「紙の月」
角田光代原作、宮沢りえ主演。「紙の月」観ました。
結婚後、銀行員にパートタイムで働くようになってから、ある日外回りで個人客から預かった預金から一万円を使い込み、直に銀行の自分の口座から補填して何事もなく過ごした。しかしそこからお金の存在に疑問が生まれ、何かが狂い始める。その後、夫の単身赴任が決まり、大学生である青年に出会う。外回りで得た預金から巧みに工作して使い込み、大学生との奔放な恋愛生活を始めるようになる。いつかは壊れてしまう生活。そんな刹那にのめり込んでいくうちにこの世がお金で回っていることを手玉に取っていることにスリリングな緊張と快感を覚える。その信念は使い込みが発覚し、窮地に追いやられても変わらない。ガラス窓を突き破って走って逃げている自分の生き生きとした解放感。自由を感じる。
もちろん使い込みは犯罪だが、経済で回っている世の中を倒錯させ、それよりも個人の自由や生き生きとした人生を優先させようとした主人公の気持ちが分かるような気がした。
なかなか面白かったです。おすすめ。
角田光代原作、宮沢りえ主演。「紙の月」観ました。
結婚後、銀行員にパートタイムで働くようになってから、ある日外回りで個人客から預かった預金から一万円を使い込み、直に銀行の自分の口座から補填して何事もなく過ごした。しかしそこからお金の存在に疑問が生まれ、何かが狂い始める。その後、夫の単身赴任が決まり、大学生である青年に出会う。外回りで得た預金から巧みに工作して使い込み、大学生との奔放な恋愛生活を始めるようになる。いつかは壊れてしまう生活。そんな刹那にのめり込んでいくうちにこの世がお金で回っていることを手玉に取っていることにスリリングな緊張と快感を覚える。その信念は使い込みが発覚し、窮地に追いやられても変わらない。ガラス窓を突き破って走って逃げている自分の生き生きとした解放感。自由を感じる。
もちろん使い込みは犯罪だが、経済で回っている世の中を倒錯させ、それよりも個人の自由や生き生きとした人生を優先させようとした主人公の気持ちが分かるような気がした。
なかなか面白かったです。おすすめ。