現在、自宅でXP機種をサーバーにして音楽ファイルを入れています。形式はmp3です。これを、クライアント機である9821NW150というWindows98機種とWindows10機種でも再生して、音質の違いをチェックします。音源は、1950年代後半のパブリックドメインになったクラシック曲で、かなり音質のすぐれたものです。
WIN98機種では、そのままではビットレートが高すぎてクライアント側で転送が間に合わず音飛びするため、全部ダウンロードしてから再生しました。でも、それでは再生までに時間がかかるので、XP側で元のmp3をビットレートを下げてwmaに変換してからストリーミング再生しました。使った音声ファイル変換ソフトは、@NCH Software社のSwitch無料版です。ビットレートは、128kbps 48khz stereoCBRを指定しました。結果は・・・?
Windows98機種で再生すると・・・
独奏や二重奏の高音部が減衰して少し音が丸まっていて、柔らかで聞きやすいですが、やや迫力や臨場感に欠けます。低音部も綺麗には聞こえますが、やや軽くて重厚感があまり無いです。フルオーケストラでも平板で昔のモノラルレコードに近い音作りです。やはり、ソフトウェア的にもハードウェア的にもメモリ的にも設計が古すぎて低性能であり、再生能力にかなり限界があるようです。
XP機種で再生すると・・・
重低音のバスーンやフルートなどの中音域、ピッコロの高音域独奏や弦楽器との二重奏では、いずれもかなり鮮明に自然に聞こえますが、楽器が増えてフルオーケストラになるとステレオ感が無くなって平板できつい音になるので耳が疲れてきます。独奏の静かなピアノ曲などを聞く分には立体的で良い響きの音づくりだなと思いますが、フルオーケストラのクラシック音楽の鑑賞には不向きかも知れません。
Windows10機種で再生すると・・・
独奏や二重奏では非常に美しく鮮明です。フルオーケストラになっても、立体的で自然な音作りです。高音部は綺麗でのびやかで、中低音部も鮮明で、しかも重厚感が出ていて迫力や臨場感が良く出ています。やはり、VALUESTAR搭載のYAMAHAの高度な音響技術や高性能内蔵音源ボード、最新版のWindoiws10の音響処理によって、長時間の音楽鑑賞にも堪えられる優れた音質になっているようです。