先日、テレビを見ていたら
中国の会社を改革する一人の日本人、稲盛和夫さんが紹介されていました。
彼は会社で売り上げも大事だけれど
一番大事なのは嘘をつかないこと、誠実であること、
などなど教えていて、
彼の教えを受けた会社が急成長を遂げているとか。
それを見て
やっぱり教育なんだな~と思いました。
フィリピンの会社では従業員による盗みが本当に多いのです。
主人の会社も今まで何度も被害に遭っているんですが、
こう書くとフィリピン人=盗みみたいに勘違いされると困るんですが、
多分やってる人は全体の数%です。
日本と違うのは
見つからないに決まってる、見つかっても逃げれば済むと思い込んでやってる人が多いことでしょうか。
実際、逃げ切る人は本当に多いです。
そんな中で先日大きなニュースとして報道されたアメリカで会社の金を盗み続けたフィリピン人男性で
アメリカから逮捕状が来ていたので捕まってアメリカに送還された人は
なんと主人の同級生で同窓会でも会って話しした人でした。
主人の会社の元従業員で会社のお金を盗んで逮捕状も出ているけど
捕まらないで何処かに潜伏してる人は結構居て、
やはりアメリカ政府から以来だったのと
比較的富裕層の出身だったので逮捕されやすかったのかしら。
私はフィリピンのことは全体的には好きですし
フィリピン人も良い所は沢山あって好きなんですが
それとは別に教育の欠如から国民全体の質が徐々に低下してる気がします。
もっともこれはフィリピンだからではなく
教育を怠ればどこの国でも起こり得ると思うんです。
そんな中、金曜日に起こったデパートでの出来事。
桃ちゃんが体操教室をしている間、デパートに買い物に行ったんです。
最初に運転手さんのお弁当入れを見つけて
(うちの運転手さんは食事時間に仕事させる場合は100ペソ支給+お弁当なので)
2段重ねには「10%OFF」のシールが、
3段重ねには割引シールがなかったので店員さんを呼んで
「これ、2段重ねだけが割引なんですか。」
と聞くとそうだ、とのこと。
「じゃあ2段重ねでいいです、これ下さい。」
と言うと
「あ、ちょっと待って下さい。じゃあこれは展示品なので在庫取ってきますね。」
と言うので、何処まで取りに行くのか
遠くの方に歩いて行くので他の店員さんに
「ちょっと鍋見てきます。」
と鍋を見に行き、
さっさと気に入ったのが見つかり20%割引だと言われて喜んでカゴに入れて
お弁当入れに戻り、さっきのお姉さんに話しかけると
「あ、お弁当入れ、あれが最後なので展示品しかないんです。
それでもいいですか?」
と言うので「いいですよ。」と言うと
「じゃあ、箱があるので探してきます。」
と言い、また何処かに出かけて行きました。
それで象印の電気ポットが欲しかったのでそれを見に行きました。
電気ポットは電気が勿体ないので今まで使った事がないのです。
でもスペインに行ってる間に虎次郎がお茶飲みたい時やカップラーメン食べたい時など
(虎次郎はお茶が好き)
お湯が常に沸いてると便利ですし、
タイマー付きを買えば頻繁に沸騰させるのを避けられます。
カップラーメンは今は月に1回くらいしか食べないけど
私がスペインに居る間はメイドさんの食事が食べれない時があるかもしれないので
少し多めに用意していこうと思います。
象印のポットもさっさと選んで
これも展示品しかないですと言われたけど「それで良いです」と
急いでるので(桃ちゃんのお迎えまで後30分)箱入れはレジで会計中にやって下さい、
とレジに走って、
あ、そうだお弁当入れだと思ってさっきのお姉さんにお弁当入れは?
