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福島県の有効求人倍率が、1.44倍となりました。実は福島県内では、原発事故の影響で求人が増え続けています。今回の1.44倍という求人倍率は、1992年以来の高い求人倍率です。バブル崩壊以降、最高水準の有効求人倍率です。
震災復興という名目で、除染事業などを筆頭にして、福島に好景気が続いていることは間違いありません。日本全体の有効求人倍率、1.09倍よりもあきらかに高いです。
しかし、これは「専門・技術(建築・土木技術者、看護師・医療技術者など)、サービス(介護サービス、接客・給仕など)、保安(道路交通誘導員など)、輸送等の運転や建設等の職業では求人数が求職者数を上回っている」(福島労働局のプレスリリース記述)ようですが、事務職などでは、実は求職者が求人を上回っています。
22年ぶりの高水準なのに、労働市場ではミスマッチがおきています。
なぜか。
はっきりしているのですが、この求人倍率であっても、間違いなく、原発事故対応の仕事が多くあり、それになりたいという人は少ないということが、はっきりあらわれているということです。
専門的な部分も含め、建築・土木系というのは、原発関連や除染関連での仕事について求人が多いことが反映しています。さらに輸送や道路交通誘導員なども同様の話です。被曝しやすい仕事に就きたい人が少なく、求人は多い。
看護師や医療技術者の仕事で求人が多いのは、やはり原発事故以降、福島から離れているのが、医療関係者に多くあることが、今でも影響を与えていると考えられます。しかも、福島の患者が大きく減る可能性はありえませんから(もっと福島県民が逃げない限り)、当然医療関係者の仕事で求人は増え続けることは容易に分ります。
この有効求人倍率を読み解いていくと、福島復興という実態が如何に危うい橋を渡っているのかということも普通に分ります。目先、見かけの数字を幾ら上げても、ちぐはぐな実状が逆に浮き彫りになっています。
仕事を求める人と、人を求めている仕事のミスマッチが、その地域社会の混乱を指し示しています。
日本全体も同じ構図にありますが、それが際立って福島県で顕れているということです。
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7/13(日)に福岡ミーティング開催。人数限定なので、早めにご参加下さい。
午前と夜、2回開催。2回とも、福岡市立中央市民センター(福岡市中央区赤坂2丁目5-8)での開催です。地下鉄赤坂駅2番出口より徒歩5分。 午前50人、夜は70人での開催です。開演後、二時間で終了します。
【午前の部】開場9:15・開演9:45
申込&詳細⇒木下黄太・福岡ミーティング『福岡から発信できること』午前の部
【夜の部】開場18:15・開演18:45
申込&詳細⇒木下黄太・福岡ミーティング『福岡から発信できること』夜の部
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2年ぶりに、広島で講演をおこないます。座席数少なく、お早くお申込下さい。
【7/12(土) 木下黄太 講演 IN 広島 2014 】
13:00~15:00 (開場12:30)
開催場所 ユーストピア中央(中央勤労青少年ホーム)4階ホール
広島市中区八丁堀3ー2 市電「八丁堀」下車 徒歩5分
申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/185220/
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俳優の斎藤晴彦さんが、自宅近くで突然倒れ、急死されたそうです。73歳。
「レ・ミゼラブル」「放浪記」の舞台でよく知られる方。音楽や演劇の著作迄ある俳優。黒テントの創設メンバーでした。こういう素晴らしい仕事をされていた方々の急な死の知らせは、まだまだ耳にすることが、残念ながら多くなると僕は思います。
ご冥福をお祈り致します。
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だっげらいよん 連載第15回 【 仕事と命 】です。
哀愁の「だっげらいよん」はこちらでも展開中!⇒⇒⇒http://ameblo.jp/shibazakitoshie/
ところで「だっげらいよん」のお友達は台湾で電子書籍になりました。現在FREEで読めます。
http://ebooks.popo.tw/PopoWeb/wSite/ct?xItem=10269&ctNode=270&mp=9090
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【要注意】
東電は福島第1原発1号機建屋に設置したカバーを、来月上旬から取り外す模様です。当初言っていたよりも随分と遅い対応です。一応、1号機からの放射性物質の拡散を抑える目的でしたが、その目的は達成できているのでしょうか。この建屋カバーの取り外しについては、警戒が必要です。