がかさむ事や土壌がやせ細る事などから農地のはぎ取りは不向きと発言したようです。しかし、日本側は、五センチに留まるなど、はぎ取る事の理由になると、彼の発言をその文脈で使っているという事です。
除染ビジネスの為に、同じことを違う形で解釈しているという話です。
すべての汚染土壌を5センチではぎ取れば、そのエリアの放射性物質は激減しますから、意味はあります。
そんなことが、福島県で、否、南東北や関東全域で出来るのかという事です。
不可能に決まっています。
本来ならば、維持すべき首都などの中心部だけでも、道路をはぎ取るなどの除染は試してみてもよかったかもしれません。
しかし、実際にそういう優先順位もつけずに、意味の無い高濃度汚染地の除染を繰り返します。
それで生じた汚染土壌も、結局はどこかに置くしかありません。下手をしたら汚染していないエリアに捨てにきます。
この前は、被曝回避を主張している人々を、本人や配下の人間が、ネット上で過剰な攻撃を続けていた池田信夫氏の盟友である元総務省官僚が、汚染された木質チップを琵琶湖畔に捨てていましたから。
鬼の世です。
でも、当たり前です。放射能は消えてなくなりませんから。どこかに置いておくしかありません。
意味の無い事に、お金を費やす口実を政府も、政治家も探しているという事だけがよくよくわかります。
降水量がウクライナよりも多いとは見られる日本でも土壌の汚染に関しての影響はどうなのか。
東京の年間降水量が1800ミリメートルを超えますが、キエフは650ミリメートル程度。
およそ三倍の差があっても、もし吸着した放射性物質が大きく動かないなら、地下水脈にとってはプラスですが、表層に近い場所の汚染は変わらず、何かの拍子で巻上る事になります。
こうしたことの危険が、あたりまえのように関東や南東北では存在し続けるという事です。
もう一度認識してください。
【注記】これはセシウムの話です。プルトニウムなどの他の核種は違うようです。こうしたことは、ウクライナ報告会で言及したり、メールマガジンでも今後伝えていきます。
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食からの被曝は警戒すべき沖縄でも間もなく開催。那覇周辺の浦添市。
【4/5(土)ウクライナ報告会 IN 沖縄・浦添】
13時半会場 14時開演
浦添市てだこホール市民交流室(沖縄県浦添市仲間1-9-3) 定員250席位。
申込⇒http://kokucheese.com/event/index/149224/
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避難者のメッカとなりつつある岡山でのウクライナ報告会が申込開始です。
【4/19(土)ウクライナ報告会 in 岡山】
13時半開場 14時開演 定員250人
きらめきプラザ(岡山県総合福祉・ボランティア・NPO会館)3階 (岡山市北区南方2丁目13-1)
申込⇒http://kokucheese.com/event/index/148732/
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被曝防御という観点で、全国の給食関係者にどのような認識を持たせる事が可能なのか。まさにいろんなことをさらに始める必要があります。
前提として、日本全国の給食でどのような問題があるのか、この自治体ではこうだ、この学校ではこうだという問題について、メールで知らせてみてください。