5年前ですかね桜の咲く頃、道志に伺いました。
66歳の春です。
別荘を譲りたい方がいて、見に行きました。
女房の母の実家(山梨県市川大門近くの大塚)に景色が似てて、女房は子どものころ夏休みとなれば、お爺ちゃんやお婆ちゃん家で過ごしたそうです。
その田舎(大塚)に似ていたようで、決めたら~と促されました。
田舎の無い私です。
本当は海が好きなんですが、山生活も良いなと思っていました。
しばらく通っているとどうも私風じゃないと思いいろいろとイメージ作りして、ちょっとお洒落な別荘にしたいと思い始めました。
いろいろなことをイメージしました。
白樺の苗もネットで買い求めました。
今では大きく成長しています。
そうか、この辺りはこんな風に。
木工の好きな私に合った居場所づくりをしようと、配置図なども書いて・・・。
そうだ!このウッドデッキを広くしようと考えたのです。
作業を3年前の初夏に始めました。
あの中央の土を掘り起した部分です。
作業員は私一人です。
高低差が1m以上ある傾斜部分の掘り起しです。
その部分の線を出して作業開始しました。
来る度に少しずつですが掘り起します。
変わる道志に女房は驚いている様子です。
ゆっくりと晴耕雨読で生活するかと思っていたようです。
表面は柔らかい土ですが、掘り始めると岩石のように硬い土になります。
まだ、体力があったのでしょう。
なんとか掘り起し作業が続きます。
始めは自分でウッドデッキを作ろうかと思いましたが、材料の手配などで地元の杉本工務店さんにお願いしました。
構想を話して、こんなイメージにとお願いしました。
仕事も忙しく、出張も中国や国内を飛び回っていました。
若い一人社長の杉本さんとは、専門用語で通じあえます。
少し土木建築も係っていましたので・・・。
これでも一応は理工学部土木工学科出身で、これからは(当時は)首都高速道が中心になると思い、橋梁工学を学んでいました。
まだ、東名高速道が開通していなく、バイトは静岡県内の駿河小山あたりの作業員小屋に寝泊まりしていた頃です。
そう、約50年前の話になりますね。
なんとか斜面を掘り起しました。
暑い夏の最中です。
土留め用の杭や板を地主のヒロさんから譲り受けました。
糸を張り、防腐剤を塗った杭を打ち込みます。
これもなかなか大変で、線に沿って真っ直ぐに打ち込むのに苦労しましたね。
やはり一人仕事は(持っていてくれる人がいれば)・・・。
そして、土留め壁の一面が出来上がりました。
地形に合わせて、ジグソウーで曲線を付けます。
作業は進み3面の壁が出来ました。
奥の農機具小屋はまだドアーが付いていません。
米国のテキサス州のある市に行った時にいただいた、失礼ながら米国旗を使わさせていただいています。
カカシも作り畑の見張りをさせましたが、あまり役に立たなかったですね。
ご覧のとおり作業の大変さはお分かりかと思います。
段々ジメージに近づいています。
防腐剤やビスな何度も買い求めました。
また、電動工具類も降る活動です。
ここから先は、工務店さんにお願いしました。
出張も多くお手伝いできませんでした。
出来上がったと連絡が入りました。
そこで置くもののレイアウトを考え焚火台などの位置も変えました。
焚火台を置いて、日除けのパラソルも設置しました。
薪置場も作りました。
そして、デッキに穴を開けて、白樺を植えました。
最初からその構想で、工務店さんに位置を示して置き、植える周辺を補強して置いてもらいました。
ウッドデッキに白樺が植わっているなんで素敵でしょ!
前後しての話です。
近くのオム(オートキャンプ場)さんの茅葺小屋に有った、ガス灯をいただき灯してみました。
これでほぼ完成です。
夜はこんな景色になります。
この頃はまだ、白樺が植わっていませんね。
この焚火台に火を入れて、暖を取ります。
あの暑かった夏から、時は冬に変わりました。
大好きないいちこ瓶(好きな瓶に入れ替えて)も絵になりますね。
作業開始から7~8か月が経過しています。
今年に入って以前(手前)のウッドデッキが古くなって来ましたので、張り替えることにしました。
これも杉本工務店さんにお願いいたしました。
今年の春先に雪が降った時の画像です。
この際だから両方のウッドデッキをつなげることにしました。
この間、他の作業(モノづくり)は延々と続いています。
外の洗い場を作ったり、椅子やテーブルも作りました。
そう、農機具小屋にもドアーが付いていますよね。
デッキ上は散らかっていますが、最近になって薪ストーブを設置しました。
これは外用で、軒下で楽しむためです。
今回はウッドデッキに関する内容でした。
構想からここまで来るのに、4年かかっています。
先日、捕獲したイノシシ肉もこの薪ストーブを利用していただきました。
もちろん肉は美味しいのですが、この景色を作るのが夢でしたので、更に格別の味になっています。
まだまだ、一人作業(モノづくり)はありますので、逐次ご紹介してまいります。
仕事・ダンス・道志・ブログ・酒など何かを削らないと疲れが残るばかりです。
調子もそんなに悪くは無いんですが、それなり(年齢)に今までとは異なって来ましたね。
さて、何を削るかです。
明日、道志に入ろうかと思っています。
Hiro