「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
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「地を這うような取材がしたいから、死ぬ気でゆきます。」

2007-10-07 23:33:34 | 長井さん殺害の事実関係
署名フォーム(クリック→)https://hal.sakura.ne.jp/syomeis/sign
携帯電話はこちら(クリック→) https://hal.sakura.ne.jp/sign.html
僕は今、通夜から帰宅しました。安らかな長井さんの顔も見てきました。
明日は午前十一時から青山斎場で告別式。
署名ブースも入り口付近に設置されます。
葬儀の詳細はこちら。一般の方も参列してください。
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/3b65cd74d4195064a1a708c899d6064b

先ほど新しいニュースがはいってきました。
長井健司さんが亡くなる数時間前のことについて
貴重な情報をいただきました。

長井さん殺害の数時間前
現地時間のお昼ごろに、長井さんが滞在していたヤンゴン市内。
ヤンゴン市内にあるカフェで何人かでお茶をしたんだそうです。
情報をいただいたのは
あるビジネスでミャンマーにきていた若い日本人男性。
他には現地に詳しい日本人男性、
長井さんら数人がいたそうです。
長井さんはミャンマーの甘い紅茶を
おいしい、おいしいと飲んでいたそうです。

ミャンマーに特に詳しいわけではない長井さんが
現地に詳しい男性に
ミャンマーの現地情報をいろいろ聞いていたそうです。
そこに、若い男性の現地の知人から
「ミャンマー政権は誰でも発砲するようだから注意してくれ」
とのメールが飛び込んできたそうです。
若い男性は長井さんに、メールの中身を伝えて
「危ないですよ。注意してください。あまり近づかないで」
と話したそうです。

すると長井さんは少し微笑みながら
「地を這うような取材がしたいから、死ぬ気でゆきます」
答えたそうです。

そして
「もしも死んだら日本にビデオテープを送ってください。」
すこし冗談ぽく、お願いされたそうです。
あの優しい目はやつぱりにこにことしていたそうです。

長井さんはミャンマーの甘い紅茶が気に入ったようで
お代わりをして、
少なくとも二杯は飲んでいました。

若い男性が長井さんが亡くなったのを知ったのは
その日の夕方のこと。

何もすることが出来ず、
帰国してきたと話す彼は、
あのビデオテープもカメラごと奪われたままなのが
本当に悔しいし、
長井さんに申し訳ない気がするといわれていました。


若い男性に一期一会の人となり
ぼくにも大切な友人、長井さんの最後の映像を
なんとかして、取り戻したいと願っています。
皆さんのお力を貸してください。
ミャンマー政府への抗議文に賛同してください。
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一部の携帯電話ではこちらのほうが入りやすいようです
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現在署名は、フォームやメール、ファックスなど
2300人を超えました。
でも皆さんのお力がまだまだ必要なんです。
葬儀会場でもあす署名ブースが出ています。
署名は十万人を目標に集め続けようと思っています。
一定数集まれば来週以降、ミャンマー大使館に働きかけることになります。
署名フォーム(クリック→)https://hal.sakura.ne.jp/syomeis/sign
一部の携帯電話ではこちらのほうが入りやすいようです
(クリック→) https://hal.sakura.ne.jp/sign.html

ブログの内容、アドレスなどは自由に引用、報道してください。
映像で流していただいてもかまいません。
いろんなお知り合いに知らせてください。





以下は抗議文です。

======================================

ミャンマー連邦
タン・シュエ国家平和開発評議会議長殿
駐日ミャンマー連邦大使館
フラ・ミン特命全権大使殿

抗議文

 2007年9月27日午後、貴国のヤンゴン市内にあるスーレーパゴダ付近で、
取材中だった映像ジャーナリスト、長井健司氏が、貴国軍治安部隊の軍人に
至近距離から銃撃され、殺害されました。
自国の国民に対するミャンマー軍の一方的な暴力による制圧行動について、
国際的な取材活動をしていた日本人ジャーナリストの生命を、
警告もなく銃で奪ったことは、
殺害を前提とした意図的かつ残虐な取材妨害行為であり、
国際社会の一員として、また日本人として、
我々はこの行為を断じて許すことはできません。
しかも貴国の当局は、
長井氏が亡くなるまで手離さなかった
ビデオカメラとテープを未だ返却していません。

われわれは貴国治安部隊軍人による長井氏の殺害について強く抗議します。
また、長井氏の殺害の経緯を明らかにするとともに、
犯人の特定と厳罰を求めます。
遺品であるビデオカメラとテープも内容の消去など一切の改竄を許さず、
返却することを求めます。

       

ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会
(事務連絡先)
〒1060032
港区六本木7-8-25永谷リュード六本木306  

=====================================
  
ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議して、
抗議文の趣旨にご賛同をいただける方の、署名をお願いいたしております。
ご賛同いただける方は氏名と肩書きをお願いいたします。

呼びかけ人(順不同)2007/10/06 2100現在
増えています。

鳥越俊太郎(ニュースキャスター)
田丸 美寿々(ニュースキャスター)
テリー伊藤(演出家)
徳光和夫(司会者)
麻木久仁子(タレント)
綿井健陽(ジャーナリスト)
石丸次郎(ジャーナリスト)
佐藤和孝(ジャーナリスト)
高世仁(ジャーナリスト)
櫻井よしこ(ジャーナリスト)
北村肇(ジャーナリスト)
江川紹子(ジャーナリスト)
井上トシユキ(ジャーナリスト)
河上和雄(弁護士、元東京地検特捜部部長)
紀藤正樹(弁護士)
田島泰彦(上智大学教授)
苫米地英人(脳機能学者)
前田日明(格闘家)
--------------------------------------

抗議文の趣旨にご賛同いただける方は
氏名(フルネーム)と肩書き(職業か所属先)を
署名のためのインターネット上のフォームに書き込んでください。

物理的に手書きの署名の必要はなく、
お名前と肩書きをこのブログでリンクしているフォームに書き込んでください。
署名フォーム(クリック→)https://hal.sakura.ne.jp/syomeis/sign
肩書きは具体的な所属先でも、
「会社員」などの一般的なことばでもかまいません。
もちろんネット環境になんらかの問題がある場合は
メールやファックスなどで署名を頂いても結構です。

なお、会には電話も一応ありますが、
電話番をお願いしているだけの状態ですので
何かご連絡のある方は
できるかぎりメールでご連絡をお願いいたします。


「ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会」
 http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/(ブログ) 
nagaikenji20070927@mail.goo.ne.jp(メール)
 〒1060032
港区六本木7-8-25永谷リュード六本木306  
TEL 03-3746-0065
(平日10時から17時で対応)
FAX 03-5772-1127

なお、このブログはリンクフリーですので
いろいろご紹介してください。
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/
       





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2 コメント

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掲載ありがとうございます。 (大曽根美果)
2007-10-08 15:02:55
署名に陰ながら知人とともに応援いたします。

今までのご縁が、点から線につながり
長井様のご両親にお伝えでき幸いです。

長い健司さんのご冥福と
ご両親のご健康をお祈りいたします。
返信する
Unknown (nishiyama)
2008-07-13 05:55:37
こんな、ところに、今頃(当日でなくてよかったです)
激しく不適切なワイセツなコメントを書く方がいらっしゃるなんて、信じられません!!!!!

事務局の方、島田先生達は、お休み無しで 今日から、広島、岡山、博多、、と、手弁当で走り回っているのに!!!

いつも、事務局の方が、削除していらっしゃるのでしょうが、事務局の方のお気持ちをよく、考えてください!!!
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