「娼年」
今日は日曜日。曇り。
昨日は睡眠薬をちゃんと飲んだので、よく眠れた。
DVDで映画「娼年」を見た。
松坂桃季主演、三浦大輔監督、石田衣良原作。
東京の某有名大学生でありながら、バーテンをして、退屈しのぎに
女と度々セックスするという無気力な生活をしていた主人公が
ある大人の女性に見染められ、男娼の生活をはじめる。
そこで自分本位のセックスから女性の内面を見つめるようになり、
自分の女性観も変化を遂げ、そこで幼少の追憶を受け入れて、
女性を喜ばす男娼として成長していくドラマ。
Amazonレビューでは酷評を受け、あんなセックスをしても女性は
痛いだけで気持ちよくもなんともないとか、色々と書かれていたが
僕の見解はちょっと違う。
若い頃はとかく男は自分本位のセックスをしたがる。
女性をいかすことだけを考え、女性がいった後は、今度は自分の番だと
言わんばかりに自分本位の快楽に身を投ずる。
確かに今の私から観たら、主人公のセックスの評価は30点だ。
でもそれは誰でも通る道。
成長の過程で自分のセックスが痛々しい頃もある。
今ではそういう過程を乗り越えて、セックスするときは女が心から自由に
振舞えて、遊ばせてやる余裕のあるセックスをしている。
というかセックスはそんなに重要ではない。
如何に女の心の奥底を引き出して、女の望むままに身体のやりとりを
楽しめさせるか、まるでフランス料理をじっくりと舌で味わうように
おしゃべりしながら、女の心を解きほぐしてやる。
何れ、主人公もそんな女性の扱いをしていくだろう。
これは主人公の成長の過程を追った映画なのである。
今だから言えるが、セックスの主人公は男ではなく、女である。
女が快くセックスの主人公になれるようなセックスをする。
それが本当のセックスだ。
この映画の主人公はまだその域に達していない。
そういう一歩踏み込んだレビューはAmazonレビューにはなかったように思う。
だから単にAVと同列にこの映画を評するのは間違っている。
もっとセックスに理解のあるレビューアがいてほしいものだ。
Amazonレビューアは、ちょっとレベルが低すぎる。
ところで、今日、教育関係の取締役から確率統計の資料を追記した機械学習概要講座の
パワポが送られてきた。
Meも自分が作成した確率統計の資料に少し手を加えた。
明日が午後、前職の入社時に課長だった東大出のエリート上司と交えてレビューをする予定。
明日は長い一日になりそうだ。
寝る。