名古屋市の住む内野博子さん(48)は夫を過労死で亡くした。02年2月9日の早朝、正社員としてトヨタ自動車の堤工場(愛知県豊田市)に勤めていた夫の健一さん(当時30歳)が夜勤残業中に突然倒れ、急死した。
内野さんは「徐々に帰宅時間が遅くなっていた。(夫が倒れた)連絡の瞬間に過労と思った」。一家の大黒柱を失い「明日からどうしよう…」。3歳の長女、1歳の長男を抱えて途方に暮れた。
長時間労働が原因での過労死…。ところが夫の過労死が認められるまで約6年も闘わなければいけなかった。内野さんは夫が帰宅前に自宅にかけた携帯電話の通話記録を取り寄せた。夫の過労を心配してカレンダーに休日出勤した日を記録していた。
記録からは亡くなる直前の1カ月の残業時間は144時間35分。会社側とのやりとりの結果、114時間2分。過労死ラインを超えていた。豊田労働基準監督署に労災認定を申請した。
当時は工場にはタイムカードがなく、豊田労働基準監督署は「(健一さんが)会社にいた事実は確認できても、明らかに時間外労働とは認められない」と52時間50分しか「残業」を認めず、申請を退けた。内野さんは当時を振り返って「まさか認められないはずがないと…。あんなに一生懸命にやっていた。本人はまじめにやっていただけなのに…。夫に申し訳ないと思った」⇒続きはコチラ・・・・
⇒裁判所の判決を無視する労基署~トヨタ過労死
⇒元豊田労基署長ら、漏洩先企業の法人会員券でゴルフ
⇒愛知の豊田労働基準監督署が内部告発情報を漏らした可能性
内野さんは「徐々に帰宅時間が遅くなっていた。(夫が倒れた)連絡の瞬間に過労と思った」。一家の大黒柱を失い「明日からどうしよう…」。3歳の長女、1歳の長男を抱えて途方に暮れた。
長時間労働が原因での過労死…。ところが夫の過労死が認められるまで約6年も闘わなければいけなかった。内野さんは夫が帰宅前に自宅にかけた携帯電話の通話記録を取り寄せた。夫の過労を心配してカレンダーに休日出勤した日を記録していた。
記録からは亡くなる直前の1カ月の残業時間は144時間35分。会社側とのやりとりの結果、114時間2分。過労死ラインを超えていた。豊田労働基準監督署に労災認定を申請した。
当時は工場にはタイムカードがなく、豊田労働基準監督署は「(健一さんが)会社にいた事実は確認できても、明らかに時間外労働とは認められない」と52時間50分しか「残業」を認めず、申請を退けた。内野さんは当時を振り返って「まさか認められないはずがないと…。あんなに一生懸命にやっていた。本人はまじめにやっていただけなのに…。夫に申し訳ないと思った」⇒続きはコチラ・・・・
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