昨日、胃カメラをしてきました~。
結果、何でもなくてスッキリ~!!
日本でやろうと思っていたのですが
終わってみたらフィリピンでやって良かったと思いました。
と言うわけでフィリピンで胃カメラをするに至った経緯を書いてみようと思います。
私の場合、昔からわりと胃酸過多になりやすいので
日本から胃散の薬を買って来て月に1、2回飲んでたんですが、
それとは全く別に1年ほど前からビタミン剤などを飲もうとすると必ず喉に引っかかるようになったのです。
引っかかるのは必ず喉の上の方。
ネットで色々調べると逆流性食道炎になる方が最近増えているようですが
それってわりと食道の下の方から始まるんですよね。
食道がんとかは男性に多いとか喫煙者に多いとか書いてあるけど
全く女性がならないわけじゃないみたいですし、
最近、食道がんって無症状で気づいた時は手遅れ・・などテレビの健康番組で言ってるので
これは絶対に検査しなきゃ、と思い始めたのです。
今回、4週間帰ることにした大きな理由の一つがこの食道の検査。
日本で医者に行くとなれば、やはり最初に相談(初診)、検査の日時を決めて・・と時間かかりますから。
それとフィリピンでは信頼出来る医者を探すのは今までの経験上ちょっと難しいと思ったせいもあります。
それが、突然、思いがけず、こちらに住む日本人の友達が良いお医者さんを紹介してくれたのです。
先週の水曜日にその女医さんのことを教えてもらって、
金曜日の午後、彼女のクリニックに行きました。
桃ちゃんが体操教室でしたが、
コーチに遅刻して行きますと話しておきました。
病院の廊下に綺麗な女性やハンサムな男性が座っていたら
それは大抵、メッドレップ(Med Rep)と呼ばれる製薬会社のセールスの人達。
患者さんの診察が全員終わったのを見計らってお医者さんに薬のセールスに行きます。
サン・ホワン地区にある「カーディナル・サントス病院」
フィリピンの病院は普通、医者が病院内のクリニックの部屋を間借りしています。
私が紹介してもらった消化器内科のペーニャ先生の部屋は一階の124番室でした。
(病院の廊下。左右のドアは全部間借りしている医者のクリニックで病棟や検査室は別のビル。)
ペーニャ先生はもの凄く素敵なお医者さんでしたが、
彼女の秘書は携帯で遊んでたりして仕事態度に問題あり。
私は8番目だったんですが、クリニック内の待合室は一杯でそこでは待てないので廊下で桃ちゃんと待ってたのです。
桃ちゃん、お昼がまだだったので病院の売店でドーナツとココアを買って食べさせたりしてました。
普通、秘書の人は廊下で待ってる場合は
「今入った人の次ですからね。」
と言いに来てくれるのに
(中で待ってる場合は自分が次だと何となく分かるのでいいのですが)
この秘書は私の番になって突然呼びに来たので
ドーナツを片付けるのにもたもたして時間がかかり、医者を数分待たせてしまいました。
胃カメラをするの、いつが良いですか、と聞かれて
早い方が良いので明日出来るなら明日が良いですと答えると
その場で内視鏡室に電話してお昼の12時に予約入れてくれました。
費用については秘書が教えてくれると言うので
内視鏡室に渡す処方を貰って出ました。
これがその処方なんですが、土曜日のお昼、内視鏡室に提出すると
「フィリピン・ヘルス(日本の健康保険のようなもの)の書類は何処ですか?」
と・・。
フィリピン・ヘルスは主人が入っていて家族も使えるんですが
昔は外来は使えず、入院のみしか使えなかったので用意しておらず・・。
ペーニャ先生の秘書が本当なら私に伝えるべきだったと思うんですが
彼女、私が費用の事を聞いた時に友達から携帯に電話かかってきて
「まだ仕事場なのよ~」とか言ってたから、きっと言い忘れたんですね。
余分にお金を下ろしていって良かった。
(フィリピンヘルスが使えると病院に支払う金額の控除があって3割り負担くらいになる)
内視鏡室に受け付けにこんなのありました。
<患者の権利>
・質の良い医療を受ける権利
・選択の自由の権利
・個人の意思、決定の権利
・救急の時に対応してもらえる権利
・情報への権利
・秘密厳守の権利
・プライバシーの権利
・健康教育の権利
・尊厳の権利
・自分の宗教への権利
・治療費を知る権利
受け付けのお兄さん、私が処方を出したのにすっかり忘れてしまい
20分ほど待って、あと10分で12時という時、
「12時の検査予定なんですけど、このまま待ってて良いんですか?」
と聞くと慌てて
「まだ同意書などに署名してないんですか?」って。
同意書どころか名前すら書いてませんよ~と言うとびっくりして
速攻で色々やってくれました。
受け付けの不手際で検査が遅れたら次の患者さんにも待ってる医者にも迷惑ですもんね。
中に入ったら体重、身長を測って、
それから上半身だけ病院用の検査服に着替え(ズボンははいたままで良いそう)、
