自作当初はXPと7のデュアルブートで快適動作
2009年9月に自作したCPU=AthlonⅡX2 245e、メモリ2GB、HDD=250GB、OS=XpとWindows10(7からアップグレードした32ビット版)のデュアルブートの機種は、自作当初は快適動作していました。ところが、更新とアップグレードを重ねている間にどんどんメモリ不足が酷くなってきて、最近では両OSとも処理が非常に遅いので、メモリをあと2GB増設することにしました。
Windows10のメモリ不足による不具合
1.リソースモニターの物理メモリーが90%近く使用していて、利用可能メモリが370MBしか残っていない。
2.OneドライブのWord、EXCEL、Powerpointを起動しても、入力時の漢字変換が遅すぎて使用に耐えない。
3.LINEを起動しても、添付された動画がフリーズしたり再生できないことが頻発。
4.DVD-RWを書き込み中に強制シャットダウンが起きて、システムが破損。
5.ブラウザの起動やスクロールが非常に遅い上、途中でフリーズすることが頻発。
そこで、PCのケースを開けて、メモリの型式を確認すると、容量が2GBで「KingBOX DDR240PIN DIMM 1.8V」と表示されていました。ちょうど、これと同じものが書類ケースに2枚保管してあったので、このうち1本を2番目にスロットに増設しました。そして、ケースを閉じて、PCに電源を入れました。すると・・・・
1.Windows10の起動が非常に速くなる。
2.リソースモニタの物理メモリーをわずか47%だけ使用していて、利用可能メモリが1726MBも残っている。
3.LINEを起動して添付された動画が即再生できるようになる。
4.OneドライブのWord、EXCEL、Powerpointは、入力時の漢字変換が非常に速くなる。
5.ブラウザの起動やスクロールが非常に速くなる。
XPのメモリ不足による不具合
1.一太郎ホーム3のキードードレッスンの速度が若干程度遅くて簡単に得点が取れる。
2.一太郎ホーム3の住所録の登録・編集画面、一覧表示、印刷画面の切り替え時に若干待たされる。
3.動画編集、オーサリング、DVD書き込みの作業中にメモリ不足でダウンすることがある。
これも、2GB増設したら不具合が解消されました。
増設の効果と今後の課題
以上のように、劇的に処理が速くなりました。感想としては、Windows10の32ビット版では、2GBでもギリギリ稼働はするものの最低限4GBは必要だと痛感しました。今後の課題は、Windows10の32ビット版を64ビット版に変換して、より多くの64ビット版アプリをインストールすることです。ただし、これはググッてみると64ビット版への変換は不可でクリーンインストールのみ可能の様ですからアプリやデータの移行、中古メモリの入手、HDDフォーマットのMBRからGPTへの変換、XPとのデュアルブートの整合性・・・等々課題が山積しています。
結 論・・・特に10を64bit版にしないといけない理由は、ほとんどありません。仮想OSをVerchalbox32ビット版で稼働した場合に、インストールできるOSがwindows2000、XP、UBUNTU14等のかなり古い32ビット版OSに限られるので64ビット版に変えたい・・・といった程度の不都合に過ぎないのです。日常的な業務には何ら支障がないので、現在のところ32版のまま使うことにしました。