と聞くと
「箱がなかったんです。他のは全部箱があるのに、これだけないんです。」
と言うので
「箱なんて要らないからレジに持って来て。」
と言うと、数分後にレジに持ってきました。
お弁当入れ、お鍋、ポットの会計をしてもらったんですが、
念の為に
「お弁当入れは10%の割引で、ポットとお鍋は20%の割引なんですよね。」
と聞くとレジのお姉さんが
「全部20%の割引ですよ。」
って。
「いや、そんな事ないですよ。お弁当入れには10%悪引きのシールが貼ってありますから。」
と既に袋に入れられていたお弁当入れを出して10%割引のシールを見せようとしたら
そのシールがない、剥がされた後があるのです!!
そしたらレジのお姉さんがよくよくレジのパソコン画面を見て
「あ、やっぱりポットとお鍋は20%割引だけど、お弁当入れは割引なしでした。」
と言うので愕然としました。
さっきのお弁当入れ売り場のお姉さんに来てもらって聞くと
「割引はないみたいで~。」
とつんとした顔で言うので、
「ないならないでいいけど、じゃあどうして割引のシールが貼ってあったの?
しかも私に黙ってシールを剥がしてレジに直接手渡したでしょう?」
と色々言っても
「でも割引はないんです。」
と言い張るだけ。
それで売り場のマネージャーさんを呼んでもらったのだけど
彼が調べたらやっぱり割引はあったんです。
しかも私が状況を説明して、彼が
「どの店員さんが対応したんですか。」
って聞いた時には何もせずに立っておしゃべりしてた売り子3人は蜘蛛の子を散らすように消えてしまった後でした。
結局、そのお弁当入れは割引があるのだけど
上司の許可の署名を貰わなくてはならず
それを待つこと30分。
桃ちゃんの体操教室は午後7時半に終わっていたけど
到着したのは8時15分でした。
もうお弁当入れなんて放っておいてさっさと帰れば良かったです。
でも運転手さん、1人は市場でお弁当入れ買えたけどそれも最後の1つで、
今回も最後の1つだったので
今は蓋がちゃんと閉まらないタッパーを使ってて
何かあってこぼれたら車が汚れるし
どうしても買いたかったんですよね。
それにしてもお鍋や象印は一人の男性店員が対応してくれてススッといきましたが
お弁当入れは3人の女性店員がたむろしておしゃべりしながらで
しかもこの遅さ。
遅いだけじゃなくて勝手に割引のシール剥がすし・・・。
女性の方が男性より多く話すような脳の機能になってそうですが
それと関係して仕事がおろそかになるのかしら。
そして、これがその時に買ったお鍋で、
韓国製らしいんですが超軽量で重量200g
フライパンはもうちょっと重かったですがフライパンにしては軽く、
熱伝導がいいらしく「今までの半分の時間で調理出来ます。」と書いてあります。
私はスペインにご飯を炊くお鍋を持って行きたかったので
こちらを購入。
そしてこれは半年前に私がメイドさんに使っていいわよとあげた包丁3つ。
あげた時はちゃんと柄がついていましたが
見るも無惨なこの姿。
私が日本から持って来て10年以上使ってる包丁などもあって
刃がギザギザなのは木や缶を切ったりしてるから。
「柄がないから指切っちゃいました。薬とバンドエイド下さい。」
と言いに来るし・・・。
そう言えば忘れもしない、
結婚したばかりの時、義母の家のメイドさんが冷蔵庫の扉を外したり、
物を壊す頻度が多くて
それは冷蔵庫を使ったこともなければ、
割れ物で食事する事もあまりなかった
(プラスチックのコップや皿)
からだったよう。
モンテッソーリが子どもだからこそ子どものサイズにあった本物を使わせなさいと言ってたのは
やはり小さい頃から本物を使って実体験する事が習得に不可欠だからでしょう。
大人になってからでは編み目を飛ばして編んだセーターのようだと彼女は言ってましたよね。
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<どうでもいい菜の花家の食卓>
サーモンのガーリックソテー
バジルが余ったのでお豆腐のチーズ焼きにのせてみました。