アンチクライスト
注:これから、この映画を見る人は読まない方がよいです
映画「アンチクライスト」を親友と見た。
大体は、もう既にネットでコメントされているので、私が言うまでもない。聖書のエデンの園をモチーフにした作品だ。何かと物議をかもしている映画だが、それはキリスト教圏内での話のことで、日本では、それほど物議にはならないのではと思う。
性描写が過激すぎるとか言われているが、数々の残虐な映画をみてきた私にとって、それは別にどうということではない。多分、私ぐらいの歳になれば、皆驚くことではないだろう。執拗な性描写は、むしろ結末への伏線として設けられている。
ここで大島渚監督の「愛のコリーダ」を引き合いに出そう。多分、この二つのどちらに共感するかと問えば、日本人は「愛のコリーダ」の方を選択するのではないか。外国の方でも「愛のコリーダ」を選択される人も少なくないはずだと、私は思う。
その一線を画すのは、性的な行為を罪として捉えるか、肯定するかの違いなのではないか、と私は思う。前者は自らの性器を排泄し、罪の代償として殺され、後者は欲望の中で相手を殺し、相手の性器を我がものとして得ている。
この2つの鏡のどちらに、あなたは映るでしょうか?
なーんて、色々と勝手な解釈、問題提起ができるのは、この映画が良かったと言うこと。映像も美しく、一応、見ても損はしない映画です。
後記
親友から居酒屋で一言。「面白いから良いんだけど、あんたが誘う映画は、何時も、こんな映画ばかり。私も変わってると思ってるけど、あんたは私以上に変わっている。」と言われた。今は、私自身、認めざるを得ない程、やはり変わり者だと思う。
注:これから、この映画を見る人は読まない方がよいです
映画「アンチクライスト」を親友と見た。
大体は、もう既にネットでコメントされているので、私が言うまでもない。聖書のエデンの園をモチーフにした作品だ。何かと物議をかもしている映画だが、それはキリスト教圏内での話のことで、日本では、それほど物議にはならないのではと思う。
性描写が過激すぎるとか言われているが、数々の残虐な映画をみてきた私にとって、それは別にどうということではない。多分、私ぐらいの歳になれば、皆驚くことではないだろう。執拗な性描写は、むしろ結末への伏線として設けられている。
ここで大島渚監督の「愛のコリーダ」を引き合いに出そう。多分、この二つのどちらに共感するかと問えば、日本人は「愛のコリーダ」の方を選択するのではないか。外国の方でも「愛のコリーダ」を選択される人も少なくないはずだと、私は思う。
その一線を画すのは、性的な行為を罪として捉えるか、肯定するかの違いなのではないか、と私は思う。前者は自らの性器を排泄し、罪の代償として殺され、後者は欲望の中で相手を殺し、相手の性器を我がものとして得ている。
この2つの鏡のどちらに、あなたは映るでしょうか?
なーんて、色々と勝手な解釈、問題提起ができるのは、この映画が良かったと言うこと。映像も美しく、一応、見ても損はしない映画です。
後記
親友から居酒屋で一言。「面白いから良いんだけど、あんたが誘う映画は、何時も、こんな映画ばかり。私も変わってると思ってるけど、あんたは私以上に変わっている。」と言われた。今は、私自身、認めざるを得ない程、やはり変わり者だと思う。