フィリピン大学は前回ブログに書いたように8月始まりとなったのですが
(どうも東南アジアの国々のいくつかでそう合意したらしい)
今年度まではまだ3月が学年度の終了。
でもまだ4月の始めまで提出物とか、テストとか色々あるみたいです。
今は試験週間で、息子虎次郎は明日、一般教養の英語のテストなのだけど
夕べ突然、コピーした小説がないと言い始めた。
家中探したけどない・・・。
その小説と言うのはラテンアメリカで書かれたこちら。
「The Death of Artemio Cruz 」 January 1, 1964
著者: Carlos Fuentes
(アマゾンサイト)
また学校に行ってコピーしてくると言って
息子は早くに大学に出かけて行ったけど
既になかった・・・。
フィリピン大学って各学部にコピーセンターがあって
(廊下にコピー機が置いてありお姉さんが複写してくれる)
先生は自分の教員室の近くのコピーセンターに一定期間、本や教材を置いておき
学生が複写出来るようにしてくれるのです。
だから先生はもうオリジナルの本を引き取ってしまったのでしょうね。
虎次郎の英語のクラスは全部で5人しか居ないそうだし。
(人気がない先生なのかしら)
そもそもフィリピン大学では一般教養の英語に英文学や英語で書かれたその他の言語の文学を取らなくても
英語の劇とか、英語のスピーチとか他の学生にとってはもっと簡単に単位も点数も取れそうな講義は色々あるわけなのです。
虎次郎は人前で話したり、対話したりするのは嫌で
苦手な文学を取ったんですが。
この本、ネットで調べたらフォートボニファシオのフーリーブックト書店にあると書いてあったので
確認の為に電話したら音声で
「ただいま忙しいので電話に出れません。メールをするか、発信音の後に電話番号を残して下さい。」
って。
そんなの当てにならないので
仕方なく出かけて行きましたが、
結局、売り切れでした。
きっと大学の講義で使う先生が多いので
売り切れるんでしょう。
ネットでは在庫ありって書いて「カートに入れる」ってあって
実は在庫がないなんて詐欺みたいですよね。
きっと全部在庫ありって出てきて
発注したら取り寄せる仕組みかもしれません。
売るためなら何でもありなんでしょうか。
アマゾンだってそんなずさんな事はしていないのに。
ここの書店は行けば在庫の確認をしてくれますが、
行かないと無理なのが難点。
在庫があったとしても600ペソちょっとの金額だと言われました。
アメリカドルで$13以上。
アマゾンでは$6くらいなので
倍以上ですね。
ないものは仕方ないのでついでに桃ちゃんが読みそうな本を買って帰りました。
桃ちゃんは最近、テレビば~っかり見ていたのだけど
フィリピンサイエンス時代のママ友に
「本を一緒の時間に読む(親子で別々の本)時間を作る」
「本の内容を子どもに語ってもらう」
「その内容の一部で寸劇を作って一緒に演じる」
のがいいわよ~と言われて
一緒に書店に行って本を買ってきました。
それ以来、桃ちゃんはテレビの存在なんて全く忘れてしまって
本にはまっています。
虎次郎に関しては試験の2日前に読み始めようとした自分が悪いというか、
それまでコピーがなくなってることに気づかなかった自分が悪いわけだし
ネットで小説の一部を見つけたけどパスワードがないと複写出来なくて
ちゃんと読むなら有料でもいいけど
どうもネットで要約やあらすじを見つけたみたいなので
またゲームしたりアニメ見たりしてるし
放っておくことにしました。
落としたらまた取ればいいって本人も言ってたし。
あ、落としたらまた取れば良いと言ってたのは「英語」じゃなくて
「機械工学」の授業でした。
と言うのはある時、試験があるから運転手さんを貸してと言われていたのですが
桃ちゃんのお迎えと重なったので
私が早めに出て午後3時に桃ちゃんの学校に着いて
息子の虎次郎は4時に出る(5時から試験)と言ってたので
オルティガスから1時間で戻れると思っていたら
うちの運転手ってそういえば渋滞だと一番混んでる車線を走る人だったのを忘れていて
自宅に戻ったのは5時近かったみたいなのです。
運転手は途中で家に電話して間に合わないと伝えたけど
それだと徒歩で大学に行くしかなくて
