両親の頑張らない介護 ~日々のつぶやき~

継父令和2年7月他界、実母要介護4在宅で介護中、義父平成30年4月他界、義母要支援1施設入所

本当に欲しかったのは・・・

2020年09月13日 | つぶやき
昨日ショートから帰宅した母。


特に変わりなく、
変なテンションでもなく、
ぐったり疲れた様子もなく、
デイサービスから帰って来たような雰囲気。


言葉に言い表せないですが、
ここに来て、ちょっといつもと感じが違ったので、
わたしのほうが驚いてしまった。


まっまっ、不穏じゃなきゃね、いいかな。
ショート先からの連絡表にも、
特に変わった様子もなかったようですし。


OK、OK!!
深く考えるの止めましょ。




ーーーーーーー


さてこちらの方もね、
って、こちらとは、義母ですね~。



こちらも深く詮索せず、先回りせず、
OK、OK!!困ってもらいましょ!!



というのも、月1回の義母の施設訪問をした旦那。
毎度のことながら、義母が言う買い出しリストをもとに、
あれこれ食料品を買い占めるのですが、
今回は、食料品の他に、
来月行く定期検査の病院に着て行く服がないから、
服が欲しいと要望があったとのこと。



それも、欲しいのは、
パンツです!!



勘のいい人なら、わかるかもしれません。
ちなみに、よそ行き用のパンツは数本あります。



本人曰く、
「ズボンがないからほしい」と。



あなたの足は何本ですか?
っていうぐらい、
ありますよ!!
でも欲しいと言う。



『パンツぐらい買ってあげたら良いじゃない』
って心優しい人は言うでしょう。



でもね、義母は違うんですよ。
パンツが欲しいんじゃないんです。



お出かけしたいのです!!



なぜ、『パンツが欲しい』と言ったか。
それは本人を連れて行き、試着する必要があるからです。
以前、『靴がほしい』と言ったときもそうです。


「外へ行きたい」


なんて、口が裂けても言えないのです。
今の御時世っていうのもありますが、
そうじゃなくても、こうやって、回りくどいやり方で、
誘導する人なのです。



しかし、この誘導に気がついていない旦那。
気がついていなくても、このご時世です。
義母を連れて行くことはなく、見た目のサイズ感で購入。



買い慣れていない婦人服、
ウエストのサイズだけ見て買ったらしく、
パンツを買って施設に戻り義母の履いてもらったら、
きつくて履けず(-_-;)



すぐに店に戻り、
ワンサイズ大きめの物と交換してもらったそうです。



思惑が外れた義母。
そりゃ、まあまあ、色々駄々をこねたようでして。



「あれがほしい、これがほしい。
これが壊れた、あれが失くなった。
あの人に電話をかけたい」




義母に持たせているキッズ携帯も、壊れている様子。
義弟(三男)が買ったAI機器。
使いこなせれば便利な品物。
義母にとってはただの置物、使いやしない。



衣替えも難しくなってきている。
物も紛失することもありますし、
電気機器もすぐ壊す。



言葉も忘れてきている。
記憶も怪しさを増してくる。



目が見えない中での生活。
施設に入所しているとはいえ、
少しずつ施設内での生活も、自分の生活圏内の範囲でも、
人の手が必要になってきているような気がする。



でも、もう私は介入しないと決めたし、
旦那も面倒なので先回りはしない。
本人がギブと言うまで、そのままでしょう。



昔なら、モヤモヤしていたでしょう。
今は違う。



困っているのは私じゃない。
どうしても私が介入しなければいけない問題でもない。



薄情かもしれないけど、
「わたしがどうしたいか、どう思うか」
が重要だと思うから。
他人軸ではなく、自分軸で行きたい。
コメント (2)
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