今にも降り出しそうな寒い朝です
ひめちゃんとタバサねーちゃんは、大急ぎでお散歩してきました。
気温が10度以下の予報なので、外のお部屋には湯たんぽが入りました
レンジでチンの湯たんぽ、重宝してます。
獅子丸が突然の事故で逝ってから、2年が過ぎました。
獅子丸のお部屋はそのままで、最近、ぬいぐるみの獅子くんを迎えました。
まるで生きてるようで、家族みんなで「獅子くん、おはよう」「獅子くん、ただいま」と声をかけています。
獅子への手紙、第2弾が出した出したいのですけど、去年の獅子くんへの手紙以上の文が書けません
今読み返しても、ウルウルになってしまいます
去年と全く気持ちが変わっていないと言うことで、もう一度同じ手紙を出しますね
獅子くんへ
君が最初にこの世で逢った人間は、おかあさんです。
そして、君がこの世で逢った最後の人間も、おかあさんです。
あの頃は、小次郎パパが夜だけの室内犬になるため、みんなで夕食後そこらまでのちい散歩していたね。
すっきりとしてよく眠れるようにとの配慮でした。
でも、あの時、君はおとうさんの隙を狙って、ニカッと笑って去って行ったんだね
君は養家で、野生に目覚めたんだね。
おとうさんの隙を狙って、よく脱走してたね
あの時、おかあさんは君が戻ってくると信じて、門の所で待ってました。
案の定、君はやって来た。
でも門から入らずに、そのまま県道へ突っ走っていった
おかあさんは、リードを踏もうとしたけど、ダメだった
たとえけがをしても、体当たりすべきだったのだ
まもなく、県道のほうから、ドーンという音がした
急いで駆けつけると、君が倒れていた
抱えて帰り、動物病院に急行した。
車の中で君のうめき声を聞いたよ
「生きるんだよ、死ぬんじゃないよ」と呼びかけながら、急いだ。
病院に着くと、君は息をしていなかった
先生が蘇生措置をしてくれたけど、君は戻ってこなかった
実家に帰ってから、2年半後のことだったね。
でも、実家に帰ってからの日々は、楽しかったよね
養家での生活は、決して恵まれたものではなかったようだね
高齢のおとうさんと2人暮らしでいたうちはまだしも、東京から老人と猫がやって来てから、完全に邪魔者だったね
高齢のお父さんが足に怪我をしてお散歩が出来ないと言うことで、みんなで迎えに行ってお散歩してたね。
母屋から離れたバラックに1人置かれ、お散歩から帰って大きな声で「ただいま」といっても、返事はなかったね
「まるで、もう帰ってくるな」とでも言うように。
おかあさんは絶えきれずに、「しばらく実家で預かります。足が治ったら迎えに来て下さい」の置き手紙を残して、君を連れ帰った
そして、毎晩寝る前には抱きしめて、「ここは君のお家だよ」と言ったよね。
数日後、養家のお父さんがやって来たけど、ののこねーちゃんのサークルの前にしゃがみ込んだ
ののねーちゃんとなにやら話し込んだけど、隣にいる君の方には一瞥もなかった
君も一言も発しなかった
「ボクはこっちだよ」なんて言わなかった
君の養家での扱いが、よーく分かった出来事だった
7年も一緒に暮らした子が分からないなんて
いくら似たようなのが、いっぱいいても。
居間からその様子は見えたよ
彼は居間のガラス戸を開けて、ドッグフードを置いて行ったね。
少しして、彼は犬の移動届けを出してくれと言って来た。
君は正式に実家の犬に戻った。
でも、君の養家は、常広寺の開基・本橋院殿の末裔と言うことだった。
けれども、あまりの零落ぶりに、開基・本橋院殿は9回裏2アウトランナーなしの状態だった
おかあさんは、養家との係わりで、常広寺へ度々出かけたり、供養塔を建てたり、いろいろなことを調べたり発見したりした
本橋院殿は復活した
君がいたからだよ
もしかしたら、君は本橋院殿の生まれ変わりだったかも知れないね
手紙に添えて、思い出のアルバムを送るよ。
君は、ひめ&琥珀丸&千尋と、2012年2月の寒い日に生まれた。
きょうだいで、思いっきり遊んだね。
シロタビ(手足の先が白い)をはいた子は、君だけだった。
ひめちゃんは、真っ黒クロスケだった。
2019年の春、養家のお父さんが足をケガしてお散歩が出来ないと言うことで、みんなでお迎えに行ってお散歩してたね
実家のきょうだいとも、自然に馴染めました
実家に帰って、時には七海ママのそこらまでのちい散歩に付き合ったね
いちばん一緒にお散歩したのは、ひめちゃんだったね。
三四郎おじちゃんの形見のレインコートも着ました。
朝晩、かなりの距離を歩きました。
楽しかったね
まだ写真の整理ができてなくて、もっといい写真がいっぱいありそうです
そのうちに、獅子丸な日々・ベストショットを編集しましょう。
待っててね
いっぱいいい写真があるけど、おかあさんはこの2枚の写真がお気に入りです。
過酷な環境にもめげずに、素直な子に成長してくれました
そして思い出をいっぱい残してくれました
ありがとう、獅子くん
また、逢いましょう