息子は4時半に家を出たけど
試験会場に着いたのは5時数分前。
その時にサイエンティフィック計算機を忘れたことに気づいたのです。
取りに戻ったら試験は0点なので
試験を受けて、それでも100点満点で22点は取れたけど
他の試験などの結果も合わせて平均を出していくので
1つのテストが低いと足を引っ張って合格点に達するのが大変なのです。
この先生は全く教えないので有名な先生だそうだし。
だから、もしかしたら落とすかも・・・
ま、もう一度取ればいい、って言ってたんですよね。
でも結果は最終試験でクラスで1番の成績で合格でした。
1番って言っても30人の中の1番ですけどね。
合格点を取ったのは9人だけで
後の21人は落第でもう1度取り直ししなきゃいけないようです。
教えない先生にあたるとそうなっちゃいますよね、きっと。
虎次郎も自分で勉強したらしく
全く授業に出て来てない生徒も合格してたから
自分も授業に出ない方がもっといい成績取れたかもなんて言ってましたが
(出席も取らないらしくて)
実際どうなんでしょうね。
家に居るとコンピューターの前に座ってるだけなので
外に出て授業に出たり、教室まで歩いたりする方が
私は健康の為にいいと思うので出て欲しいです。
授業が役に立つかは分かりませんが。
小説の話しに戻りますが、
かなり有名な小説みたいなので
もっと早く分かればアテネオ大学の図書館とか、
あるかもしれないと思います。
でも複写には私は反対。
やっぱり著作権があるし、
こういうのは基本的な人間として相手を尊重するべき当然のことだと思うのです。
大学の先生も当然のように生徒に複写させるのではなく
本を買うように輸入業者と話しをつけておくとかしてくれたらいいですよね。
(日本のように書店に注文すると簡単に取り寄せられないのが難点。
多分取り寄せたら3ヶ月以上かかるので小学校などは予め学校が注文しておく場合が多い)
皆が本を買えば本も流通し、
読み終わった学生が古本としてまた売ったりもするでしょうし、
本は決して買って損はないと思います。
今はEブックなどもあり、
この本もそれで売られてましたが
桃ちゃんが近視になったのはiPadのせいで
眼科医もパソコンとタブレットは目を本当に悪くすると言っていたので
個人的にはやはり印刷物が好き。
公立の図書館などもここにはないし、
本を読む習慣がない子ども達がどんどん育っていって
きちんとした文章も書けない人が多いのは残念。
本を読まないのは遺伝ではなく環境で、
読む事でどんどん見聞を広めて
広い視野で物事を考える人になれるのですから
暗記ばっかり、テスト、テストで子どもを追いつめるみたいな教育じゃなく
楽しく読んで、自分の考えをしっかり言える子ども達を育てて欲しいものです。
それには先ず、公立図書館が身近にあって欲しいです。
予算がない・・・と言うのはちょっと言い訳に聞こえます。
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<どうでもいい菜の花家の食卓>
たまたま余った材料で里芋とお豆腐を中華風に煮込んでみました。
味付けはウィーバー(中華スープの素)、酒、醤油。
プロシュートとオリーブ入りほうれん草のオムレツ。
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<つぶやき>
うちではさっきまでグアムから来た主人の友達を囲んで庭で飲み会してましたが
主人が翌日仕事だから12時までと決めて、その通りに帰ってくれました。
グアムの友達を突然うちに泊めると主人が言い出したハプニングもありましたが、
え~前に両親が使ってた部屋は今、メイドさんが使ってるのです。
メイドは屋根裏に寝てたけどマダニが何万匹って感じで増えてしまって
メイドさんは全身真っ赤に噛まれて夜も寝れないほど体中をダニが這って血を吸ってたんですよね。
直径2、3mmの目に見える種類のダニです。
じゃあリビングルームしかないのでそこにマットレスを置いてベッドを作ったけど
安いホテルに泊まるってうちの運転手に送ってもらって帰りました。
そりゃリビングじゃ休まりませんよね。
うちはゲストルームがないので仕方ないです。