レスタン湖はアルジェレス・ガゾストの町からちょっとしたドライブで着いてしまう
近場だけれど楽しめる小さな湖です。
でも日本語で検索しても出て来ないので
観光スポットとしては順位が下の方かも・・・。
観光案内所でお勧めですよと言われたんです。
エスタン湖についてのウィキペディア(フランス語)
http://fr.wikipedia.org/wiki/Lac_d'Estaing
レスタン湖に行く道はいくつかあって
主人はサイクリングでその辺を走り回っていたので大体この辺~と分かっていたようですが
それでも現地で購入した詳細な道路地図が役立ちました。
途中、いくつかの村を通りますが、
小さい村では人を見かけません。
フランスは本当に教会が多くて
小さい村でも立派な教会が建っています。
教会としては使われていない場合が多いのが不思議なくらい。
あの山の麓辺りに湖があるのかしらね~など
地図を片手にのんびりドライブ。
突然、視界が開けて湖が現れました。
でも本当に小さい湖です。
真ん中に停まっているのが家の車です。
湖について一番最初にあった駐車場に停めたんですが
(つまり湖の手前辺り)
もっと湖の奥の方に停めた方がトイレがありそうな建物などもあって良かったかもしれません。
いや、実際にトイレがあるか行ってみてないので分かりませんが
寒かったのでトイレがなくてちょっと困りました。
桃ちゃんが一番好きな動物、馬が居て
大喜び。
(二番目に好きなのは犬で、三番目は猫だそう。)
私はハイキングして歩きたいのですが、
桃ちゃんは馬から離れません。
ちょっと歩いても走って馬の方に戻っちゃいます。
主人は寒いし風が冷たいからサイクリングしようか迷ってましたが
せっかく自転車持って来たし
彼は歩くのは好きじゃないのでサイクリングに出かけました。
私が写真を撮ると桃ちゃんは馬はシャッターの音が嫌いだから撮らないでって。
30分くらい馬の所に居ましたが
桃ちゃんを説得して、
あの山の雪のある所まで行ってみようよ~と歩き始めました。
湖の左側は自動車も通れる舗装された道ですが
右側はこんな感じです。
場所によって湖の色が変わります。
ミネラル分が多い水質なのかも。
フランスのハイキングコースは標識がしっかりしていて
歩きやすかったです。
次の目的地までの時間が表示されていますが、
どこも遠そう。
こういう標識は意味が分からず・・・
500m先に何か注意しなきゃいけないものがあるらしいんですが。
もうこの辺りは湖を通り越した先なんですが
ぬかるみが多くなってきました。
雪解け水が山から場所を選ばず流れて来ます。
遊歩道の一部が小川状態ですが、
歩くのに支障はありませんでした。
さっきの注意看板はこれだったよう。
上は雪ですが、中は空洞で、
雪の下は小川。
結構、高さがあるので
落ちたら怪我をしそうです。
フランス人の家族ハイカー達にどんどん追い越されます。
桃ちゃんくらいの子やもっと小さい子も沢山歩いているんですが
歩くの速いです。
そして私や桃ちゃんと違って水たまりとか、ぬかるみとか気にせず歩きます。
あの山の雪の所まで行こう・・・と思っていたのですが
どんどん遠くに見えて来て
寒いし、桃ちゃんも疲れてきて
2時間で断念。
これから引き返します。
本当に小さい滝ですが、
水の勢いが良く、
大きな水音が聞こえています。
滝の音って惹き付けられますよね。
山歩きが好きな人はテントと寝袋持って
山岳ガイドさんを頼んで
この辺りの山を歩き回ったら楽しいでしょうね。
(大家さんがそういうツアーは多いと教えてくれました)
引き返そうと振り向くと湖があんなに小さく見えます。
さっき車を停めた場所は風がびゅんびゅん吹いて寒いんですが
この辺りは風もなくて日が照っていたので温かく
私も桃ちゃんも上着を脱ぎました。
桃ちゃん、さっきはゆ~っくり歩行だったのに
帰りは走っていて・・・
それは馬の所に行きたいから。
(ここは風が強く寒いのでまたジャケット着ました)
ところが戻ってみると、馬は車を停めてある駐車場側に居るではないですか。
橋に向かって走る桃ちゃん。
この橋の向こうは川です。
手前は湖。
戻る時に車に近い湖の向こう側の道路を歩こうよと言ったら
馬が居るからさっきの道を行くと言った桃ちゃん、
当てが外れちゃいました。
馬にたどり着いた桃ちゃん。
シャッターが嫌いな馬の為に私は望遠で撮影。
これはハイキング前に撮った写真なんですが
桃ちゃんが馬を撫でていたら突然馬が座り込んで、
その後、寝てしまいました。
馬が好きな桃ちゃんですが、
ちょっとびっくりして引いてしまったよう。
さっきの川は雪解け水でどんどん大きくなりながら流れていきます。
帰りの車の中で桃ちゃん、
「私が馬を触った手、馬のいい匂いが残ってる~。
この手、絶対に洗わない。」
と言ってたんですが、
家に着いて暫くしたら匂いがどんどん消えて来たとがっかりしてました。
帰りは主人がサイクリングでお馴染みの細い道を通って帰り、
サン・サヴァン村の貯水池に出て来ました。
向こうの丘の上に建っている古いお城みたいな建物の向こうがサン・サヴァン村です。
貯水池と書きましたが、実際には人口の湖(又は池)で
用途は分かりません。
私はハイキングを楽しみ、
桃ちゃんは馬を楽しみ、
主人はサイクリングを楽しんだ半日でした。
この日は日曜日だったので午前中はルルドに1時間だけ出かけていたんです。
(午前中は雨でした)
水曜日の飛行機に乗る為に
フランスのアパートは火曜日の午前中まで。
旅ももう直ぐ終わりです。
あぁ・・・こんな自然な場所に行きたいな・・・フロリダの自然は暑いし虫も多いしあまり好きじゃないんです。
このお馬さんは桃ちゃんに撫でられてリラックスしちゃったんですね~。
心が通じ合ったんではないでしょうか?
これもいい写真です。
確かに!フロリダも自然はきれいだけど、変わった動物とか昆虫とか、は虫類とか居ますよね~。そしてアメリカと言う国はそれを大事にすると言うか、共存する国民だと思うんですが、それは素晴らしいんですが、やっぱり私みたいな都会っ子には難しかったりしました。
フロリダの暑さって春くらいからもうマニラ並みですもんね。でも寒い地域の人から見たら贅沢なのかもしれませんけど。
私、動物のことって実はあまり分からないし怖いんです。だから何で寝たの~と本当に不思議だったんですが、そうか、リラックスしちゃったのかもしれませんね。馬ってそんなに人懐っこい動物だって知りませんでした。この馬、写真では見えにくいんですが東北で荷物とか担ぐ馬みたいな足とお尻がサイみたいにでっかいんですよ。誰かが飼ってる馬なんだとは思うんですが、放牧してあるんですね。観光客の中には撫でたりキスしまくってる人もいました。その観光客も桃ちゃんが何度も馬の所に戻ってくるので言葉は話さないけど桃ちゃんに親切に色々馬の触り方とか教えてくれて、やっぱり馬が好きな人同士気が合うんですね。