
最近感じることがあります。
あれだけバリバリと仕事してきたつもりの人間ですが、考えてみると小さな箱の中で歯車の一つに過ぎなかったような気がいたします。
時には、自分のやってきたことを自慢したり、卑下したりです。
サラリーマンは世間を知っているようで知らない組織人間の特徴かもしれません。
昨日は、理容院(床屋さん)に行ってきました。
今日ダンスの試合があるためです。女房は勝ち負けではなく、華やかなドレスを着て踊りたいと言っています。
そう、この床屋さんの店主は86歳となり今月末で退職(卒業)すると言っていました。
最終日前に、予約を入れさせていただきました。大変気に入っていた床屋職人さんでしたので、ビデオで撮っておきたいとお願いしましたらご了解が得られました。
この道一筋(70年間)、丁稚奉公からスタートしたと言っています。
これが、筋の通った男の仕事だと感じました。
*朝のコーヒーはこれで淹れています。
たかが50年間(72歳まで)働き年金生活者となり、今までのような金遣いもできません。
けっして、人さまをうらやましく思っているわけでもありません。
なんとなく、将来の行き先が見えない気持ち(ダッチロールしているような)不安もあるのも事実です。
*我が家の個室です。女房の趣味の一つでもある刺繍が飾ってあります。
昔は、男は度胸と言われましたが、いまや愛嬌で過ごすような日々になってきました。
そうしないと、自分の居場所が無くなるような気もしています。
昨日も出かけていた私にラインが入りました。
” おいしそうなお刺身を買ってきて”とのことです。
普段なら、おつまみセットとか貝類など安いものを選んでいましたが、おいしいものと言われて、「本マグロ 中とろと、天然カンパチ」をか買い求めました。
最近、寝不足習慣から元気のない私に食べさせたかったのでしょう。
今、ご飯は食べないようにしていますが、少しだけ手巻きにしていただきました。
やはり中トロはおいしですね。
ダンスの試合のために燕尾服を出したり、シューズの手入れもしていました。
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さて、女は決断力(度胸)ですが、女房は小さなブティックを経営しています。
デパートなどとは違って、小売り店ですので年配者のお客さまが多く、品も買っていただけますが、要は話をしたい方が多く来れると言っていました。
品を買い求めるより、話を聞いてくれる人が欲しいのでしょう。
それは家庭内の出来事や世間話もです。平均で2時間はお話して行くそうです。
まさに傾聴が中心で、人生の先輩から学ぶことが多いと言っていました。
男性は歳をとるとみすぼらしい恰好はダメ!と言われ、私とデパートなどに行きますが、品定めが早いのです。それはコーディネイト中心で値段を見ていないのです。
しかも、行くと一度に何着も買い求めるのです。他のこともあります。諸問題があると効率的で適切な判断が早く、まさに女は決断力が凄いなぁ~と思うような性格です。
その分、有意義に過ごすため無駄は極力省いています。
あっ、それはまだ使えると思っても処分されてしまいます。
情けなし・・・!私も働いているときは、判断力や行動力はあったつもりですが、今やアマゾンで安い品を検索している日々が続いています。
まさに、安物買いの銭失いなのでしょう。度胸のなくなった自分を見つめています。
ダンスの試合で頑張って行って来ます・