◆“働き方改革”は「いい迷惑」でしかない…
東京都内にある超大手企業が所有するビルから、17時ピッタリに続々とスーツ姿のサラリーマンが、まさに吐き出されるようにゾロゾロと出てきた。人数にして百数十人。その中に、その超大手企業の子会社に勤務する松井さん(仮名・29歳)の姿があった。
「自宅まで戻っている時間がない……。急いで喫茶店かネットカフェに行かないと」
勤務後は足早に、というよりほぼ全力疾走に近い形で街に出た松井さん。見たい野球やサッカーの試合がある、というわけではない。
「20時までに先方に見積もりを送らなきゃならないのに……会社を追い出されるんですよ。たまんないっす」
松井さんの勤務する会社では、親会社である超大手企業の意向によって、残業を厳しく制限されるようになった。超大手広告会社「電通」社員の過労による自殺騒動などが起き、日本政府も「働き方改革」を推進するようになった事が原因であるが、松井さんのような子会社の社員にとっては「いい迷惑」でしかない。
「親会社は業界大手ですから、政府の言うとおりに、⇒
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