名古屋北部青年ユニオン  2012/8/13~

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日本の学校から「いじめ自殺」がなくならない根本理由

2018-05-19 | その他
教員による迫害・いやがらせを、「指導」「叱責」という教育の言葉(思考の枠組み)に包み込むと、他人を自殺にまで追い込む残酷さが中和されてしまう。

 筆者はここで「中和」という言葉を使った。

 この中和は、現実をつくりかえて、都合のよい「あたりまえ」をつくりあげる技術であり、巧妙なしかけでもある。

 犯罪社会学者のサイクスとマッツァは、非行少年たちのいいわけを研究した。

 そして「中和の技術(Techniques of Neutralization)」という論文で、非行少年が自分たちの行為を正当化し、納得がいくものにつくり変える下記5つの技術について明らかにした。

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1. 責任の否定
2. 加害の否定
3. 被害者への拒否
4. 非難者への非難
5. より高い価値への忠誠心への訴え
(Gresham M. Sykes and David Matza, 1957, Techniques of Neutralization: A Theory of Delinquency, American Sociological Review, Vol. 22, No. 6, pp. 664-670)
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 この論理は、教育関係者やそのとりまきにもあてはまる。

 実際にあてはめてみよう(以下は、これまで繰り返されてきたいいわけから筆者が抽出した一般的なパターンである。個別のできごとは、これらの組み合わせになっている)。

 1. 責任の否定: 通常の指導をしていただけで、障害や死亡との関係はない。
2. 加害の否定: 教育的な指導をしただけで、加害行為をしていない。
3. 被害者への拒否: 先生の言うことをきかない生徒が悪い。あいつは学校の「みんな」や先生をこまらせるやっかい者だ(あいつの方が真の加害者だ)。
4. 非難者への非難: 教育のことを何もわかっていないよそ者が勝手に非難している。おまえは学校が嫌いなだけだろう。おまえこそ口をつつしめ。
5. より高い忠誠心への訴え: 学校業界固有の聖なる価値〈教育〉が、現代市民社会の根本価値とされる人間の尊厳より高い価値があるかのようなムードをつくる。そして、次のように、加害者を教育価値への忠誠者であると訴える。
これは「教育熱心のあまりのいきすぎ」であり、将来あるセンセイを寛大に扱うべきだ。(露骨に言葉にすると差し障りがあるので、みんなのムードを感じ取ってほしいが)われわれの本当の実感としては、わたしたちが共に生きる、うつくしい教育の形は、死んだり障害を負ったりした「不適応」生徒の命よりも尊い。

 このような空気を醸成するためにも、人間の尊厳を踏みにじるできごとを、正義や人権の問題にせず、教育論議にすりかえると都合がよい。

 「これは正義や人権の問題ではなく教育の問題である」と誤認させるのだ。

 そうすると、より高い価値、教育への忠誠を強調して、学校の残酷と理不尽をうやむやにすることができ⇒続きはコチラ・・・・
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長野市職員が忘年会で上司に暴行、居合わせた女性職員はショックで2カ月療養

2018-05-19 | 労働ニュース
長野市の職員が忘年会で上司に暴行したとして、市は地域・市民生活部の職員(47)を停職3カ月の懲戒処分にした。

 市によると、職員は昨年12月に職場の忘年会で上司2人の胸元をつかみ、仲裁に入った同僚男性の頭を平手打ちした。居合わせた女性職員はショックで⇒続きはコチラ・・・・
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女性宿舎に侵入し下着盗む 自衛官懲戒処分

2018-05-19 | 労働ニュース
札幌にある陸上自衛隊真駒内駐屯地の23歳の陸士長が女性自衛官の宿舎に忍び込み下着を盗んだとして停職の懲戒処分を受けました。
停職処分を受けたのは、陸上自衛隊真駒内駐屯地第18普通科連隊に所属する23歳の陸士長です。陸上自衛隊によりますと陸士長は2018年1月真駒内駐屯地の中にある女性自衛官の宿舎に忍び込み女性隊員の下着を4点盗みました。その後、別の女性自衛官が寝ている部屋に勝手に入ったところ鉢合わせし逃げ出⇒続きはコチラ・・・・
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市役所の守衛が上司に暴行、懲戒処分「強く指導され、かっとなった」 柏

2018-05-19 | 労働ニュース
 守衛室で上司に暴行したたとして、千葉県柏市は18日、守衛の男性(60)を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にしたと発表した。

 市によると、男性は当直勤務中の4月13日午後10時半ごろ、市役所地下1階の守衛室で、上司の守衛長(50代男性)の胸ぐらをつかんで首を揺する暴力行為を4回行った。

 男性は3月末まで市消防局に消防士として勤務し、4月から守衛として再任用されていた。市の調べ⇒続きはコチラ・・・・
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<大阪府教委>29歳教諭を減給処分 生徒に不適切LINE

2018-05-19 | 労働ニュース
 大阪府教委は18日、勤務する高校の女子生徒に、無料通信アプリ「LINE(ライン)」を使ってドライブに誘うなどしたとして、府立高校の男性教諭(29)を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にしたと発表した。「かわいい」などと、11日間で計893回送っていた。

 府教委によると、教諭は今年2月1~11日、勤務時間中や深夜に「ドライブがてらチョコ食いに行くかな」などと、⇒続きはコチラ・・・・
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