名前も知らない山道を登っていくと、道の両脇には誰から見られることもない花たちが、密かに凛とした姿で咲いていました。立ち止まって眺めていると、せめて私くらい愛でなければ申し訳ない気持ちになってきました。
オカトラノオ 湿原では見ていましたが山道にも咲いていました。サクラソウ科
ノブドウ 秋になると赤や紫の実を付けるのでしょうね。 つる性ブドウ科
トリアシショウマ なぜか傾いて咲いていました。ぬめりがあり独特な食感がある山菜だそうです。ユキノシタ科の多年草
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本来はこんな姿で咲くのですが、こちらはまだ蕾でした。
キランソウ 清水が湧きだしているところに咲いていました。この一帯は平地と違って花は1輪です。種類が違うのではと調べましたが分かりませんでした。咲く時期もかなり遅いですね。シソ科
ミツバ 蕾ばかりでひらいたのがありませんでした。セリ科の多年草
ネムの花 マメ科の落葉高木
ネムの葉 手入れの行き届いてない山道は下は草が生い茂り、上は合歓の葉でおおわれて陽が射しません。葉の間から合歓の花がかすかに見えていいます。
ミズトンボ これは樫原湿原で撮ったものです。ここにはウン10年行ってますが、この花を見たのは初めてでした。ユニークな形の花です。ラン科の多年草
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形も面白いですが名前も変わっているなあと思っていましたら、どうやら名前は花の形から来ているようです。一つ一つをよく見るとトンボに似ています。