麻酔を担当する麻酔の専門医が自己紹介してくれました。
フィリピンでは麻酔を希望する場合は麻酔科の専門医師を雇うんですよね。
なので眠ってる間に検査は終了。
検査は10分ほどで終わったみたいで、直ぐに目が覚めたんですが
ナースが「ゆっくり寝てていいわよ~」って。
前の日、3時間しか寝てなかったので本当はもっと寝ていたかったけど
エアコンが寒くて寝てられない~。
ナースの人に「寒いですね~」と言ったら
「そうなの。私は厚手の下着を着て、制服の下にTシャツ着て、それから制服着て、ジャケット着てるけど寒いのよ。内視鏡の器械が暑さに弱いみたいで温度を上げられないんですって。」と。
それなのに患者さんは薄いシーツ1枚なんてね~。
家から毛布持って来るんだったわ。
5分ほどしたらペーニャ先生が来てくれて
胃カメラの時に撮った写真や、ピロリ菌が陰性だった話しや、食道に腫瘍など何もなかったから
年齢のせいで飲み込みが悪くなってるのかもしれないわね~と。
胃の方は胃酸過多でちょっと赤くなってるからって薬の処方をくれました。
私に付き添ってくれた運転手さんと一緒に病院の敷地内にあるレストランで遅いお昼。
食事中、雷が鳴り出したので運転手さんに雨が降る前に車まで走ってもらったのだけど
私が会計して駐車場内にあるレストランを出ると大雨。
ここの駐車場って一見、屋根があるみたいだけど穴だらけ。
しかも駐車場から病院の建物まで屋根のある舗道なし。
レストランのお客さん、病院の建物までどうやって行けばいいの~と困ってましたが
レストランが傘を貸してあげてました。
私は運転手さんが車でお迎えに来てくれ、あまり濡れずにすみました。
処方箋で頂いた薬、その辺の薬局に買いに行きます。
ここの人って本当に楽しそうに働きますよね~。
これがその処方箋。
この薬は1日1回ですが、一錠100ペソ(240円)。
富山県にある広貫堂(?)が武田製薬に製造して納めていると書いてあります。
これも日本製で、1日3回。
福井県の住所。
薬代を払う段階になってお値段にちょっとびっくり。
でもこの薬、飲んで1日で本当にびっくりするほど胃が晴れやか~。
やっぱり症状がある時は日本でやりたいから・・なんて1年以上も我慢するなんてしない方がいいですね。
かかった費用の合計は次の通り。
最初の診察費 600ペソ(1440円)
内視鏡の病院からの請求費用 6273ペソ(15055円)
ペーニャ先生のプロフェッショナル費 6000ペソ(14400円)
麻酔科医へのプロフェッショナル費 3000ペソ(7200円)
薬代(1ヶ月分) 4102ペソ(9845円)
合計 19975ペソ(約4万8千円)
プロフェッショナル費は病院に払う費用とは別に
医者が丸まる自分の収入として請求出来る費用。
もちろん税務署に個人収入として申告してる筈です。
会社で私営のグループ保険(HMO)などに入ってるとず~っと安く済むんですが
会社が負担してくれて団体で入るならともかく
私営の保険に個人で入るとびっくりするほど高いのです。
保険無しでこの値段、アメリカなどと比べるとずっと手が届きますよね。
もちろん日本なら3割り負担なのでもっと安いでしょうけど、
健康診断の目的で日本で定期的に戻ってる人は良いんですが
私など、去年の11月に家族で帰った時も旅行が主になってしまい医者には行けなかったのです。
そうやって気になりながら暮らすのって消化器系の病気はよけい酷くなりそうです。
それより日本で出来るだけ節約して生活しようと思います。
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<どうでもいい菜の花家の食卓>
アメリカ製の市販のブラウニーミックスを使ってブラウニーみたいなものを作ったんですが
本当は水と卵と油を混ぜるだけなのを
油はエクストラ・バージン・オリーブ油、卵はオーガニック、水の代わりにサワークリーム、
そしてさらにクリームチーズを分量の1/3ほど足したので
チョコレートクリームチーズケーキみたいな味になりました。
(上にのってるのはピーカンナッツ)
同じ生地をマフィン型に流してセミスイートチョコチップをトッピング。
マフィンの方が人気ありました。
傷みそうなお豆腐をメイドさんに揚げてもらい、
それを子どもが食べ残した麺つゆとキムチの残りで一煮立ちさせてお弁当のおかずに。
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<うちの犬>
ポメロ(大きなみかん)をフジにあげたら大喜び~。
フジはさっきも青いマンゴを食べてたけど酸っぱいものが好き。
フジの方がかなりしつこい。
だからクマは嫌だって言ってるでしょ~と人間の言葉で言っても通じませんね~。
というかクマが黙ってやられてるからどうしようもないです。