法人と言う怪物
会社というものは法人という人とは似ても似つかないものが所有しているものである。
しかしながらこの法人の成長、延命が会社の唯一の目的である。
その目的のためには手段を選ばない。
人の首が飛ぼうが、命を奪おうがお構いなしで、それで罪にさえ問われない。
法人が成長し、生き延びるためには会社は非情なことでも何でもするのである。
だから社会への貢献と謳って、会社に命を託すのは阿呆らしい。
会社は人の汗水の努力など与せず、ひたすら法人に寄与するのみである。
例え会社にて称賛を浴びたとしても、それは仮初の希薄な毒薬に過ぎない。
そうやって個人から魂をはく奪し、会社中毒となっていくのである。
そうやって薬物中毒にさせて、それを個人の幸せだと惑わし一生を終えさせるのである。
この法人とやらの旺盛で獰猛な生命力に侵されずに、つつましく個人の幸せとは何かを考え給え。
それが個人の幸せの第一歩を踏み出したこととなる。
所詮、人の人生とは哀れなものである。
汝、これらと関わることなく、面白可笑しく生き給う。