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モバイルバッテリーの定格容量とは?

2022-04-09 06:10:37 | 機器について

定格容量を超えて過放電すると壊れる可能性が・・・ 昨年の今頃に、某メーカーの20000mAHのモバイルバッテリーを購入しましたが、たったの1年で壊れました。価格は税込み3800円でした。充電するスマホはREDMI9Tで大容量の6000mAhなので、倍ぐらいの容量が要るのかな?と思って、奮発してこれを購入したのです。このスマホは殆ど使っておらず、このバッテリーで毎週水曜と日曜に70%から100%まで継ぎ足し充電していました。なので、1か月に8回~9回充電していて、消費電力は6000mAh×30%×9回=16200mAhだろうと、勝手に素人計算をしていました。一方、モバイルバッテリー本体の充電は、20000mAhだから、この計算で行くと、おそらく1か月に1回程度でも余裕で充分持つだろうと考ていました。でも、この考え方は、壊れてしまった今となっては、誤りだったと気づきました。

モバイルバッテリーの額面の容量と定格容量は違う・・・実は、額面のバッテリー容量と定格容量には大きな違いがあるのです。下の写真は、壊れたバッテリーの裏面に印字されている仕様です。額面の20000mAhというのは、2Aの電流で取り出し続ければ10時間でなくなる容量です。でも、3.7vを5vまで昇圧しているため、計算上はこの74%しか取り出せず、 20000×0.74=14800mAhです。でも、充電中に熱を持つために電力ロスが生じて実際は14800×0.915=約13500となります。

そうであるならば、13500mAhしかない容量のモバイルバッテリーから、毎月16200mAhの電力を取り出そうとしていたのですから、1年間も経過すれば、過放電の繰り返しで遂に壊れたものと考えられます。

今後はどうすればいいのか?・・・今回は、GREEN HOUSEの額面10000mAhで定格容量6100mAhのモバイルバッテリーを購入しました。型式は、GH-BTT100です。定格容量が6100mAhなので、前回購入した製品の半分以下ですが、スマホに3回充電すれば1回充電することにします。すると、6000mAH×30%×3回=5400mAHであり、定格容量の6100mAhの範囲内に収まりますから、過放電による故障の心配は無く、大丈夫です。

 読者諸賢には、以上のことが何かの参考になれば幸いでございます。

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