このメールを読んでいて、おそらくこのメールの方のように、立論だった主張を、皆さんが出来るのかどうかは、難しいかもしれません。でも、ここまで論を立てていくと、その論の緻密さに相手は負けていきます。僕はお子さんが汚染地にいることをよいと思わない立場ですが、それしか選択肢が取れない場合には、こうしたことを限界までおこなうしかないだうとは僕も思います。
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初めてメールさせて頂きます。
毎日、拝見させて頂いています(メルマガも購読してます)。
いつもありがとうございます。
長女が小学校に上がる際、担任の先生と面談し、海産物に替わるお弁当を持参すること、食材により残す自由を確認しました。
その際、以下のことを確認しました。
1:この子達は、絶望の世代です。親や先生が、毒物が入っていると本当は知っていながら、怠慢-逃避-無責任さで、子ども達に毒物を食べさせ、その犠牲になったことへの絶望と怒り、生命の不安と虚無の蔓延する時代を生き抜かなければならない世代です。
2:教育現場として、生命健康にかかわることを調べないのは、教育者として問題である。自分で考え判断するという学習指導要領の根幹、生きる力を、教師が身をもって子どもに示し、放射能汚染から子ども達を守ってください(学校側は当然ですと答えざるを得ませんでした)
3:長女は給食が汚染されていることを知っています。先生も汚染されていることを知っていると、長女に伝えます。学ぶことの大切さを説く先生が、調べれば簡単にわかる汚染食材について、知ろうとしていないとは、子ども達の健康を守る意識がないとは、子どもに思われてはまずいでしょう!
4:クラスで病気になる友達が出てきたとき、先生が無理やり食べさせたせいだと思われないように、してください。長女はよく理解してますし、今やネットで、小学生でも調べて現実を知ることができます。
子どもたちが、矛盾はあっても、先生、大人、人間を信じることができるように、子ども達が誠意を受け取れるように尽くして下さい。
5:絶望と虚無を越える力を、教育で育てなければ、人間性の荒廃で恐ろしい時代になるでしょう。自分で考え判断し切り開ける生きる力の育成に期待します。(無理な課題とは承知ですが、汚染食材を拒否し自分を持って生きる児童を希望と見て、大切に独自性を育ててもらうために、方向性を確認しました。)
クレーマー、面倒な児童と思われないために、
教育者としての正義、なすべきことを、共に守り育てましょうという立位置で確認しましたので、
たった独り、美味しそうでも食材により残すことは「しっかり自分で判断して貫けている」と、誉められています。
先生側に、給食拒否の児童を守り応援することが正義、罪悪感からの逃げ道と思ってもらえると、やりやすいと思います。
学校側と確認したこととして、次のこともありました。
学校給食が汚染されていないという証明は、保護者がなすべきことではありません。学校、横浜市の責任です。
問い合わせは教育者としての責任で行い、児童の健康を損なう恐れがないと判断するなら、その判断根拠を教育者の危機対応の見本として、示してください。
私は、現状の検出限界値では健康を害さない保証はないと思いますし、ストロンチウム等の検査がされていない以上、汚染を否定できないと思っています。
と、伝えました。
あくまで、教育者としての当然の理想の姿、子どもを愛するなら当然の姿を求めただけです、と明確にしました。
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この方のやり方として、うまいと感じたのは、相手と部分的にでもシンクロしようとしている事です。相手を追いつめず、子どもに対して、この給食の状況を踏まえて、危険食材の回避を容認させる為の、心理的なルートを用意していること。要は相手に言い訳を残していること。
「罪悪感からの逃げ道」という感覚は現実的と思います。
こうした心理的な感覚は、ネゴシェーションの際には、役に立つと僕も思います。
ただし、もう一言、踏み込んで言わせてください。
ここまで、交渉能力の高い方なら、そこに我が子を置かなくてすむ方法は本当にないのか、もう一度、考えてみてください。
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食からの被曝は警戒すべき沖縄でも間もなく開催。那覇周辺の浦添市。
【4/5(土)ウクライナ報告会 IN 沖縄・浦添】
13時半会場 14時開演
浦添市てだこホール市民交流室(沖縄県浦添市仲間1-9-3) 定員250席位。
申込⇒http://kokucheese.com/event/index/149224/
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避難者のメッカとなりつつある岡山でのウクライナ報告会が申込開始です。
【4/19(土)ウクライナ報告会 in 岡山】
13時半開場 14時開演 定員250人
きらめきプラザ(岡山県総合福祉・ボランティア・NPO会館)3階 (岡山市北区南方2丁目13-1)
申込⇒http://kokucheese.com/event/index/148732/
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被曝防御という観点で、全国の給食関係者にどのような認識を持たせる事が可能なのか。まさにいろんなことをさらに始める必要があります。
前提として、日本全国の給食でどのような問題があるのか、この自治体ではこうだ、この学校ではこうだという問題について、メールで知らせてみてください。
最近、過剰に滋賀県VS市民という図式がクローズアップされています。過剰です。木材チップ放置事件の犯人は県ではありません。県に過失はありますが、そこだけを考えると、本質を見失います。
でもそれよりも、滋賀県の情報、意味がある事が、二つあるので伝えておきます。どちらも少し面白いです。
1.琵琶湖で地震が起きた時にどのようなことがおきるのか、滋賀県が初めて試算を出しました。湖の島では、最大5メートルの津波が起きうること。沿岸でも3メートル程度の津波が想定されること。海からの津波危険は、日本沈没のような事態とならない限り、ありえない滋賀県でも、こういうリスクが皆無でない事を、県自身が明らかにした事は意味が大きいです。起きる可能性は極めて低い話でも、起きない訳ではありませんし、実は1000年単位では、過去に琵琶湖で津波が起きた事もあるようですから。こうした備えを強めなければならない国に、私たちは生きているのです。
2.下記のような記事が、Facebookで回ってきました。嘉田知事自身の記事(写真も引用)です。
津赤十字病院で放射性物質計測器(ホールボディカウンター)の設置運用開始式。
3月17日(月)、滋賀県初となる身体の放射性物質計測器(ホールボディカウンター)の設置運用開始式に、日赤滋賀県支部長として出席、挨拶。
近隣府県の中でも最新式の測定器が設置され、原発事故により内部被曝への不安を抱える方がたに今後ご利用いただけるようになります。
現在滋賀県では200名近く、関西全体で2000名ほどの方が福島から避難しておられます。検査をご希望の方には無料で計測を受けていただくことが可能となりました。