ローラ
「ローラ」は寺山修司の戯曲で9分間の映画として公開された。もちろん監督も寺山修司である。白塗の奇妙な格好をしたアングラ(アンダーグラウンド)の女3人が観客を挑発し、挑発に乗った男(役者)が映画の中に飛び込み、身ぐるみ剥がされて追い出されるという短編映画に仕上がっている。実はこの映画、当時の役者とともに長年上映され、その興行回数たるやギネスに載ったとか、載らないとか。実はMeはその役者が最後に興行し、その後演劇へと続く舞台を見に行ったことがある。その時も狭い見世物小屋のような舞台だった。「ローラ」は寺山修司の短編映画では一番好きな映画だ。寺山修司の映画はほぼ全部見ており好きなのだが、何故と言われても理由がよく分からない。非現実的なのに妙に生々しいところだろうか。
興味のある方は是非。といってもレアものなので見るチャンスはなかなかないと思うが。。。カカ。。。