fernhaven rd.

狭いベランダで育てているバラのこと、趣味のこと、トールペイントのことなどなんてことない毎日を書いていきます。

おかしな叱咤激励!?

2017-01-20 20:23:41 | 日記
先日のお稽古の時のこと。

パッチワークが大好きで大好きで、針を持たない日はないくらいな生徒さんOさんが、ペイント(トールペイントも習ってくださっています)しながら

「年取って、針が持てなくなったらお花の季刊誌BISESをながめながら余生を楽しもう、と思ってたのに、販売中止になるらしいの。」

と、悲しげに私におっしゃいました。

その時、私の脳は、BISESが販売中止になる(こっちが主なのに)、と言う事よりも、年取って針が持てなくなったとき、と言うワードに反応してしまったのでした。

「そんな!針が持てなくなる時が来るなんておっしゃらないでくださいよ、葛飾北斎は70歳で富嶽36景を描き、75歳の時にはグラフィックアートの傑作と言われている富嶽100景を描いたんですよ。

ずっとずっとがんばりましょう。」と、大きな声でOさんを叱咤激励してしまいました。


きっとOさんだけじゃなくお教室にいる生徒さん全員が「?????、センセイ、何言ってんだろ?」と思ったに違いない。

常々、言葉って大事、と思っている私としては、針が持てなくなる時が来る、その言葉がOさんの脳に暗示をかけたら本当にそんな時が来てしまう、と咄嗟にそんな風に思ってしまったのです。

毎週録画して見ている〈ホンマでっかTV〉でも、心理学の先生たちがよくそういう風におっしゃっているでしょう?

言葉に出して言うと脳はそのように行動しようとすると。


いや、それにしても突然葛飾北斎って、なんのこっちゃ?ですよね。

NHK教育の『日曜美術館』で放送された〈画狂老人葛飾北斎〉を見て、年を取ったら身体も悪くなるし頭もボケるなんて考えずに

前向きにいたらずっとがんばれるんじゃないかな、と思ったんです。

葛飾北斎は75歳の時に「80歳になったらますます絵が進歩し、90歳になったら奥義を極め、100歳になったら神業の域、110歳になったら一点一画生きているような絵が描けるようになる。」

と、言ったと言う事です。

そして、本当に絵に心血を注ぎ90歳で亡くなるまでずっと絵を描き素晴らしい作品を生み出し続けたのです。


天才中の天才の画業を例に挙げるなんて、、ですが

まぁそのことが頭の片隅にあったので、上記のような言葉が、、、出ちゃいましたあはははは











コメント (2)
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