Docomoのシェアパック5GBプラン新設は実質値下げか？

　ＮＴＴドコモのシェアパックはこれまで、月９５００円（データ通信１０ギガバイト分）が最安だったが、５ギガバイトで６５００円のプランを新設した。「１回５分以内ならかけ放題」のプランを組み合わせると、３人家族の場合は１人４５００円になる。

　こんな記事がYahooトップ画面に掲載されていました。ヤフコメの意見は、「まやかしだ」とか、「これでは値下げになっておらない」といった論調が多かったです。が、私個人の見方は、docomoは総務省の要請を少しは受け止めて一定の改善を行っている・・・と評価出来るのではないかと思います。

　ただし、誰にでも評価できるとは限らないので、当然条件つきです。つまり、①家庭ではインターネット固定回線を契約していて、②職場でもWIFI環境があり、③官公庁舎内、空港、鉄道駅、イオンモール・マクド・スターバックなどの店舗、観光地等々で公共WIFIを使うのが前提です。

　私の家族3人はちょうど、そういうような条件が当てはまっていて、実際、通信量が大幅に節約できますから、妻も自分も娘もスマホでは1ヶ月で1GBも使ったことが、もう半年ぐらいの期間、まったくありません。

　しかしながら、こういったスマホの関連記事に関するヤフコメのコメントを読んでいると、当然、上記のいずれにも該当しないか、或いは、多様な立場や考え方の違いがあるので、今回の値下げのアナウンスに賛成できない人が多々おられるのが良く分かります。

　たとえば、MVNO＝格安スマホを念頭において、その格安料金と比較して３大キャリアの料金が高過ぎるのではないか？とか、25歳以下の若者やキャリア間を乗り換えるユーザーばかりを優遇して、その結果、長期契約者への恩恵が少なくて負担が重くなっているのが問題だ・・・というような意見もあります。

　また、音声通話は殆どしなくて、もっぱらSNSで連絡をする人の意見としては、docomoがカケホで月額5分間コースが1700円とか10分間コースで2700円とかいう抱き合わせ商法を強制しているのは、殆ど使いもしない不要なものに多額の料金を取られるので一番困ることだ・・・という意見もあります。

　まあ、そういった諸々の問題点をdocomoが根本的に解消しようとせずに、ただ単に家族でシェアするプランだけを提示して、容量を10GBから5GBに下げて、形の上だけで総務省の指導に従ったように3000円値下げしたのではないか？まあ、実質は、お茶を濁したようだというように感じる・・・というようなヤフコメが大半を占めていたように感じました。

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　私個人の見解としては、docomo、au、softbankの”いわゆる通話主体のヘビーユーザー”を対象としたコースしか用意しておらない横並びの販売方法が、もし個々人にとって不都合で高額過ぎると感じるならば、更新月にぜひ解約すればいいと思います。そういう意味で、今回の改訂では、docomoが25ヶ月目と26ヶ月目の２ヶ月間を更新月と改めたのは評価できます。

　また、一方では、解約すれば家族割がなくなったりお友達がキャリアメールなので自分だけがgmailにすると着信拒否されたりするので、実際問題、家族や知人にたいへん迷惑がかかることになるため、おいそれと解約に踏み切れないのが実情です。ですから、通信料金節約の意味で、例えば上記の③のような公共WIFIの積極的な活用なども試みたらいいのではないかと思います。そうすれば、恐らく今回のDocomoの打ち出した標題のシェアパック5GBプランの新設については、何とか実現可能となり、リーズナブルなプランとして受け入れられるように、今すぐは無理だとしても、やがてはなっていくのではないかと思われます。

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蛇足ですが、家族や知人との関係で３大キャリアの契約を続けて、特にiphoneに拘らないのであるならば、ガラケーと格安スマホの2台持ち・・・という選択肢もあります。電話を受けるのはもっぱらガラケーで月額１５００円、発信は楽天の音声SIM（3GB）月額2500円で5分間・回数無制限のカケホ付です。これならば、総合的に見て、今回のDocomoのプランと料金的にも内容的にも似たり寄ったりではないかと考えられます。（※MVNOは当然格安スマホであるので、iphone６Sなどのキャリア契約の高級機種と比べるのは酷ですが、特に３Dゲームなどの重たい処理や超高画質の動画・写真を必要としないのであるならば或いは可かなと思います。）