欲求

欲求

欲求は底知れない
無限数列のように果てしない
でも君はいつも
それをいとも簡単に
手中に収めてしまうんだ
朝食のパンケーキのように
いとも簡単に平らげて
平気な顔をしている
欲求は既に消化済み
君は次の欲求に
触手を伸ばしている

声

声

君が海の声を聞くとき
目を閉じて少し顎を引いて
ゆっくりとうなずくように
頭を上下に揺らしながら
巻貝の貝殻のように
耳をそばだてるのであった
僕には何も聞こえない
君だけの海の声を聞いていた

口笛

口笛

僕は君の口笛が
いつもうらやましかった
ちょっと尖った君の唇を
僕は横目で眺めていた
君の向うにある海が
細かく揺らめいて
太陽の光を鏡のように
きらきら反射させていた
君はそのきらめきの中に
颯爽と輝いて見えた
これが僕の青春である

Manic Monday

Manic Monday

６時起床。迷いながらも定時出社。

コンパイラのプリプロセッサの問題は顧客がソース回避してくれたみたいだ。ほっとした。とりあえずベンダレポート用の原稿を作成してメール。その後、スパコンの製品化工程会議に呼ばれ、午前中を過ごす。午後もスパコン関連の仕事をしつつ、空いた時間にHaskellを勉強。でも何か落ち着かない。１６時にスパコンの製品化構成のレビューがあり、その後上長としばらくお話した。後もうちょっと何だか。今週は何か憂鬱。一週間長そう。でもサナトリウム定時退勤。帰ってから夕飯を食べシャワーを浴びて、再びHaskellの勉強。切りのいいところで止めて、寺山修司の「ひとりぼっちのあなたに」をペラペラと読む。そしてPrinceのArt Official Ageを聞いて寝るだろう。

何か急に寒くなったね。憂鬱だ。今日のお題、「Manic Monday」は女性だけのバンドBanglesのためにPrinceが書き下ろした曲。懐かしい。

後記
「すごいHaskellたのしく学ぼう！」を読了（P.72/389）