履歴書に本当は取得していない資格を書いて内定を得てしまったーー。就活生のそんな告白がネットの掲示板で話題になった。
投稿者は「普通自動車免許」を取得していなかったが、試験には当然受かるものと考え、履歴書には、取得している資格として記載した。ところが、試験はまさかの不合格。結果的にウソの履歴書を提出したことになってしまったので、内定を取り消されることにならないかなど、心配をしているようだ。
「年に何度も受けれる資格ならなんとかなる」と、今から取得すれば問題ないという意見もあったが、取得していない資格を履歴書に記載して企業に提出したことが発覚した場合、内定を取り消される可能性もあるのか。田村優介弁護士に聞いた。
●内定の取り消しは、法的には「解雇」にあたる
「まず、『内定』とは,将来のある時期(新卒大学生であれば翌年4月1日)から働くことを予定した『労働契約』が成立した状態と解されています。
ですから、内定を『取り消す』というのは、法律上は『労動契約』を一方的に解除する、すなわち『解雇』に該当し、簡単には認められないことなのです」
田村弁護士はこのように述べる。では、内定取り消しはどんな場合
「普通免許取得」ウソの資格を書いて内定、もしバレたら取り消される?